あかね雲 〜生きる意味〜
不思議な世界行ったり来たり???
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人との付き合い方のひとつ
ニポと話していたときのこと。

『人間が付き合う時ってね、損か得かなのよ。
 この人と付き合うことが、自分にとっては損をすることなのか、
 得になることなのか、それで付き合えば良いのよ。』

「人間が損得を考えるときって、自分にとっての利益や害と考えたり
 することが多いんだけど、そのこととは意味が違うのね。」

ニポは、はっきりと物事がうまく行くように考え、推し進めてくれる。


『人間同士で考えるとね、この人と一緒にいることや付き合うことが、
 自分の成長にとって、良い影響を与えるかどうかなのよ。
 自分にとって励みになったり、叱ってくれたりする人は得をする人よ。
 そして、自分がその人にとって得だと思ってくれるかどうかね。
 お互いに、この人と一緒にいると成長できると思える、それが得な人よ。
 できればお互いに、そう言える間柄でありたいわね。』

そう言えば私にも思い当たることがある。

私が居ることで何かその人の役に立てたらと思うこと、それがその人にとっての得なこと。

私はその人と話すことで、私の知らないことを聞いたり気付かせてもらったりする、
それが私にとって得なこと。

お互いに叱咤激励することができる、お互いに成長することができる。
それが利害関係ではない、お互いに得な人ということになる。

損を考えるより、私は得を考えよう。

ニポの明るいはっきりした考え方は、私にはとても明確であり分かりやすい。



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親の役目
私はここのところずっと

「生きる力」

について考えている。

望んで生まれてきたから生きる!

生きる力はどうやって身につけるのだろう?



『生きる力を身に付けさせるのは、やはり親の責任です。』

親の責任、まずは親がやるということなの?

『そうです。
 親は、そのために親という役目を持っています。
 親は子供が今の社会で、自立をして自ら生きることを教えることです。』

自立と言うと、親離れ 子離れ ということですか?

『そうです。
 本来は、まず親が子供から離れなければなりません。
 親が離れるからこそ、子供は自分で生きていこうとします。』

他の動物のように?

『動物は本能にしたがって、自然に親が子供から離れます。
 親が離れても良いように、子供にエサの獲り方や生きていく方法を教えます。
 危険から身を守る方法も教えます。
 親から教えられることを身に付けるから、子供は親から離れて教えられたことを
 活かして、自分で生きていけるのです。』

うーん、人間にはそれがなかなかできないと言うこと?

『そうですね、今の時代では、なかなか出来ていない親子が多いですね。』

どうすれば良いのかしらね。

『どんな思いをしても、親は子供を自立させることですね。
 本当に子供を愛していれば、可愛いと思っていれば、自立を教えることです。』

それがなかなか出来ないとしたら・・・。

『親が離れられない場合は、子供が自ら離れることですね。
 子供が離れていけば、親もやがてはそれと知らされるでしょう。
 子供が自ら離れていくことは、子供が自分で生きる力を身に付けることになります。』

親が子供の身に付けさせる、生きる力。

子供が自ら身に付ける、生きる力。

私も二人の子供の親、はたして本当の親離れ 子離れができているのか考えてみよう。




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もうひとつの神話 トヨウケヒメ4
少年は目を輝かせながら、自分がやってきたことを話し始めます。

「トヨウケヒメ様のおっしゃる通りに、山から様々な草を掘り起こして来ました。
 私に見つけられるかと心配していたのですが、視せていただいた草は、まるで
 私を待っていたように、揺れて教えてくれました。 
 大人たちがそれらの草や木を、掘り起こして持ち帰りました。
 その中には、私たちが食べられると知っている草も、いくつかありました。
 持ち帰った草や木は、いずれも食べられるものなのですね?」

『そうです。
 すべての自然には、人間の為に用意しておいたものが、たくさんあります。
 食べるもの、病や怪我を治すもの、人間にも動物にも鳥にもそれぞれあります。
 私が教えたものを育てながら、どれを食べれば良いのか?
 どれを病や怪我を治すものとして使えば良いのか?
 自分たちで確かめなさい。
 用意はしてあれども、今まで人間が知らなかったものを教えました。
 まだまだありますが、この後は、人間たちが自ら探すことです。
 探せば必ず見つかります。
 見つけたい!知りたい!と心から思って探すことです。』

「分かりました、必ず探します!
 探したら、育ててみます。」

『そうです。自分たちでやってみることです。』

少年はそれを聞いて、なお興奮したように顔を赤らめています。

トヨウケヒメは少年を見ながらニッコリ笑うと、両手を重ね静かに目を閉じました。

少年はそこに座ったまま、トヨウケヒメのふくよかな体から発せられる気を全身
に受け、その心地よさに心身をゆだねていました。
トヨウケヒメから発せられる気は、ゆっくりゆっくりと確実に、広く広く広がって
行きました。

少年はいつしか目を閉じて、広がっていく気を追っていました。

その年、山の木はそれぞれの果実をたわわに実らせ、作物や野菜となる植物は
それぞれの色を発しながらみごとに育ち、川には多くの魚がとれました。
村人たちは季節ごとに実ったもの、育ったものを持ち寄り、トヨウケヒメの前に
並べては豊作の礼を述べました。

長老は瑞々しい野菜や果実を見ながら、収穫の喜びをトヨウケヒメに伝えます。

「おかげさまで、私たちの生活の中に新たな糧が得られました。
 全てはトヨウケヒメ様が来て下さり、お力を貸して下さったことによります。
 まことにまことに、ありがとうございます!
 これからも、どうぞ、お導き下さいますように・・・。」

トヨウケヒメはかすかに微笑むと、光となってゆらめきました。 
 


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もうひとつの神話 トヨウケヒメ3
皆からの温かいもてなしを受けた後、トヨウケヒメは少年を自分の前に
座らせ、無言でじっと少年を見つめます。

トヨウケヒメは少年の持っている能力を見抜き、人をして導かせるために
少年に必要なことを授けようとしているのです。

緊張して座った少年は、言葉も何もないままに、やがて自分の頭の中に
繰り広げられる情景を驚嘆しながらも受け取り、覚えておこう忘れては
ならじと必死になっています。

少年は自分の視たことを、そのままに村人たちに伝えます。
村人たちは真剣に聞き取り、教えられたそのままに田圃を作り水を引き、
土をならしては草をとって、畑にしていきます。

トヨウケヒメと少年の無言のやりとりは、このようにして何回も行われました。

トヨウケヒメと少年のおかげで、村の周囲にはどんどん田圃や畑が広がります。
村人たちは嬉々として、仕事に精を出しています。

ある日トヨウケヒメは、懐から5個の袋を取り出しました。
受け取った長老が袋を開けてみると、それぞれに今まで見たこともないものが
入っています。色も形も違っています。

長老は手のひらに載せて、5つのものを確かめています。

「はて? これは何でしょうかな?」

『それは作物となるものの種です。』

「作物の種と?
 ではこれは私たちが食べられるものですか?」

『そうです。これを植えなさい。
 土を耕し植えることによって、これらの種は育つでしょう。』

「ありがたいことでございます。
 ではさっそくに土を耕すことにいたします。」

『どう植えたら良いか、どのように育てたら良いか、また教えましょう。』

長老は深く頭を下げると出ていき、入れ替わりに少年がトヨウケヒメの前に座り、
緊張しながらも明るい声で話し始めました。




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もうひとつの神話 トヨウケヒメ2
少年はトヨウケヒメが持っていた稲穂の束を受け取ると、村へと案内します。
道すがら、少年はトヨウケヒメに村の様々を語って聞かせます。
トヨウケヒメはときおり問いかけをしながら、少年の話に聞き入っています。
少年はトヨウケヒメの隣で、興奮しながら自分の見知ったことの様々を話しています。
少年にはトヨウケヒメとの時間が楽しく、村への道がいかにも近く感じています。

