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あかね雲 〜生きる意味〜
不思議な世界行ったり来たり???
大入道が来た 1
ある日、のっそりと部屋に入ってくる大入道の姿があった。
大きな体に似合わず、どこか肩身の狭そうな様子で、私の前にちんまりと座りこむ。
大きな体なのにちんまりとは・・・私は思わず苦笑してしまった。

「どうしたの?
 今日は大入道ひとりで来たの?」

ちょっとバツの悪そうな顔をしながら、大入道はうなづいている。
まるでイタズラをして叱られるのを待っているような図に、私は笑ってしまった。

『姉さん、なんだ、知っているのか?』

「知らないわよ、私は何も知らない。
 私が笑ったのは、大入道が小坊主みたいに視えたからよ。
 いつもの大入道ではないみたいだもの。」

大入道は私の言葉に苦笑しながら、少し膝をずらして楽な姿勢をとった。

「いつも私の前でかしこまることなんてないのに、何かあったの?」

『あぁ、ちょっとやってしまってな。
 姉さんに叱られるぞ・・・と皆に言われてきた。
 だから、先に謝っておく。すまなかったな。』

そんな・・・いきなり謝られても私には訳が分からないよ・・・。

「何があったか話してくれる?
 そうじゃないと、私には分からないもの。話してね。」

私の言葉に、大入道は仕方なさそうにうなづいた。

『そうだな、その為に来たんだもんな。
 叱られても、姉さんに話さなければ・・・。』

うんうん、と頷きながら私は大入道に話を促した。

もう数十年前のことになるが、大入道は大分県の三重町にある、
内山観音に遊びに行ったそうだ。
内山観音には、私の大好きな仁王さんがいる。
大入道が内山観音を訪れたのは、私が生まれるもっと前の話だと言う。

内山観音の周りの山や田圃にも、妖怪たちがいると話してくれた。
私は嬉しくなった。
それと知らずとも、私は幼い頃に妖怪たちと遊んでいたのかもしれない。

『あのな、内山観音にはご本尊として小さい木彫りの仏さんがあるだろう?』

「あぁ、知っている、小さい観音像ね。
 何でも母の実家とご縁があったとか聞いたことがある。」

『それなんだ。どうして姉さんのお母さんの実家と縁があるか、知っているか?』

子供の頃に不思議な話として、伯父が話してくれたことがある。




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