あかね雲 〜生きる意味〜
不思議な世界行ったり来たり???
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座るとき
人にはな

歩くときだけではない

いろいろな時がある
 

立ち止まるとき

足踏みをするとき

しゃがみこむとき

ペタリと座ってしまうとき

膝も頭も抱え込むとき 

後ろを向いてしまうとき

手を突いて身体を支えるとき

どれもがある

どのときもある


それらがあるから 立ち上がろうとする

頭をあげて 立ち上がろうとする


立ち上がれば 歩き始める

歩けば ときには走りたくなる


どのときも 人間なればこそ経験できるものだ


どのときも 自分にとっては大切なとき

今の自分がどのときか 知っていれば良いだけのこと

知っていれば いつかは進める

進む道は自分の前にある 

進む道を選ぶのは 自分だぞ

  


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イチイ 2
みつは年々背が伸びて幼い女の子から、少女へと変わっていく。
しかし、イチはなかなか背が伸びず、いつまでも可愛い女の子のままだ。
いつしかみつにとって、イチは友達から妹のような存在になっている。
可愛がり世話をやき、いろいろと自分が知ったことを教えている。

両親から聞いた話し、年に数度下りる里の話しなど、みつは自分の見聞きしたことや知ったことを、
全てイチに話して聞かせる。一生懸命に聞くイチの姿は、みつにとってこのうえなく嬉しいこと
であり、また一生懸命に話してくれるみつの姿は、イチにはとても嬉しいものだった。

ある日、みつが軽く投げ上げて遊んでいた手まりが、思ったよりも高く上がり、イチイの木の
枝に引っかかってしまった。下の方にある枝ではあったが、かなり背が伸びていたみつでも、
まだ手の届かない枝だった。

イチイの若木もみつの成長と同じように、スクスクと伸びて枝や葉を茂らせている。

みつは竹竿を持ってきて落とそうとするのだが、ちょうど木の枝にはまりこんだのか、思うよう
に動かすことができず落とせない。
木に登ろうとしても、手をかけるところがない。
幼い精霊であるイチには、実態のある手まりはまだ動かせない。

父親が帰ってくるのを待って取ってもらおうと、みつとイチは離れたところから枝にある
手まりを眺めている。手まりはみつの手元に届いてから数年がたっているが、とても大切に
遊んでいるから、手まりはまだ綺麗な光沢を残したままだった。

みつの様子に気付いた母親も手まりを取ろうとしたが、やはり手が届かない。
竹竿を使っても落とせない。
結局は諦めて、父親の帰りを待つことにした。

日が傾き始め、手まりの白い糸のところが輝くように見えた、その瞬間大きな羽音が
したと思うと、一羽の大ガラスが手まりをさらおうと枝に止まっていた。
光るものを好むカラスの目に、白い糸は魅力的に映ったのだろうか。

くちばしで手まりを動かすと足で掴み、舞い上がろうとする。

驚いたみつは大声をあげて、カラスを追い払おうとした。
みつの大声にひるんだのか、カラスは大急ぎで手まりをつかむと大きく羽ばたいている。
みつの大声に母親も飛び出し、一緒になってカラスを追い払おうとした。

とうとう、手まりを掴んだカラスが枝から飛び立った。
みつは叫び声をあげながら、カラスを追いかけた。
上だけを見ていたみつは、足元にある大き目の石に気付かなかった。
石に足をひっかけたみつは、そのまま前のめりに倒れこんだ。
倒れたみつの頭は、そこにあった大きな石に打ち付けられた。
母親の悲鳴が聞こえる・・・山に響く・・・イチは知った。



『イチイの木が、枯れそうになっていた。 
 でもな、姉さん。イチは何とか持ちこたえたよ。
 みつの父親と母親が、イチイの木の前でみつの思い出話をしてくれたんだ。
 みつが大好きで、いつも遊んでいたイチイの木は、両親にとってはみつの思い出そのもの
 だったんだろうな。両親の思いを受け取って、イチは両親が亡くなるまで持ちこたえた。
 でも、それまでだったんだ。みつの住んでいた家が朽ちるように、イチイの木も朽ちたよ。
 手まりは天狗がカラスから取り戻してくれた。』

一つ目ちゃんは、私の手のひらにそっと手まりを乗せた。
私の手の上で、手まりの糸はポロポロとほどけていく。
ほどけて小さな山になった手まりの糸に、私はフッと息を吹きかけた。
糸はたちまち消えてしまった。