村の入り口にはたくさんの村人が集まり、背伸びをしたり声を交わしあってい
ましたが、やがて二人の姿を見ると喜びの声をあげて、トヨウケヒメを迎えます。

最前列にいた長老が深くお辞儀をすると、皆もそろって頭を下げます。

「ようこそおいで下さいました。
 トヨウケヒメ様のおいでを、皆で心待ちしておりました。」

『この時期を待って、この地に来ました。
 私が来たことで、皆の望むことの役に立てよう。』

そう言うと、トヨウケヒメは少年の持っている稲穂の束を指し示しました。

「これは・・・稲でございますな。
 梅の花が咲くときに、稲穂を見せて下さるか。」

『今なら間に合うであろう。』

「はい、十分に間に合います。
 これから耕す時でございます。
 秋の収穫の時には、このような稲穂になりますな。」

長老は感激したように、稲穂の束をおしいただきました。

長老はトヨウケヒメを一軒の家に招き入れます。
中央には、新しく編まれた藁の円座が用意されています。

『これは誰が用意したものか?』

「はい、この子が『夢に見た』と言って作りました。
 我らには初めてのものでございます。」

長老はそう言うと、さきほど迎えに走った少年を指しました。

トヨウケヒメは納得をしたようにうなずき

『夢として受け取ったか、それも良い。』

そう言うと、少年を招き寄せました。

『おまえはこれから私が教えることを、皆に伝えなさい。
 夢として受け取ったのも、迎えにきたことも意味のあること。
 まだ、おまえ自身でさえ知らない力がある。
 私の側でその力を使い、皆に伝えていきなさい。』

少年はトヨウケヒメの言葉にけげんそうな顔をしていましたが、やがて
はっきりと強くうなずきました。

「はい、ではお手伝いをさせていただきます!」
 
自分に向けられた言葉に、少年はしっかりと頷くのでした。


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もうひとつの神話 トヨウケヒメ1

はるかな昔の梅の季節の頃、風のなかに暖かさが含まれるようになりました。
周りの木々も春を感じて、勢いを取り戻そうとしています。

土地の中にも芽をだそうとする力が、感じられます。

爽やかに晴れ渡った青空のもと、ひとつの光が降り立ちました。
ゆるやかに地に降りた光は、ひとりのふくよかな女性の姿を現しました。
両手に稲穂の束を抱えています。

ゆっくりと周囲を見回した女性は、そこにある自然の姿に満足をしたのか、
ニッコリと笑うと静かに歩き始めました。

歩を進めるうちに、女性は遠くにひとつの人影を見いだしました。

その人影は女性に気付いたのでしょう、慌てたように走り始めます。
一生懸命に走ってきます。

女性は笑みを浮かべると立ち止まり、走ってくるのを待っています。
やがて、汗びっしょりとなりハァハァと息をきらしながら走り寄ってきたのは、
10歳くらいの少年でした。

少年は大きく深呼吸をして息を整えると、女性に向かって深くお辞儀をします。

「トヨウケヒメ様でございますね!
 お待ち申し上げておりました。
 お迎えが遅くなり、申し訳ありません。」

『我を、トヨウケヒメと呼ぶか?』

「はい。皆でそのようにお呼びして、お待ちしていました。」

大人びた話し方をする少年に、トヨウケヒメは笑顔で応対します。

『我の迎えは、少年のおまえなのか?』

「はい。
 村人の多くが、男も女も年よりも子供も皆が揃ってお迎えに行くと言いだし、
 なかなか決まりませんでした。
 それで、各々に石を選び投げたところ、長老に『おまえが行け』と言われて
 私がお迎えにまいりました。」

『そうか、皆が我を迎えにと望んでくれたか。』

「はい!」

嬉しそうに目を輝かして大きく返事をする少年の姿に、ヒメは笑顔で応えます。




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霊感体質
霊媒体質、霊感体質の人って、辛いよね。

『姉もそうでしたね。
 一時期は、とても嫌がっていました。』

そうそう、私の仲間も何人も敏感な人たちが居て、一時期はそんな話ばっかり・・・。

『嘆きあいなのか、自慢なのか、飽きもせずにそんな話ばかりをしていました。』

私は苦笑するしかなかった。
でも、あれも悩みだったから・・・。

『本当に悩んでいましたか?
 どこかに他の人とは違う感覚を持つ自分を、良しとしてはいませんでしたか?』

うーん、そうね、分かる・・・感じる・・・視える・・・と言うことで、他の人と
区別をしたり、良しとしていたかもしれない・・・。

でもね、辛いのは本当よ。
人込みの中に入ったり嫌な人が側に来たりすると、吐き気がする、頭痛がする、
肩が凝る、背中が張る、首や腰が重い、イヤな匂いがする、総毛立つ、首を絞められる、
心臓を掴まれる、イライラする、落ち込む・・・などの症状が出るんだもの。

『しかし、それも承知でDNAを選び、生まれてきています。』

なぜこんな体質に? と不思議に思うことがあるの。
これも、自分で決めてきた体質なの?

『もちろんそうですよ。
 全てを承知で人生のプログラムを書いています。』

こんなプログラムを書くんじゃなかったな・・・。
今更だけど・・・今更だから言うのかな。
それで、何とかなるの? この体質は・・・。

『どのような霊よりも魔よりも、人間の方が強く作られています。
 負けない意識、強くあろうとする勇気、揺るがない自分などになったことより、
 影響を受けることが随分少なくなります。経験があるでしょう?』

まさしくあります、霊的な影響を受けることを良しとするではなく、影響が少なく
て済むように、自分の意識をあげていくようにと、前に教わりました。

何のための体質かを考えて、自分をしっかり保っていきたいと改めて思った。





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自分で用意しています。
何が成長となるのだろう?
人生の修行って、何をすることなのだろう?

『人生においての成長も修行も幸せも・・・全ては日々の生活の中にあります。』


毎日の生活の中にあるんだ。

『そうです。
 だからこそ、特別の人はなく、特別なことはありません。』


特別な能力を持っている人っているでしょう?

『どんな能力も、自分で持って生まれます。
 自分で持って生まれるのだから、特別ではありません。』


神仏から与えられる能力も、あるのではないですか?

『神仏が能力を与えることはありませんよ。
 きっかけを示すことはありえますが、それさえも受け取る時期と受け取ることを、
 自分で用意しています。自分で用意しているのだから、特別ではありません。』


まるで導かれたような出会いもあるのですが・・・。

『どんな出会いも、人間が自分で用意します。
 出会うように手配をすることはありますが、それも自分で決めているからこそ、
 それに応じてできる手配です。
 だから素直に、素晴らしい出会いと喜べば良いことでしょう。』


『人間は、自分を特別だと思いたがります。
 何か特別な能力を授けられた、と思いたがります。
 そんな勘違いや思い違いが、傲慢や慢心をうみだすことがあります。
 自分で決めてきたことだと知れば、謙虚でいることができます。
 傲慢や慢心は、いつしか道を違えてしまいます。
 自分の役目や使命を成し遂げようとすれば、しっかりと自覚をしてやり抜くことです。』

胸に刻んでおきます・・・。



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側にいますよ。
仏さん、どうして人間への呼びかけを行ったの?


『私たちは、人間の生を尊びます。
 霊界において、魂がどんなに長い時間をかけて様々なプログラムを考え抜き、
 いろいろな出会いや出来事を用意して、それぞれの相手に呼びかけ、相談を
 しながらやってきたかを、知っているからです。』

長い時間をかけたから?

