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あかね雲 〜生きる意味〜
不思議な世界行ったり来たり???
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風になったババ
3日の朝「どんど晴れ」を見ていた時のことだ。

私の左手を、誰かに包まれた。
温かく柔らかく、優しい誰かの手だった。

ふとつぶやく声が聞こえた。
テレビの音と重なった。

主人公の夏美が「三郎」という男の子と、夜中に外で話している最中だった。
強い風と一緒に訪れた男の子。
夏美と話していて、強い風が山からクルミを運んできた画面のときだった。

私の左手が、なお温かく包まれた。

私はテレビが気になりながらも、左手に注意を向けた。
私の左手を、誰かが握っているのが分かる。
握られた手に、誰かの頬が寄せられている。


『姉さん、ババが死んだ。』


ババ? 
ババと言う呼び名が誰をさすのかも分からないながら、私は突然悲しみがつきあがり、
涙が溢れそうになった。私・・・ババを知っているんだ・・・。


『ババが死んだよ。ババは風になったよ。』

私の左手を握っているのは、女の子のワラシだ。


ワラシは、ババが死んだときの様子を私に視せてくれた。
白い髪にシワ深い穏やかな顔、微笑んでいるような顔、目を閉じたままの顔。
私の知らない・・・でも、どこか懐かしいババの顔。

ババの顔がふと霞んだようになった。
私の涙なのか、それとも本当に霞んだのか・・・。
霞を動かすようにふと空気が動いた、かすかな風。
風が動いたあとには、ババの顔はなかった。

今までババが寝ていた布団があり、ババの着ていた着物が主を失ったように、
そのままの形で残されている。


『ババが死んだよ。ババは風になったよ。』


ワラシの言葉が、また私に聞こえた。



本当だ・・・本当に懐かしいババは風になったんだ。

いきなり泣き出したくなった。

夫はテレビを見ている。
その隣で、私は懸命に涙をこらえながら画面を見た。


画面には、一緒に写ったはずの写真に三郎の姿はなく、驚く夏美の顔があった。



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

4日から6日まで、留守にします。
コメントへのレスやメールや電話は、7日からになります。
どうぞ、ご了承ください。

暑いなか、どうぞ、よき日々でありますように・・・。



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