今は、みつもイチも手まりもない。

『姉さん、この話を誰かが覚えておいてくれるかな。』

うんうん、と私は頷くばかりだった。


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9月2日 神戸で行われるスピコンに出展します。

私は霊視相談「あかね雲」で出展します。


仲間たちは「タマラ・ヒーリング」で出展します。

愛を与え受け取り、心と身体の癒しを促し、希望や目標を達成するサポートになるエネルギー。
人としての成長を促し、人生の大きなサポートとなるタマラ・ヒーリングのエネルギーを
体験してください。

皆様のご来場を、お待ちしています。


スピコンのホームページは、こちらです。

http://kobe.spicon.org/




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イチイ 1
『姉さん、イチイの木って知ってるか?』

遊びにきた一つ目小僧が聞いてきた。
一つ目ちゃんは、手に昔の手まりを持っている。
絹糸を刺し込み、彩りも綺麗に仕上げている手まり。
私は綺麗な手まりに、目が止まっていた。

「イチイの木は、7月に高山に行った時に見たよ。
 勺や装飾品などを作る、とても上質な木だと聞いたかな。
 それがどうかしたの?
 持っている手まりと、何か関係があるの?」
『姉さん、せっかちだな。
 イチイと手まりを結び付けている。』

「違うの?」
『いや・・・実はそうだけど・・・。』

もう、聞きたいモードに入った私に、一つ目ちゃんは話を聞かせてくれた。

一つ目ちゃんが長のお使いで、高山を通りかかった時のことだと言う。
ひとりの女の子が泣いているのに、出くわした。
ちょっとくすんだ赤っぽい着物で、鼻緒も赤い草履をはいている女の子。

女の子からは、若い木の香りがしている。
そうか、木の精霊だな・・・一つ目ちゃんは頷いて辺りを見回すと、まだ十数年しか
たっていないようなイチイの若木のあることに気付いた。
あぁ、あの子だな・・・一つ目ちゃんはわざと足音を立てるように、近付いた。
足音に気付いた女の子は、泣き顔のままで一つ目ちゃんを見た。

『オレは旅の途中なんだ。よけいなお節介かもしれないけれど、どうしたんだ?
 オレで力になるんだったら、何か手伝うよ。』

聞いてくる一つ目ちゃんに、女の子は涙を拭きながら話し出した。

このイチイはある父親が、「みつ」と言う娘の為に植えた木だと言う。
イチイの木が植えられたときには、まだ精霊である女の子の存在はなかった。
父親に「お前の木だよ」と教えられたみつは大喜びで、毎日イチイの木に向かって話しかける
ようになった。近くに同じような子供のいなかったみつにとって、「お前の木だよ。」と言う
父親の言葉は、そこに友達を見つけたようなものだった。
毎日みつはイチイの木に抱きつき、寄りかかり、話しかけ、遊び続けていた。
みつのイチイの木に向ける一途な気持は、いつしかイチイの木の中にある何かを呼び覚ましていた。

ある朝、いつものようにイチイの木に近付いたみつは、そこにみつよりは少し小さい女の子を
見出すことになった。誰?と問いかけそうになったみつだが、ふと何か胸に響いてくるもの
を感じて、女の子に向かって笑いかけていた。

「あんたの名前は、イチだよな。」
嬉しそうに頷いた女の子の手をとって、みつは小躍りするようにイチイの木の周りを何度も
回っては、嬉しそうに笑っている。
戸口から出てきた母親は、いつにも増して嬉しそうにイチイの木の周りで一人はしゃぐ娘を、
愛しそうにながめて微笑んでいる。

それから何年も、毎日毎日みつとイチは一緒に遊び、楽しい時間を過ごしていた。

「これはな、庄屋のばあさまがみつが一人ではかわいそうだと言って、作ってくれたんだと。」

ある日、里に下りていた父親は大事そうに抱えてきた綺麗な手まりを、みつに渡してくれた。
みつは大喜びで、起きているときはいつも持ち歩き、寝る時には枕元に置いて大切にしていた。
みつにとって大切なものは、イチにとっても大切なものである。
二人で遊ぶ手まりは、大切な宝物になっていた。

つづく


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9月2日 神戸で行われるスピコンに出展します。

私は霊視相談「あかね雲」で出展します。


仲間たちは「タマラ・ヒーリング」で出展します。

愛を与え受け取り、心と身体の癒しを促し、希望や目標を達成するサポートになるエネルギー。
人としての成長を促し、人生の大きなサポートとなるタマラ・ヒーリングのエネルギーを
体験してください。

皆様のご来場を、お待ちしています。


スピコンのホームページは、こちらです。

http://kobe.spicon.org/




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自分で決めてきたこと。
探してるのか?