『そうです。
 生まれたくて生まれてきた魂です。
 生まれることを本当に望み、幸せを求め、成長を目指し、経験を重ねる
 ことを願っているかを、知っているからです。』

魂が生まれたくて人間になったのね。

『寂しさも苦しみも悲しみも、自分が成長するために、また幸せを求めて
 感じるために、人間になっています。
 乗り越える力も、ちゃんと用意しています。
 私たちも、人間に力を貸します、手を差し伸べます。』

そこなのよねぇ・・・。
ワガママなのかもしれないけれど、苦しい時や悲しい時、寂しい時や悲しい時
などに、実際に姿を見せてくれたり声をかけたりしてくれれば、どんなに嬉しい
だろうなぁ・・・って思うの。
でも、姿は見せてくれないでしょう。

『本当に必要な時には、私たちは人間のそばにいますよ。
 私たちは人間界には無い、濃いエネルギーでできています。
 だから人間に声がかからなくても、見えなくてもいます。
 感じてください。
 姿を見ようとするよりも、声を聞こうとするよりも、私たちを感じてください。』

感じること?

『そうです。
 私たちを感じてくれれば、そこに手が差し伸べられているのを、知るでしょう。
 感じなくても、思っていればそこにいます。
 人間の心の叫びは、私たちに届いています。だからこそ、出向いていきます。』

私は胸があったかくなるのを感じた。
それでいいの?

仏さんは微笑んで頷くと、軽く手を振って去っていった。

『あなたが望むとき、心では反発しても魂が望むとき、ちゃんと側にいますよ。』

言葉が私の中に残っている。




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生きてください。
生きてください。

生きていて ください。


生きていれば きっと乗り越えられるから。

生きていれば きっと笑顔になれるから。


あなた自身のために 生きてください。

あなたの家族のために 生きてください。

あなたの周りの人たちのために 生きてください。


あなたを想う誰かのために 生きてください。

あなたを待っている誰かのために 生きてください。


生きているあなたを尊ぶ 私のために・・・。





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食べる楽しみ
『人間って、ボクたちが絶対に経験できないことをやっているよね。』

へぇ~、タルちゃんたちに出来ないことって何だろう?

『体があるからこそ、出来るということだよ。』

体があるからできること?
そう言えば、普段の暮らしの中で考えることもなく、自然と動いていることも
きっとあるんだろうな。

『食べる、飲む・・・と言うこともそうなんだよ。』

食べる、飲む? 食事をすると言うことなの?

『そうだよ。
 ボクたちはエネルギーでできているから、別に食べなくてもいいんだよ。
 それに必要とするのはエネルギーなので、人間の言う食べると言う感覚
 ではないんだ。有り得ないことなんだよ。』

えーっと、食べると言うことは・・・。
まず、食べ物を口に入れる。

『うん、口に入った感覚があるでしょう。』

あるね、柔らかいもの固いものなど、形のあるもの、形のないものなど
口に入れた瞬間に分かるよ。

『それで、噛むでしょう。』

うんうん、噛んで噛み砕いていく、消化が良くなるようにね。
これも感覚なのかな。

『噛んだものを飲み込むでしょう。
 人間の言う 喉越し だよね。
 ボクたちには決して有り得ないことだもの。』

喉越しねぇ・・・何かのCMにあったような気がする。

うーん、あまり意識はしていないかもしれない。
喉越しって、そんなに重要なんだ。

『人間は本当の意味での食べる楽しみを満喫していない、
 堪能していないことも多いよ。』

そうかもしれない、食べることを楽しむと言っても、それは料理の味の良し悪しを
言うことが多くて、噛み応えや喉越しなんてあまり考えていないかもしれないな。
グルメだと言って、素材や調味料や味付けや盛り付けなどを評価したりするけれど、
噛み応えや喉越しはあまり言わないかもしれない。

『とても勿体ないことだと思うよ。
 人間の体があってこその食事の楽しみ方、食べ物の味わい方を楽しんでほしいね。』

三度の食事やおやつなど当たり前に過ごしていて、食べすぎだ、メタボだ、ダイエット
だと勝手なことを言っているけれど、タルちゃんたちにはない、人間の体があるゆえの
味わい方を、もっと楽しんでいこうと思う。





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シィラと小丸
岡山に行く日、電車に乗っている時にシィラが姿を視せた。
カクも私の左肩に乗ってきた。

『帰ってきたぞ。』

日本の各地にシィラを案内してきたカクは、ちょっぴり誇らしげだ。

「今日はこれから岡山に行くんだけど、一緒に行くの?」

『うん、行くぞ。
 オレとカクは、西の長の所に行く約束をしているんだ。』

シィラの言葉に、カクが続けた。

『シィラは長の孫の小丸と、遊ぶ約束をしているんだ。』

小丸・・・そうか、あの子ね。皆からは小丸(こまる)と呼ばれているんだ(^^)
数年前、西の妖怪の長の所に跡継ぎが生まれて、お祝いをしたことがある。
あの子とシィラが遊び友達になってなんて・・・これもご縁なんだよね~。
私は嬉しくなっていた。

岡山に向かう新幹線の中で、シィラとカクは運転席から車掌室まで、くまなく
歩きまわったみたいで、時折姿を視せては様子を知らせていく。
まるで子供が興味津々で、新幹線大好き!と言いながら遊びまわっているようだ。

『姉さん、小丸は可愛いぞ!
 長も目に入れても痛くないと言った様に、可愛がっているもんな。
 実は、小丸はカクよりもオレの方を気に入っているんだ。
 なにしろ良く遊んでやったからな。』

シィラの言葉に、カクは『オレもだぞ。』と反論をしている。
どちらが小丸と仲が良いのか、二人の間で言葉が飛び交う。
私は面白く聞いていた。

ふと思い出したように、カクが私に向いて話し出した。

『姉さん、長は何とか元気でいようとしているんだけど、弱っているのが分かるよ。
 天気が良くて気分の良い日は起き上がっているけれど、寝たままの日も多い。
 このままだと、やがては・・・。』

うん・・・そうね。
長は私が生きている間は視ている、と言ってくれた。
きっと長は我が家に来る妖怪たちから、私の様子を聞いているのだろう。
長は私の死と前後して、自分が風になる定めなのを知っている。

なかなか長の所にはいけない私だが、シィラとカクから話を聞くことができた。
跡継ぎの小丸がスクスクと育っていること、母親に似て愛らしい子供のようだ。
シィラとカクと遊んで、ヤンチャぶりを発揮したらしい。
それが可愛い♪と二人で笑い声をあげている。

岡山で私がワークショップをしている間に長の所に遊びに行き、まだ帰ってこない。
二人は、よほど楽しんでいるのだろう。

そう言えば、またお土産の魚の話を聞きそびれた。





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石の効用
私はルチルクォーツのブレスレットを、左手首にしている。
私の友人のAさんが、今の私に必要なものと選んでくれたものだ。
左手にしているのは、単に生活の邪魔にならないからだ。

Aさんは石のエネルギーを読む能力を持っており、
その時々の私に、必要なエネルギーを持っている石を選んでくれる。
確かに、その時の私はそのことを必要としており、求めている。
そして、石はその通りに、私に必要な力を貸してくれる。


「同じ種類の石だと意味も同じかと思っていたんだけど、違うのね。」


『そうだよ。
 例えば水晶という石の種類は同じでも、石があった場所によって
 含まれるエネルギーはまったく違ってくる。
 そして石ができた年月によっても違ってくるよ。
 石のエネルギーが違えば、意味も違うよね。』


見た目は同じような水晶だけど、石のひとつひとつはまるで違うこともあるのね。

『うん。だからこそ石そのもののエネルギーを、読み取ることが必要だね。』

同じ持つなら自分にあった石を持ちたいな。

『その時々の成長のしかたや、自分が求めていることや望んでいること、
 まさに実行しようとしていることへの、サポートとなる石を持つことが
 大切なんだ。石のエネルギーは、サポートへのエネルギーでもあるんだよ。』

それが、パワーストーンと呼ばれる所以ね。
石の全てにそれなりのパワーがあると言うこと?

