あかね雲 〜生きる意味〜
不思議な世界行ったり来たり???
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

カーペット
ネパールのポカラに、チベッタンキャンプという所がある。

ここは政府の政策により、チベットから連れてこられた人々がただ難民として
土地や家を与えられただけで、これと言った仕事も無く
ただ暮らしている場所がある。

ここで糸を紡ぎ、カーペットを織って直販をしているところに行った。
糸を紡いでいるのは、数人のおばあさんたちだ。
中にはお経を唱えながら、糸を紡いでいるおばあさんもいる。

家の中では、若い娘さんたちがカーペットを織っている。
使っている様々な色の糸は、外でおばあさんたちが紡いだ糸だ。
早い早い・・・見事な手さばきで織っていく。

カーペットを売っているお店に入る。
ただ広い場所にカーペットを積み重ねていたり、壁に飾ってあったりする。

私は入り口から入った右手の奥に、誰か座っているのを視た。
積み重ねたカーペットの上に座り、私の方を視てニッコリと笑う。

「誰なんだろう?」

そう思いながら、奥に向かって歩く私。
足が止まったのは1枚のカーペットの前だ。

いいなぁ! このカーペット、凄くいい!!! 欲しい~~~!!!!!

目の前のカーペットに一目ぼれ!!!

「ねぇ、ほら見て、このカーペット、どう?」

私の問い掛けに、同行した皆は一様に笑顔で頷いている。
カーペットの上に座っている見えない方は、相変わらずニコニコしている。

「このカーペット、いただいて帰りますね。」

『そうしてくれ、これはとても良いものだ。
 ぜひ、姉の家の中に置いてくれ。
 そうすれば、他のものたちもこの上で楽しむだろう。』

「そうですか、他の皆さんもお気に入りですか。」

『ウム、このカーペットの糸を紡いだ者も、織った者も良い人間だ。
 本当に心を込めて糸を紡ぎ、心を込めて織っている。
 その者たちの心も一緒に、姉の家に置いてくれ。』

「分かりました。喜んでいただいて帰ります!」

その方は、またニッコリと笑って頷くと、カーペットから降りてくれた。

お店からカーペットを抱えて出た私は、糸を紡いでいるおばあさんたちに

「買ったよ~~~!」

と見せると、おばあさんたちは笑顔で

「ナマステ~!」

と両手を合わせて挨拶をしてくれた。

私は厳重に梱包されたカーペットを持ち帰り、今は洗って干している。
もうすぐ、和室のある場所に置くことになるカーペット。
誰が訪れて、このカーペットの上で楽しむのだろう?
その時は、私にも教えてね。




その後、たくさんの方々がこのカーペットの上で休まれている。
妖怪たちは少々遠慮気味ながらも、時折座っているようだ。
もちろん私たちも、カーペットの座り心地を楽しんでいる。



  ランキングに参加しています。
皆さんのワンクリックが1票になります。応援のクリックをお願いします。


スポンサーサイト

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
http://akanegumoasuhe.blog88.fc2.com/tb.php/639-10b3e33c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

あかね雲

Author:あかね雲
私が触れた不思議な世界と、ご縁のあった出来事などを気の向くままに書いていきます。

人気ブログランキングに参加しています。応援クリックよろしくお願いします。
人気blogランキングへ



最近の記事



最近のコメント



最近のトラックバック



月別アーカイブ



カテゴリー



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



ブログ内検索



RSSフィード



リンク

このブログをリンクに追加する





上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。