見つけてるのか?

自分で決めてきたこと


自分で決めてきたことをやるのは、楽しいぞ

自分でやると決めてきたことだから、楽しいぞ


なぁに、いろいろとあるのは当たり前だ、人間だからな


いろいろとあるから、人間として大きくなる

いろいろとあるから、懐が深くなる

いろいろとあるから、優しくなる

いろいろとあるから、磨かれる


泣くもよし

笑うもよし

怒るもよし

悲しむもよし


全てがあるから、探しているものが見付かる

諦めるな、きっと見付ける、自分で決めてきたことだからな




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スピコン終了
26日、東京の蒲田でスピコンが行われた。
午前10時から午後6時半まで、1日をたっぷりかけてのスピコンだ。
私は「あかね雲」で出展をした。
仲間たちは「タマラ・ヒーリング」のブースで出展している。

お客様が来てくれるかなぁ・・・?
前日まで何となく心配な私だったが、タルちゃんたちは

『心配はいらないよ。
 本当に必要な人たちが、ちゃんと見つけて来てくれるよ。』

「そうなんだ、お願いね!!!」

『任せておいて!』

と笑いながら言ってくれていた。

参加ブースは、総計で170を越えたと言う。

10時開場と同時に来てくれた人、嬉しかった!!!
11時半まで、続けて3人の霊視相談を行った。
3人が終わって予約ノートを見ると、もうすでに予約枠は全て埋まっている。

思わず私は、ノートを何度も見直していた。

エエェ~~~もうなの~~~???

それからお昼に30分の休憩をとり、あとは午後6時半まで全力投球をした。

スピコンには様々な人たちが、それぞれのエネルギーで参加している。
言わば、雑多なエネルギーの交じり合った場になっている。

私はエネルギーであかね雲とタマラ・ヒーリングのブースを包み込み、軽い結界のような
空間を作った。これで他のエネルギーに影響されることはない。
自分たちに居心地の良い空間ができている。

私が霊視をするのは、その人が自ら書いた人生のプログラムだ。
そして、必要とあれば守護霊さんからの情報も得ることができる。
私は、その人の全てを見抜くわけではない。
原因が前世にあれば、前世が視えてくる。
幼い頃や子供の頃に原因があるのなら、それを教えてくれる。

私はそれを伝えるだけ、受け取った人が自ら考えて、納得をして答えを出す。
私はそれが嬉しい!

目がイキイキとしてくる。
笑顔がとてもステキになってくる。
全体の雰囲気が明るくなる。

人って、本当に素晴らしいんだなぁ・・・と嬉しくなる瞬間だ。

タマラ・ヒーリングのブースも、63人が体験してくれた。
仲間たちの晴れ晴れとした笑顔が嬉しい!

思いがけずお客様からお土産をいただいたり、仲間からの差し入れがあったりと、
本当に嬉しいおまけ?も付いてきた。
こんな良いこともあるなんて・・・ありがとう~(^^)


ご縁を作ってくださった皆さん、本当にありがとうございました!
また、私も頑張ります。

これからも、よろしくお願いします。




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逃げている。
『お姉さん、逃げているわよ。』

ニポの言葉はガツンと響く。

私はただ、ある人との違いを思った、考えていた。

しかし、違いを思った・・この中に

「あの人だから・・・」
「私とは違うから・・・」

その言葉が隠されていた。


言い訳をする時、逃げの手を打ちたいとき、実に巧妙に仕組むものだ。

『それはね、予防線なのよ。
 いつでも逃げられるように、自分ではそれと気付かずに予防線を張っているのよ。』

あの人だから・・・私とは違うから・・・。
それは「やろうとしない自分」を、擁護する言葉でしかない。

『人間なんてね、やろうとすれば皆できるのよ。
 自分がやりたいところまで、出来るのよ。
 だって、同じ人間なんだから!』
 
それでも、まだどこかで考えている私に、ニポは言う。

『あがけばいいのよ、人間なんだもの。
 あがいてもがいて、結果として進む道を選べばいいだけよ。』

ハァ・・・ため息が出る私、逃げていても仕方がないと言い聞かせる私でもある。





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繰り返すこと。
あなたの日々の生活の中で

人を代え

物事を変え

出来事を替えても、

中身が同じというパターンを繰り返していることはありませんか?