『そうでもないよ。
 石そのものの波動はあっても、パワーがあるとは言えない石も、
 もちろん沢山あるよ。』

そうなんだ・・・石だから・・とは言えないのね。

『うん、石も様々だからね。
 ただ楽しみでアクセサリーとして持ちたいのなら、
 単純に自分の好みや似合うものを選べば良いと思うよ。』

それも石の使い方ね。

『それとね。
 その人が持つことによってエネルギーが変わることがあり、
 持っていることによって意味が違ってくることがあるんだよ。』

エッ? それって、どういうことなの?

『うん、次に教えるよ。』

                   


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守護霊さんの役目。
守護霊さんは、あなたの両親のどちらかの血筋のご先祖さんが、
役目として付いていてくれる。

霊界において、あなたが自分の人生設計を披露して、大勢のご先祖さん
たちの中から選ばれて、約束をして、守護霊さんとなってくれている。

守護霊さんとあなたは、しっかりとした約束のもとに繋がれている。

守護霊さんは貴方が生まれるときに付き、あなたが亡くなるときに離れて、
死神さんとあなたと共に霊界に帰っていく。

あなたが生きている間、様々な選択のときに、あなたにメッセージを送り続ける。
それが守護霊さんの役目であり、あなたとの大切な約束になっているからだ。

私が霊視をするようになって、何度も聞かれたことがある。

「自分の守護霊さんと会話ができるのですか?」

私は、自分の守護霊さんと会話をすることはない。
私は他の人の守護霊さんから、その人に必要な情報を聞いたりすることはできる。
しかし、私が自分の守護霊さんと直接に話をすることはない。

もしも私が自分の守護霊さんと会話ができるようならば、私はきっと守護霊さんに
直接いろいろな答えを聞きたくなってしまうだろう。
選択することが迫るたびに、守護霊さんにお伺いを立ててしまうだろう。
せっかく与えられている選択の自由を無視して、私は守護霊さんの言うままに
なってしまうだろう。

それでは、守護霊さんを悲しませることになってしまう。



本来、守護霊さんはメッセージを送ることが役目であり、本人と会話をすること
を役目とはしていない。


もしも会話をすることができるなら、人間は守護霊の言葉を聞きたくなってしまう。
その方が楽だし、間違いがないと思うだろう。
そして、何よりも自分で選択をしなくなるだろう。
人間に与えられている選択の自由、
守護霊さんには、全てが分かっている。

ただし、自問自答という形でじっくり本当に考えるとき、
答えに導くということもある。

だから、私は守護霊さんが送ってくれるメッセージには、
一番素直でありたいと思う。





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神無月
何か近くに来たのを感じてふと顔をあげると、そこにはにこやかな明るい顔がある。

「初めてですね。」

私の言葉に軽く頷くと

『バリから来ました。』

と応えてくれる。

「あのバリ島ですか?」

『そうです。
 今はバリ島と呼ばれている所です。』

え~、バリ島と呼ばれる前からいたの?
私の問いかけをよんだのだろう、頷いている。

『私はもっと前からその場所にいました。
 私は同じ場所に、ずっといます。
 その地域を守るのが私の役目です。』

地球ができた時から、その場所に居るという。
そうなんだ・・・バリ島ではなく、本来は地球のその地域を守る、
日本で言う土地神さんなんだ。

「神無月・・もしかして、それで日本に来ているのですか?」

『そうです。いろいろなことについて、話を進めています。』

「かなりの方が、日本に来ているのですか?」

『かなり・・・と言うよりも、たくさんの方たちが世界から来ています。』

驚いた!!!
神無月は日本のみならず、地球上の神々の集まる時だったのだ!
凄いなぁ・・・私はしばし呆然として、バリの方を視ていた。

「来年の2月にバリに行きます。」

『知っています。
 その為の用意もしておきます。』

嬉しい!!!

「そうそう、ハヤヒはアメリカから来ていますか?」

『ハヤヒさんは来ていましたが、もうアメリカに帰っています。
 用意は全て整いました・・・との伝言です。』

バリからの方は、私にハヤヒからの伝言も届けてくれた。
ハヤヒ・・・ありがとう!
几帳面なハヤヒが言うのなら、絶対に間違いは無い。
用意は全て整った・・・、ハヤヒの用意してくれたのが何かは分からない。
しかし、用意をしてくれているのなら、全ての人に出会い全てを経験したい。
私は心からそう思った。

ハヤヒの用意したことを受け取り、実現するのは私の責任でもある。
来月のサンディエゴ、確かなものにしたい!




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私の言葉
私の言葉は あなたの心に 届けます。

私の言葉は あなたの耳に 届けるのではありません。

なぜなら

たとえ私の言葉であったとしても
あなたの心の中に響く言葉を聞くのか
あなたの心に響かせる言葉を聞かないのかは
あなた次第だからです。

響く言葉には
たくさんの意味が含まれています。

響かせる言葉には
受け取ってほしい思いが込められています。

だから

私の言葉は
あなたの耳にではなく あなたの心に届けます。

私の言葉は
あなたの思いとなり 直感となり 閃きとなります。

大切なあなたの気付きとなりますように。

必要なあなたの導きとなりますように。




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心の傷 3
心の傷を癒すのは、愛と思いやり・・・ね。

『それとね、許す と言うこともあるんだよ。』

許す・・・と言うこと?

『そうだよ。
 自分を傷つけた誰かを許す。
 誰かを傷つけた自分を許す。
 それも、心の傷を癒すことになるんだ。』

・・・・・。

『許さなきゃいけないと思っている間は、まだ癒されていないんだよ。
 許したいと思っている間も、まだ癒されていないんだよ。
 許したくないと思っている間は、まだまだ傷が痛んでいるときだね。』

それでも、許す・・・と言うの?

『違うんだよ。
 許しを考えている間、許すということを思っている間は、
 まだ自分の傷は癒されていないということを、知ってほしいんだ。』

自分に無理をしないと言うことね。

『そうだよ。
 本当に傷が癒された時には、もう自然に許しているんだ。
 だから、許すと言うことさえ考えなくなる。』

そうなんだ、本当に心の傷が癒された時には、その出来事自体が気にならなく
なっている、ということでもあるのね。

心の傷を癒すのには、焦ることも無理をすることもない。

そっと見守ったり、手を差し伸べたり、声をかけたり、微笑んだり、その時に
感じたことをやっていけたらいいな。




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心の傷 2
心が傷つくとね・・・何もしたくない時があるんだけど・・・。

『心が傷ついたとき、誰にも会いたくないし、話したくもない、何も求めない、
 放っておいて、と思うことがあるよね。』

お互いの愛や思いやりで、心の傷が癒せると話したでしょう。
でも、それさえも受けたくない、かまってほしくない・・・と思ったりする
こともあるんだけど。

『うん、本当に傷つくと、ひとりになることを望むこともあるよ。
 動物が傷を負ったときには、自ら薄暗い所に行って自分で傷を舐めて、
 ひたすらじっとして傷が治るのを待つことがあるでしょう。
 人間も、同じようなことをすることがあるんだよ。』

やたらに手を出したり、声をかけたりできない時があるよね。
その時は、どうしたらいいの?

