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あかね雲 〜生きる意味〜
不思議な世界行ったり来たり???
「邪馬台国のチサとオト」 知られていない物語 1話
1話

邪馬台国の時代、卑弥呼の住む地を探し当てたひとりの男がいる。
幾重にも結界が張られ、見知らぬ者は容易なことでは入り込めないようになっている土地。
どのようにして結界を抜け、探し当てたものか・・・。

男は大柄な体つきで、端麗な顔立ちをしている。
しかし、その服装や容貌は邪馬台国の人々が見慣れたものではなく、持っているものも違っている。
大柄な男は小柄な男を共に連れながら、卑弥呼の住む地に足を踏み入れた。

深い山の中を抜けた男は、一歩踏み入れた足をとどめて、ぐるりと辺りを見回した。
鋭い眼光で深い奥を探るように見つめていた男は、何かを見つけたのを確かめるように頷いた。

大きな建物と、やや小さな建物があり、隣にやや小ぶりの建物がある。
男はやや小ぶりの建物に向かって歩き出した。
小柄な男は何かを言いながら、慌てて後を追っていく。
男はその声に構わず、確かな足取りで建物に向かって歩き続ける。

ふいの見知らぬ侵入者に驚いた村人たちが集まり、男を止めようと前に立ちふさがる。




男は立ちふさがった村人たちに向かい、丁寧なお辞儀を繰り返す。
思いがけない男の態度に驚いた村人たちは、困惑したように顔を見合わせている。

「お前、どこから来た?
 誰に連れてきてもらったのだ?」

村人の問い掛けに、男はほんの片言の言葉を返した。

「わたし、ひみこさまを たずねてきた。」
「卑弥呼様を訪ねて来ただと? お前の言葉はおかしいぞ、どこから来たのだ?」

「ぎのくにからきた。」
「魏の国からだと? お前たち、誰か知っているか?」

あちこちから「知らないぞ」との言葉が飛び交った。

村人たちの騒ぎを聞きつけて、装具に身を固めた逞しい兵士が走ってきた。

「何事だ?」
「この男が魏の国から来たと言っています。」
「魏の国から来ただと? これは卑弥呼様にお知らせしなければならぬことだ。
 お前、一緒に来い!」

兵士の言葉が分かったのか分からないのか、男はやや首をかしげていたが、おとなしく

兵士に従って歩きだした。小柄な男も足早に付いていく。
兵士が向かったのは、男が向かおうとしていたやや小ぶりの建物だ。
それと知った男は、満足げに頷いている。

「ここで待っておれ。」

兵士は男に足止めするように身振りで伝える。
それと察した男は、頷くとその場に立ち止まった。
兵士は建物へと入って行くが、立ち止まった男の周りには村人たちが集まり、成り行きを見ようとしている。


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