これは生まれる時に

「クリアしたい!やり遂げたい!」

と自分で決めてきた宿題です。



この人生でやり遂げることにより成長したいから、

自分に分からせるように、

知らせるように

同じパターンを繰り返しています。



クリアしたと思っていても、また同じ言葉を繰り返し言う人、書く人、自分の行動の中に、
言葉の中に日記の中に、繰り返し出てくることがありませんか?

それはまだ、あなたの中で本当にクリアになってはいないと言うことです。

それに気付いたら、もう逃げないで下さい。


逃げること避けることは、次への大きな宿題として霊界へ持ち帰ることになります。


本当にクリアできれば、やり遂げれば、もう同じ言葉も行動も出てこなくなります。
繰り返すことが、なくなります。

そこには、成長できたあなたがいます。成長の機会を、しっかりと掴んでください。



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もうひとつの神話 オオヤマツミノミコト2
いきなり姿を現した大きな男神の姿に、村人たちは仰天してしまいました。
やがて恐る恐る近づいてきた長老が、やっとの思いで声をかけてきます。

「もしや・・・オオヤマツミノミコト様では、ございませんか?」

『そうだ。人間たちはそのように呼んでいると聞いた。』

「オォ、使いのものが辿り着きましたか!」

『我のもとへ雀が来たぞ。』

「雀ですと? 雀がまいりましたか?
 ワシらは神様へ祈りました。なにとぞ、お力をお貸し下さいますようにと。」

『そうだ。雀から事情を聞いた。
 祈りを聞いた神が、雀を使いに選んだのであろう。
 我の所へ人間が来るのは、至難の技であったろう。雀ゆえ、飛んで来れた。』

長老とオオヤマツミノミコトの話を聞いていた人達は、歓声をあげました。
「あぁ、これで村も山も救われる!」

周囲をグルリと見回したオオヤマツミノミコトは、
良からぬモノたちが荒らし回った山や野原が汚され、
草木が絶えそうになっているのを、知りました。
そこらには幾つもの黒い淀みができており、虫も鳥も元気がありません。
川は濁り、魚の姿も見えません。

『これは、いかんな。』

オオヤマツミノミコトはそう呟くと、瞑目をして意識を遠くに飛ばしました。

『良からぬモノたちの居場所が分かったぞ。
 もう心配はいらぬ。我に任せておけ。行ってまいる。』

「あぁ、ありがたいことでございます!
 どうぞ、山や川を元に戻して下さい。ワシらの土地を元に戻して下さい。」

村人たちの期待に満ちた声に、オオヤマツミノミコトは大きく頷きました。
クルリと背を見せたオオヤマツミノミコトの姿は、次の瞬間には消えていました。

良からぬモノたちの集まっている場所に着いたオオヤマツミノミコトは、
手に持った剣に力を込め、次々と薙ぎ払っていきました。
剣に触れたモノたちは、おぞましい叫び声を上げながら、雲散霧消していきます。
オオヤマツミノミコトは疲れを知らぬがごとく、休む間もなく、
汚された幾つもの山や川、谷や野原を清浄な空気に戻すべく、
我が身の内にため込んだ深山の霊気を、吹き続けていきました。

やがて村人たちは、自分たちの周りの空気が明るく軽く、
暖かくなってきたことに気付き、喜びの声をあげました。

「忘れていたぞ。こんなにも気持ちの良い空気だったのか!
 ワシらは、なんと素晴らしい場所に住んでいるのだ!
 ありがたいことだなぁ。また畑を作るぞ!。」

汚されていた場所が清められ、よみがえった土地は、
人間たちにも新たな希望をもたらしました。
また活気に満ちた生活が始まりました。

オオヤマツミノミコトの活躍により、怪我も癒された土地神は、
やっとの思いで飛び帰ってきた雀をねぎらいながら、感謝の言葉を述べています。
ニッコリと笑いながら聞いていたオオヤマツミノミコトは、
『何かあれば、また使いをよこすが良い。
 我はいつでも山を守り、川を守る。』
そう言うと、片手を上げて背を向けると姿を消しました。




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もうひとつの神話 オオヤマツミノミコト1
深い谷底を有した深山、空気は澄み渡り、山々の醸し出す霊気が、
あくまでも清浄さを保っているその中に、ひとりの男神が座しています。
平らな岩の上に、ゆったりと心地良さげに座っています。