『そっと見守るんだね。
 本当にひとりにする訳ではないけれど、程よく離れてあげることも必要だね。』

ひとりにする、離れて見守ることが必要な時・・・。

『それも思いやりだよ、愛のひとつでもあるんだよ。
 心からその人のことを思っていれば、今傷ついたその人がどうしていたいのか、
 どうして欲しいのかを察することができる。
 感じることができる、分かることができるよ。』

傷ついた人のちょっとした言葉や態度、そこから感じ取ることもできるのね。

『その人のことを本当に思っていれば、通じ合えるのも人間なんだよ。
 本来の人間はそのようになっているんだ、できているんだよ。
 残念ながらそれを鈍らせているのが、今の人間なんだよ。
 だから、感覚を磨いて欲しい、磨く努力をしてほしいね。』

やはり感覚なの?

『そうだよ。
 人間の中に、ちゃんと備わっている感覚なんだ。
 自分の中にあるものだからこそ、しっかりと磨いてほしい感覚だね!』

自分のためにも、大切な人たちのためにも、感覚を磨いていきたいと思う。




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心の傷 1
心って・・・どこにあるの?

『心は、魂に一番近い所にあるんだよ。』

心が傷つくと、時には体が傷つくよりも痛いことがあるの。
体の傷は薬で治るけれど、心の傷につける薬はないよ、どうすればいいの?

『心の傷はね、人間の愛や思いやりで治っていくんだよ。
癒されていくんだよ。』

人間の愛や思いやりで、心の傷は治るの? 癒されるの?

『そうだよ。
 人間の本当の愛や思いやりは、どんなに深い心の傷も癒す力があるんだ。
 だから、人間同士は お互い様 なんだよ。』

お互い様・・・よく聞く言葉なんだけど・・・。

『だって、本当のことだから・・・。
 人間はお互いの愛や思いやりで、お互いに幸せを感じることもできるし、
 お互いの痛みをそっと包んだり、癒したりすることができるんだ。』

人間って・・・本当は素晴らしいものかもしれない・・・。

『人間はお互いに支えあったり、力になったりするためにも居るんだ。
 だから、人間の心の傷もお互いの愛や思いやりで癒せるようになっているんだ。』

前に聞いた言葉

  人はひとりにして ひとりにあらず

人間はひとりでも、お互いの愛や思いやりで癒しあえるから、生きていけるから、
ひとりではないんだね。


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


いつもブログを読んでくださり、本当にありがとうございます。

13日から15日まで、留守にします。

コメントへの返事は15日以降になります。
ご了承ください。

どうぞ、良い日々でありますように・・・。


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「千手観音」と感覚
「千手観音」を、大宮で見てきた。
「千手観音」とは、24時間テレビに出演したので、ご存知の方も多いだろう。

中国の視覚障害者、聴覚障害者、両腕のない人、車椅子の人たちの踊りや歌や
音楽の演奏が、会場いっぱいに響き渡る。

耳が聞こえないのに、音楽に合わせて踊る。
ひとりの遅れもなく、ピタリと同じ動きをする。

譜面もなく、ピアノの鍵盤も見えないのに、見事に弾いている姿。
車椅子に乗り、大きく声を響かせて歌い上げる姿。
ない両腕の代わりに、足を使ってみごとに踊り演技をする姿。

どれも必死の真剣な、厳しい修練の賜物だろう。



すごい! すごい!!! 凄い!!!!

私は鳥肌が立つ思いで見ていた。

『彼らは己の持てる感覚を、全て活かして踊り、演奏をしている。』

私はいわゆる健常者、どこにも不自由は無い。
だから、どこか感覚がおろそかになっているのかな。

『姉は、どこかに油断が出ている。
 油断があるから、感覚がなかなか磨かれない。
 人に備わっている感覚は、磨けばどこまでも鋭くなるものだ。
 必要に応じて、感覚は鋭敏に成る。
 彼らは、自分の持っている感覚を活かしている。』

油断・・・そうか、聞こえるから見えるから、それに頼ってしまう。
聞こえているのに聞いていなかったりする、自分の都合や油断。

見えているのに見ているのに、記憶にない私。
どう言っても、言い訳になってしまうのを感じた。

『人間に備わっている五感、それらの不足を補う第六感、
 ただあるもので良しとするのではなく、それらを活かして生きることだ。』

楽しむために行った大宮での「千手観音」の踊りや演奏。
その素晴らしさに、私は鳥肌が立っていた。




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お墓とご先祖さま
相談で聞かれる回数の多い質問がある。
その度に答えてきたことがある。

仏さんとの会話から私が知ったことであり、それを皆さんにお伝えしている。
それは以前、私の疑問でもあったことだ。
母との会話から考えていた私は、ふと仏さんに問い掛けてみた。

「何か良くないことがあると、墓参りをしないからだ・・・とか、ご先祖さまが
 怒っている(心配している)から、墓参りをしなさい、と言われることがある
 んだけど、お墓ってそういうものなのですか?」

仏さんは何となく苦笑をしている。

『墓と言うものの在り方を考えると良い。
 墓は、残された者が亡くなった者を偲ぶよすがとなるものだ。
 墓そのものは死者のためのものではない。』

「残された人のためのものですか?
 亡くなった人には関係ないのですか?」

『死んだ者の魂はどこへ行く?』

「それは成仏ということで、霊界へ帰っていきますよね。」

『そうだ。魂は霊界へと戻る。墓の中には魂はない。
 しかし、人間は死者は葬るものとして、長年そのような習慣になっている。
 死者を偲び、自分が生きる力とするところでもある。
 墓とは、必要と考える人間の為のものだ。』

「それがお墓参りという形になっているのね。」

『霊界に戻った魂は、自分の身内や子孫のことを見守る存在となる。
 残してきた者たちが何をしているかは、分かるものだ。
 見守る存在となるのだから、心配もしないし怒ることもない。
 本当に必要な時にのみメッセージとして送ることはあるが、墓参りとは関係は無い。
 墓参りをする、しないと言うよりも、先祖に感謝をする気持が大切だ。』

「お墓参りには、行きたい時に行けばいいの?」

『それで良い。自分の気持ちで行けば良いことだ。
 先祖は子孫を不幸にしたり、何かを強制することはない。
 ただ、子孫の幸せや繁栄を望むものだ。』

そうなんだ・・・私は納得をした。
それからは、私の知り得たことを皆さんにお伝えしている。




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白フクロウの言葉
白いフクロウはチビコタから離れて、私の肩に移ってきた。
大きな白フクロウなのに、羽1枚が乗ったくらいのフワリとした感覚さえ
あるかないかと言うところだろう。

千歳空港に着くと、チビコタは
『姉さん、じゃぁ、またな。』
と軽く右手をあげて離れていった。

荷物を確かめたり札幌に行く電車に乗ったりして、私はいつしか
フクロウの存在を忘れていた。

私がフクロウと話を始めたのは、友人たちと夕飯を楽しんだあとだった。
ホテルに戻った私に、白フクロウが姿を視せてくれた。

「何か話があるの?
 チビコタは何も言わず、あなたがここに来ただけよね。
 私の手伝いをするためとは思えないから・・・。」

『申し訳ないが、その通りだ。
 私は姉の手伝いをするために来たのではない。
 私は前のカムイコタンからの話をするために来た。』

前のカムイコタンとは、チビコタのお父さんのことだ、何だろう?

