あかね雲 〜生きる意味〜
不思議な世界行ったり来たり???
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「邪馬台国のチサとオト」 知られていない物語 18
18話


オトの術者としての、新たな日々が始まった。
「オト、ここから先、私は術は教えられる。
 しかし、その術を完成させていくのは自分でやるしかない。
 私では導けないのだ。」

卑弥呼の言葉を真剣に受け取ったオトは、卑弥呼から形を受け取り、
そこに力を加えていく。力となるのは自分の内に持っている陰の力と、
チサへの想いからなるまだ掴めていない何かだ。
何かを探し出し陰の力と合わせて織り成していく。
まだ掴めないだけにオトは試行錯誤を繰り返し、日々黙りこくったまま
真剣に取り組んでいる。
チサは時にオトに寄り添い、時に離れ、何か言いたげにオトを見守っている。
今は自分が言葉をかける時ではないと思っているのか・・・。
ある日、チサは我慢できなくなり、とうとう卑弥呼の元へと急いだ。

「ねえさま、私、どうしたら良いのでしょうか?」
「チサ、どうした?
 何を思い、どうしたら良いのかと私に聞くのだ?」
「オトのことです。
 近頃のオトは怖いくらいです。
 何を考えているのか、私の方をじっと見ているかと思えば、
 全く気づかぬように見ない時さえある。
 私はどうしたら良いのでしょうか? 
 オトは何をしているのでしょうか?」
「チサ、それは私に聞くことではない。
 オトと話し合うことではないのか。」
「ねえさま、オトと話しても良いのでしょうか?」
「話して悪いことなど何もない。
 チサはオトと話したいのだろう?
 オトが何を考え、何を想い、何をしているのか知りたいのだろう。
 聞けば良い。チサが真剣に聞けばオトは答えてくれるだろう。」
「ねえさまは、私がオトのことを想っているのを知っているのでしょう?」

チサは卑弥呼に真剣な顔を向けてくる。
卑弥呼は思わず優しい姉の顔になり、柔らかな声でチサに言葉を向けた。
「チサ、私はあなたの姉です。
 あなたがどんな想いをオトに抱いているのか、知っています。
 それは、とても素晴らしい想いなのですよ。
 誰にも負けない、何者にも負けない素晴らしく強く大きく深い想いなのです。
 チサは自分でも知っているのでしょう。
 ならば、それをオトに話してきなさい。
 大切な自分の想いなのだから、しっかりとオトに告げてきなさい。」
温かい卑弥呼のまなざしを受けて、チサは大きく頷いた。
「ねえさま、ありがとう!」
言うとチサは立ち上がり、小走りでオトの居る方へと駆け出していった。


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