そこに一羽の雀が飛んできました。
深山には、似つかわしくない雀です。

『どうした雀、なぜこのような所にまで飛んできたのだ?』

「はい、オオヤマツミノミコト様。
 私の来る所ではないのは承知ですが、今日はお願いがあってまいりました。」

『オオヤマツミノミコトとは、我のことか?』

「はい。
 人間たちの居る所では、あなた様のことを『オオヤマツミノミコト』と
 呼びならわしています。この深山に在ります神としての、お名前です。」

『そうか。人間はそのように呼んでいるか。
 ならば覚えておこう、返事をしよう。
 ところで、何か用事があって来たのであろう?』

「はい。できましたら、ご一緒に来ていただきたいのです。
 人間たちの住む場所の近くにある山、そこの土地神様が怪我をされました。
 良からぬモノたちに襲われ、防ぎきれなかったのでございます。
 人間たちも何とか、自分たちの力で山を守ろうとしましたが、如何せん人間は
 良からぬモノたちに比べると、非力にございます。
 負傷者が増えるばかりとなり、これはもうオオヤマツミノミコト様に
 おすがりするより他はないとの、皆の意見が一致いたしました。
 それで私がこのように飛び来たりました。」

『そうか。ならば立ち行くことにしよう。』

雀から場所を聞いたオオヤマツミノミコトは、すっくと立ち上がり
大きく一歩を踏み出しました。

立ち上がり、一歩を踏み出したオオヤマツミノミコトの足が着いたのは、
雀の教えた場所でした。雀は遠い深山の中を、まだ必死に飛んでいるところです。



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さよの着物
女の子のワラシが、キレイな着物を羽織ってクルクル回ってみせる。
とびきりの笑顔が可愛い!!!

「どうしたの? とってもキレイな着物ね!」

『うん、キレイでしょう。
 今日ね、さよが来たよ。』

「エッ、さよ・・・って、あのさよがワラシのところに来たの?」
(1月23日 拾った子)

『そう、姉(あね)さんが拾った子、さよだよ。
 さよがおたまさんのお使いで、長の所にきたよ。』

「ワァー、さよのことはおたまさんがずっと面倒を見てくれるんだけど、
 何となく気になっている子なの・・・元気だった?」

『元気よ、とっても元気だよ。
 おたまさんも姉さんがさよの事を気にしているのは、ちゃんと知っている。
 でも、さよはなかなかおたまさんの側を離れられない。とても大切な仕事を
 しているんだって。さよも、頑張っているよ!』

そっか-、さよはおたまさんの所で大切な仕事をいているんだ。
私はさよの為にも嬉しく、さよを可愛がってくれるおたまさんの気持も嬉しかった。

『本当はね、長の所に来たついでに、姉さんの所にも来る予定だったの。
 でも、思いがけず長の所で手間取ってしまって、姉さんの所に来る時間がなく
 なったんだって。長も申し訳ないと言って、何とか姉さんの所に来させようと
 したんだけど、さよはおたまさんとの約束が大切だって、帰ることにしたの。
 さよが、ごめんなさいと言っていたよ。姉さんのことはいつも思っているって。』

それは感じていた。
離れて暮らしているさよだけど、ふとした瞬間にさよの存在を感じることがある。
今、さよは私のことを思い出した?
さよは、私に何かを話しかけたの?
何となくさよを感じたときには、私は心の中でさよに呼びかけている。

ワラシは私の思いを読んだのか、私にニッコリ笑いかけてきた。

『さよも同じようなことを言っていたよ。
 姉さんとさよは、どこかで繋がっているのかもしれないね。』

それだと嬉しいな♪
さよに私の思いが通じますように、元気でいてねと願う気持が通じますように・・・。
思わず私は祈っていた。

『姉さん、心配はいらないよ。
 この着物はね、本当はさよがここに来るときに着ると言っていた着物なんだ。
 でも、さよがね、この着物を私にくれたの。
 そして、この着物を着て、姉さんの前で踊ってくれれば嬉しいって!』

そう言うと、ワラシは私の前で楽しそうに、本当に楽しそうに踊ってくれた。
キレイな着物は女の子のワラシを、チョッピリ大人に近付けて見せた。

近いうちに、私はさよに会えそうな気がする(^^)


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


いよいよ、26日に東京すぴこんが開催されます。

「あかね雲」の霊視相談と、タマラ・ヒーリングの体験を行います。
私は「あかね雲」で出展します。

タマラ・ヒーリングの心地良さも、ぜひ体験してください。
興味のある方、将来はタマラヒーラーへ(^^)


HPはこちらです。

http://tokyo.spicon.org/

会場付近の地図はこちらです。

http://tokyo.spicon.org/kaijou_annai.htm



すぴこん開催時間は10:00~18:30です。

たくさんの人たちとの出会いがありますように、心からお待ちしています!