白いフクロウは前のカムイコタンのお使いであり、空から北海道を見回っている。

雪の草原を見回っていたときのことだ。
白フクロウは、真っ白い雪の上にうごめく奇妙なモノを見つけた。
奇妙なモノを見たとたん、白フクロウの中に警戒信号が鳴り響いた。
警戒信号は、フクロウにその正体が闇のモノだと知らせている。

何もなければ良いが・・・白フクロウは気にかけながら、離れた空から視ている。


フクロウに闇のモノは視えているが、人間には闇のモノは見えない。
それと知らず人間が闇のモノの側を通るたびに、人間に小さい黒いモノが憑けられていく。
小さい黒いモノは闇のエネルギーの塊であり、人間に憑くと少しずつ
マイナスエネルギーを発していく。

それは人間にとっては、マイナスの影響を与えられるものとなっており、
人間はそれと知らず、マイナスの考え方や生き方に流されてしまう。
白フクロウは、それを私に伝えてきた。

『マイナスの塊が憑いていれば、いつしか自分を否定したり、マイナスの考えや
 受け取りになることが多くなってしまう。
 もしも、以前の自分は明るかったのに、いつの間にかマイナスに流されている
 かもしれないことに気付いたら、自分で切り替えをするように伝えて欲しい。』

私は以前に、タルちゃんから聞いた言葉を思い出した。

『心からニコニコしていれば、闇は逃げるよ!』

カムイコタンが白フクロウを通じて言いたかったことも、このことだろう。

『人間が自ら明るく居ることが、一番大切なことなのだ。』

白フクロウは、カムイコタンの言葉を私に伝えた。
うごめく闇、その影響が人間に及ぶことをカムイコタンは気にかけている。
そして、これは北海道に限ってではないことを、白フクロウは改めて私に伝えた。





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カムイコタンと白いフクロウ
スピコンとワークショップを行うために、札幌に行ってきた。

飛行機が間もなく千歳に着陸しようとしたとき、私は左側に誰か大きな方が
来たのを感じた。ふと横を視ると・・・。

「チビコタ!!!」

ヒゲもじゃの顔をほころばせて、チビコタが立っている。

『姉さん、来たな。』

「チビコタ、久しぶりね!」

私が知っているチビコタはカムイコタンの息子で、数年前に縁があってしばらく
私が預かった。
チビコタは人間との生活を楽しんでいたが、父親のカムイコタンが大怪我をして
長としての役目をすることができなくなり、子供だったチビコタは
『まだ帰りたくない!』
と泣きじゃくったりしたが、自分の役目を知っており、北海道に帰っていった。

神界のものは、必要とあらば瞬時に成長をする。

北海道に帰ったチビコタは父親のあとを継ぎ、今はカムイコタンとして立派に
北海道を統率している。

私が北海道に行くと、必ず会いに来てくれる。

「あれ~神無月でしょう?
 集まりの場所に行かなくても良いの?」

『大丈夫だ、さっきまでそこに居た。
 姉さんが北海道に来たのを知って、帰ってきた。』

そうなんだ・・・ありがとう!

神々は瞬時に移動できる。
だから、どんなに遠くに居ても必要なら、すぐに帰ってこれるのだ。

チビコタは白いフクロウを連れている。
大きなチビコタの肩に乗っている、白い大きなフクロウだ。
私は白くつややかなフクロウに、見とれていた。

フクロウは丸い大きな目をクルリと回して、私をじっと視る。
フクロウは、私に何を言いたいのだろう。
チビコタは、なぜフクロウを連れてきたのだろう。
きっと何かあるんだろうな・・・。




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イッコクの涙 3
イッコクたちは、東の妖怪たちに混じって忙しく働いている間に、
お互いにすっかり親しくなり、楽しい日々を過ごしている。

広い屋敷の床や柱は黒光りするほどに磨きあげられ、障子や襖は
華やかな模様に張り替えられ、多数の円座は新しく編み上げられている。

祝いの膳のために新しく用意された皿や椀や箸などは、どれもすっかり
拭き清められている。
料理の材料も次々と届けられ、当日料理を手伝うための妖怪たちが、
張り切って料理の仕込みなどに台所で動き回っている。

村全体にすっかり手入れが行き届いたころ、西の長が供と連れ立って訪れた。
イッコクは、東の長の後ろに控えて西の長を出迎えた。

挨拶を終えたあとに、西の長はイッコクに笑いかけた。

『イッコクよ、お前はまるで東のもののような顔をしているではないか。』

ちょっとバツの悪そうな顔をして下を向いたイッコクを見て、東の長は
笑いながら西の長に説明をしている。

『イッコクたちは、忙しい我らの手伝いを、自らかって出てくれました。
 力持ちのイッコクは、何人分もの働きをしてくれました。
 今では、すっかり我らの人気者ですぞ。
 本当に助かっております。』

西の長はその言葉にすっかり喜び、イッコクたちに向けて笑顔で頷いた。


村の入り口から屋敷までの道には、たくさんの提灯が連なり、薄暗くなり
始めた辺りを、明るく灯している。

陽の落ちる前に、華やかな花嫁行列が到着した。
それぞれに着飾った妖怪たちに囲まれて、花嫁は美しい籠の中に居る。
長の跡取りとなる若者に嫁いできた花嫁さん。
大勢の妖怪たちが、ひと目見ようと押し寄せてくる。

イッコクたち若者は、花嫁のために道をあけようと活躍をしている。

やがて籠の扉が開き、白無垢姿の花嫁が姿を現すと、妖怪たちの間から
歓声があがり、口々に祝いの言葉が出てくる。

花嫁は大勢に向き合うと、深々とお辞儀をするのだった。
その姿に、大きな喜びと歓迎の拍手が響いていった。

しずしずと進む花嫁を迎えようと、東の長と跡取り息子が屋敷の玄関に立っている。

いよいよ、盛大な喜びの祝言が始まることとなった。




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イッコクの涙 2
イッコクが逞しい若者だった頃のことだ。

東の長のところでは、長の息子にあたるものの祝言が決まった。
東の長からの知らせが西の長のところに届き、祝言に前もって
西の長から丁寧な祝いの言葉と共に、幾つもの重みのある祝いの品が用意された。

イッコクと数人の妖怪たちは、西の妖怪の長の使いで、東の妖怪の長の屋敷に
祝いの品物を届けることになった。

イッコクは西の長から祝いの品を運ぶことを任命されたことが嬉しく、
また誇らしくもあり、勇んで数人の妖怪たちと共に運んできた。

無事に東の長の所まで荷物を届け、長からもねぎらいの言葉をかけてもらい、
せっかくだから祝宴に出席するようにと言われ、イッコクたちはすっかり喜んだ。

祝言までにはもう日数も無く、調度品を整えたり、迎えの支度や祝いの膳の
支度などで、妖怪の村は全村あげての大騒ぎと多忙をきわめている。

他の妖怪たちとも話し合い、イッコクは自分たちに出来ることは無いか、
手伝えることはないかと、東の長に申し出た。

『客人に手伝ってもらうなどと、それでは申し訳が無い。』

『いやいや、せっかくの祝宴です。
 我らも手伝うことによって、喜びを共に分かち合いたいのです。
 何でもやりますから、手伝わせてください!』

満面の笑顔で言うイッコクの姿に、長は微笑ましいものと誠意を感じた。

『そうか、では手伝ってもらおう。
 実は、やらねばならないことは、まだまだたくさんあるのでな。』

長の言葉を受けて、屋敷のものがそれぞれに手伝ってほしい所に案内をする。
イッコクたちは、西の妖怪たちとはまた少し姿かたちや、様子の異なる妖怪
たちを珍しげに見やる、
それと知って、どの妖怪たちも笑顔を向けて、親しげに挨拶をするのだった。

広い座敷の廊下を幾つも曲がり、イッコクは忙しく立ち働いている男たちの
いるところに案内をされた。

『このものは、西の長の所からわざわざ祝いの品物を届けて来てくれた。
 我らが忙しいのを知り、手伝いを申し出てくれたのだ。
 誰か、このものに手伝うことを教えてやってくれ。』

『おぉ、それは遠くから良くおいでなされた。
 見ての通り、手伝いはいくらおっても良いほどだ。助かるなぁ。頼みます。』

ちょっと小太りの年寄りに嬉しげに言われて、イッコクは笑顔になった。

『何でも言いつけてください。
 この通り少々力もある。何かの役に立つと思います。』

『ウム、頼もしいな。
 それでは、さっそくに立ち働いてもらおう。
 それ、そこに積んで在る品物を、奥の座敷まで運んでくれ。』

イッコクは喜んで、山積みになっている品物の所へ向かった。




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イッコクの涙
本当の名前は、誰も知らない。
いつの頃からか 誰が言い出したのかも分からないが、
彼は「イッコク」と呼ばれている。

『あの男も根は優しい、いい男なんじゃ。
 あの男が偏屈とも見られる頑固ものになったのは、
 それなりの理由があるんじゃ。』

長い年を重ねた妖怪のジイは、そう言って哀れんでいた。

イッコクのことを話すために、ジイは我が家を訪れてくれた。


ソファで転寝をしていた私は、足先だけがやけに暖かくなっている
ことに気付いて、目が覚めた。
陽が当たっているのかな・・・と足先をみたが、そこにあたる陽はない。
何だろう? と思っていると、話しかけてくる声がある。

『姉の仲間は、面白いことをやっているな。』

あぁ、mixiのコミュニティ「見えない世界を楽しもう」で、妖怪の名前の
しりとりをしていることだと気付いて、私は笑った。

「いろいろな妖怪の名前が出ているでしょう。
 読んでいて、どうなの?」

『あれは、楽しめばよいことじゃろう。
 人間たちが、我ら妖怪のことで楽しんでくれるのは、喜ばしいことじゃ。』

「人間が勝手に作り出した妖怪もあるのでは?」

『それでも良かろう。
 姉が伝えることを、受け取ってくれる人たちじゃ。
 誰のことを言うておるのか?これは誰じゃ?と我らも笑っておるわ。』

ジイも楽しんでいる(^^)
他の妖怪たちも楽しんでいる・・・それが私には嬉しかった♪

「私がコミュニティのしりとりを読んでいるときに、いきなり『イッコク』の名前を
 教えてくれたのは、ジイだったの?」

『いや、ワシではない。
 あの時に、姉の家に遊びに来ていたものじゃな。』

「ジイではないのに、イッコクの話をする為にジイが来てくれたの?」

『奴らは イッコク の名前は知っていても、詳しいことまでは知らん。
 だから、イッコクをよく知っているワシが、話に来たんじゃ。』

そうなんだ、ジイ、ありがとう。 

イッコクの話を聞かせてくれる?




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ダンディなおじさま 3 デイジー編
***ダンディなおじさま「約束」***


そばにいることを約束したおじさまだが、
かつて一度、私のそばにいられなくなったことがある。

「今、何考えてる? 
 おじさま、私のところに来ています。
 正確にはあなたのそばにいられなくなって、こちらにいます。
 何を考えてるの?
 どうしてこうなったかよく考えてみて」

かとうさんからの電話に、私は真っ青を通り越し、真っ白になった。

私の人への在り方が、しらずマイナスに傾いたこと。
マイナスの思いは家族にもそれを肯定する形で伝わり、
家中にマイナスの思いが広がってしまった。
それが原因だった。

かとうさんにいわれるまで気付かなかった。
おじさまがそばにいられない私ってなんだろう。
自分がものすごく汚れてしまった気がした。
自分の思いの何がそうさせたのか。
すぐにはわからなかったが、
唯一いつもの私と違う心の動きがあったことに気付いたとき、
正直、「こんなことで?」と、思った私がいた。

「嫌だ、好きくない!」
そう思うことはよくある。
ちょびっと思うことだったり、カッカ!して思ったり。

そのときもそうだった。
ただ、違ったのはそのことの意味することや
そう思う自分を省みることをまったくせず、それでよしにしていたこと。
そのことをかとうさんに伝え、反省した。

おじさまはもう私のところに来ないかもしれない。
そう思ったら、悲しいというより、申し訳ないと思った。
何もしていない。
何も応えていない。

「必要な時には力を貸す」と、言ってくださったおじさま。
いつも「助けてー」「凹んだー」と、泣きつくばかりだった自分が情け
なかった。

それからしばらく、思い出すとぽっかりさびしい日々が続いた。
でも、そのことが、前よりもほんの少しだけど、
自分の在り方を見つめようと、自分に問い掛けるようになった。

「デイジー、おじさまは、あなたの反省の言葉を聞いてすぐ
 そちらに向かったわ。
 今はもう、あなたのそばにいるわ」

うれしかった! また一緒にいられる、それがただうれしかった。

「もういらっしゃらないと思っていました」

「デイジー、人間は約束を簡単に破る。
 でもね、
 みえない世界の方々は、約束をとても大切にするの。
 おじさまとあなたとの約束、それも同じ。
 そのことを忘れないで」

おじさまのことは、時折、かとうさんがその様子を教えてくれる。
夫や息子にも、折にふれ語りかけ(本人達、とくに夫はそうとはつゆ知らず)
みえないところから、力を貸してくださっているのだそうだ。

どんなに力を貸してくださっても
それを活かすかどうかは、やはり人間次第。
やっていくのは、今生きている「私」。

おじさまにどんなふうに助けてもらおうではなく
おじさまがいるから、なんでもOKと勘違いせず

おじさまが傍にいることを素直に喜び
喜怒哀楽、四苦八苦しながら
ただただこの人生を
自分に嘘つかず
まっすぐに
十二分に生きよう。


おじさま、ありがとうございます!
みえないけれど、このご縁、すっごくうれしいです!

かとうさん、ご縁をつないでくださって
本当にありがとうございます!
私は、かとうさんのようにおじさまのことはみえませんが
いつもおじさまの言葉を心に映せるように
心を磨きたいと
今日、やっと気付きました。


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

人間の側には「守護霊」や「背後霊」や「ハイヤーセルフ」と呼ばれる
方が付いている。
言い方は様々だが、血筋の繋がったご先祖であることは確かなことだ。

守護霊さんとあなたは、霊界で確かな約束をしてきている。
守護霊さんはあなたとの約束を守り、あなたの生涯にわたり、
常にあなたに向けて、メッセージを発している。

人間であるあなたが約束を忘れても、守護霊さんは決して約束を忘れる
ことはないし、約束を破ることも無い。

私が決めてきた成長へと導く守護霊さん。
私も、メッセージをしっかり受け取りたいと思っている。




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休もうよ
毎日生きていると 疲れることがある

疲れたら 休めばよい

心地良い暖かさの中に包まれ 安心して眠るように 休めばよい



様々な出来事に 疲れ果てることがある

疲れ果てたら 静かな空間にその身をおき 休めばよい

静かな空間で 何も考えず 何も動かず ただそこに居ればよい



心地良い暖かさも

静かな空間も

疲れた 

疲れ果てた

あなたを休ませるところだ


私は 休んでいるあなたが やがて立ち上がれるように 見守っている

あなたを信じているから いつも見守っている 



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札幌スピコンに「あかね雲」として出展します。

タマラ・ヒーリングのブースと隣り合わせです。

たくさんの方たちとご縁がありますように、ご来場をお待ちしています。 

10月7日(日)

午前10時半~午後7時

http://sapporo.spicon.org/


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タマラ・ヒーリング 札幌ワークショップのお知らせ

ヒーリングに興味のある方は、ぜひ体験してみてください。
当日の参加も可能です。
出会いを楽しみに、お待ちしています。


【日 時】
10月8日(月・祝日)10:00~17:00

【受付時間】
9:20~9:50

【会 場】
札幌エルプラザ 4F大研修室
札幌市北区北8条西3丁目

札幌エルプラザHP
http://www.danjyo.sl-plaza.jp/
(注:施設へのお問い合わせはご遠慮ください)

【アクセス】
JR札幌駅北口より徒歩5分
車で来られる方は、会場には駐車場がありませんので、
隣接の民間駐車場をご利用ください。
(営業時間8:00~11:00 料金1時間300円)

【参加費】
会員 4,000円  一般 5,000円

【申込み】
タマラ・ヒーリング協会HPよりお願いします。
http://www.tamara-healing.net/index.html

なお、ワークショップ開催中の飲料水やお茶なども、
各自持参をお願いします。
ゴミは各自お持ち帰りしていただけますようよろしく
お願いします。


訪ねてきた天狗 2
「わざわざ我が家を訪ねてきたのは、小角さんの話をする為でしょう?」

『そうだ、姉が小角のことを書いているのを知って、ひとつ話を聞かせようかと思ってな。
 それでワシが訪ねてきた。
 姉が書いていることを知らせて来たのは、ここに遊びに来た一つ目小僧だ。』

そっかぁ~、一つ目ちゃんが天狗に知らせてくれたのね。
へぇ・・・一つ目ちゃんは天狗のところを訪ねて行くんだ。

『一つ目小僧は寺が好きでな。比叡山の寺にも遊びに来る。
 比叡の山にくれば、子天狗たちと遊んでおるよ。』

一つ目ちゃんの遊び相手が比叡山にもいたなんて・・・私は嬉しくなった。

「それで、小角さんが何かしたの?」

天狗は二杯目のお茶に手を伸ばしながら、話し始めた。

役小角は魂だけになっても、やはり小角の姿形で妖怪の世界に暮らしているとのこと。
元が人間の魂で次元の異なる妖怪の世界に住み続けるのは、簡単なことではない。
それだけの魂の持ち主でなければならない。
次元が異なる、エネルギーが違うとはそう言うことだ。

小角は霊的な力を持っているが、それを妖怪の世界でも活かしていると言う。
修行には厳しいが、磊落な性質を持っている小角は、天狗たちとの縁を喜び、
尊敬の念を持って天狗たちと交流をしているようだ。

天狗たちも少々変り種の小角のことを、仲間の一人として迎えていると言う。

『我らは修行をすることや、鍛え合い競い合うことを好んでやる。
 お互いに容赦なく相手を打ち据える。どのような怪我をしてもそれを補う薬がある。
 だから平気で修行をやれると言うことだな。』

天狗はそう言いながら苦笑をしている。

『ところがな、やはり我らとは違うのだろう。
 小角が怪我をして薬を塗ってやってのだが、我らほどには薬が効かないのだ。』

それを小角は相当に悔しがって、
『何とかならぬものだろうか・・・』
と大天狗や、各地の主だったものたちや妖怪の長などに相談をした。

人間の魂と妖怪の違いを、薬の効果によって知らされたのだ。
誰と相談を繰り返しても、求めている答えは出てこない。
小角は人間の身体に戻っている時に、熟考した。

そして、小角の辿り着いた答えは「構成しているものの違い」と言うことだった。
今で言えば「エネルギーの違い」と言うことになるだろう。
どうすれば良いのか、小角は飽くことなく試行錯誤を繰り返した。

鋭い感覚を備え持っている小角は、ある日ふと気付いたことがある。
それは厳しい修行を終え、天狗たちと酒を酌み交わし大笑いをしている時だった。
自分が周りの天狗たちと、全く同じ空気の中にいることを感じたのだ。
そこで、わずかな怪我をしている腕に、天狗の薬を塗ってみた。
薬は効果を現して、たちまちのうちに僅かな怪我は治ってしまった。

「ワシは今ここで何をしていた? 何が違ったのだ?」

それはやりたいだけの修行をやりぬき、力一杯に本気で戦い抜いたあとの満足と
爽快感と、天狗たちと共にいることを心から喜んだ時だった。

『つまり、小角は自ら成長を遂げたわけだ。
 越えられぬと思っていた我らとの壁を、小角は本気で考え必死に修行をして、
 自らが求めて動いたことによって、見事な成長を遂げて壁を越えたのだ。
 成長をすれば、様々なことが変わる。小角は我が身を持ってそれを会得した。』

小角は天狗たちと居ること、妖怪の世界に住むことを心から喜び楽しんでいる。
それが転生を望むよりも、今もなお彼らとの時間に存在をすることを決めたと言う。

私は小角の笑顔を思い出した。また会いたいな・・・。
そう思った私に、天狗は『いつでも会えるぞ』と言ってくれた。




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訪ねてきた天狗 1
役小角のことをブログに書いたら、天狗が我が家に来た。
何やら楽しそうに笑っている。
私は、天狗から話を聞くことにした。

「ねぇ、今日は私に何か話がしたくて来たのでしょう?
 もしかして・・小角さんのことなの?
 私がブログに書いたから?
 でも、読んだ訳ではないでしょう、それなのに、どうして知っているの?」

『姉よ・・・(笑)
 いきなり質問ばかりだな。
 先に茶でもいれてはくれぬか?』

あぁ、ごめんなさい。私の前にいきなり姿を現した天狗。
何だか嬉しくなった私は、矢継ぎ早に質問をしてしまった。
せっかく来てくれたんだから・・・。

私は先日出会ったばかりの、比叡山の天狗と向かい合った。
今日は先日の着物とは違う色合いだ、光沢のある上品な黄土色で、袖口には
明るい黄色を使用して秋の色を感じさせる。

『鞍馬の天狗や三輪山の天狗から聞いていた。
 だから一度訪ねてみたいと思ってな。
 ちょうど良い機会だから、訪ねてきた。』

三輪山の天狗? いつ来たんだっけ? 私は会っていたのかな?
私の思いを読んだのだろう、天狗は苦笑しながら話してくれた。

『そうか、姉はそれぞれの天狗の違いを知らなかったな。
 三輪山の天狗は、奈良から来た男と一緒に訪ねてきている。
 挨拶の書状を姉は受け取っているぞ。』

あぁ、あの時の天狗!
あの天狗は三輪山の天狗だったんだ!
思い出すと私は楽しくなった、知らなかったけれど私はもう三輪山の天狗にも会っていたんだ。
手を叩かんばかりに喜んでいる私を、比叡の天狗は面白がっている。

「すると、私は三輪山の天狗、鞍馬山の天狗、比叡山の天狗と会っているの?」

『そうだ、それぞれに会っているぞ。
 しかし、同じ天狗の仲間だ、見ただけでは分からぬだろう。
 見分けろ・・・とは言わぬよ。
 しかし、会えば顔は分かるだろう、覚えておいてくれ。』

はーい・・・確かに顔立ちはそれぞれに違うから、覚えておきます。

えーと、それで話は?
ねぇねぇ・・・小角の話なの?




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プロフィール

あかね雲

Author:あかね雲
私が触れた不思議な世界と、ご縁のあった出来事などを気の向くままに書いていきます。

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