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甘えさせる・・・ということ。
あることを実行しようとして、違いを考えた。

自分を大切にすることと

自分を甘えさせることの違いを言ってくれた、ニポの一言。




自分を大切にしていることは、自分が頑張って納得をした心地良い状態。



自分を甘えさせることは、ただ自分が気持ちよいだけの状態。




自分を大切にすることは、成長につながる。

自分を甘えさせるのは、ただそこに浸るだけで成長にはならない。



そこには、とても大きな違いがあり、大きな差ができる。




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自分を大切にする
ある日、タルちゃんが話してくれたことがある。

「自分を大切にして・・・と、良くそう言うでしょう。
 以前はね、人間は自分を犠牲にしても、他の人の役に立つことが立派だと
 思われていたことがあるの。
 今でも、自分のことよりまず他の人のことを優先する方が良い、と考える人がいる。
 そんな人たちにも、自分のことを大切にして、と伝えていくのでしょう。
 自分のことを本当に大切にするからこそ、人のことを大切にすることができるのだと・・・。」

私の言葉に、タルちゃんはしっかりと頷きながら、答えてくれた。

『そうだよ、その通りだよ。
 あのね、人間は自分が一番大切なんだ。
 でも自分の子供や両親などのことを、自分より大切だと思うことがある。
 自分はいいから、まず子供や親のことを優先したいと考えることがあるよね。
 それはね、そう思ったり感じたりする自分の思いが、本当は一番大切だからだよ。
 でもそれに気付かずに、自分の命より大切だと考えてくれるんだ。』

あぁ、そうなんだ。
思い出したことがある。

今は成人している私の息子だが、幼稚園の時に肺炎になったことがある。
鼻翼呼吸になり苦しむ息子の姿を見て、できることなら私が代わりたいと思った。
息子が楽になるのなら、生きていられるのなら、私の人生の時を削っても良いと願った。
何よりも、幼い息子が大切だった。

それは、つまり・・・。

『姉さんは息子のことが大切だから、自分が代わりたいと思ったんだよね。
 それを深めて言えば、息子を大切に思う自分の思いが何よりも大切だったんだ。
 つまり、息子への思いだよね。姉さんの中にある息子への思いを大切にするから、
 息子が大切だと本当に思えるんだよ。』

私が一番大切だったのは、息子に元気でいてほしいと願う私の思いだった。

『全ては同じなんだよ。
 自分の思いを一番大切にするから、誰かのことや何かのことを大切にできるんだ。
 自分が何を優先するか、何を大切にするかと考えるのは、それに対する今の自分の
 思いを大切にするからできることだよ。』

そうね、自分のことをないがしろにして、後回しにしてもと思うのも、そうしたい自分
の思いを大切にするからこそ、誰かのことを大切にできるし、自分のことよりも優先する
ことができる。

『自分を大切にするという根本がしっかりあるから、いくらでも他の人のことを
 大切にすることができるし、他の人のことを優先することができるんだよ。
 自分を犠牲にすると言うことは、犠牲になりたい、あるいは犠牲になっても良いと
 言う自分の思いが大切だからだよ。』 

勘違いをしていることがあったかもしれない。
そのことをタルちゃんが話してくれてから、私は本当の意味で自分を大切にすること
ができるようになった。自分の思いを一番大切にすることが、出来るようになった。




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感情
パソコンに向かっている私の左側から、そっと1枚の白い紙が差し出された。
目には見えない白い紙を手に取ってみる。久しぶりの手紙だ。

以前は何度となく白い紙が手渡されたり、いきなり目の前に現れたりしていた。

紙に書かれていると言っても、目に見える文字で書かれているわけではなく、
紙の上に波動が載せられている。
一見白紙のように視える。

私は手紙を受け取り、そこに載せられている波動を読んで文字にしていく。

今日の手紙に書かれていることは・・・。



姉の立ち直りが成されたのは、自分の中にある感情をあるがままにしておいたからです。

感情を否定せず

感情を隠さず

感情を押し込めず

感情に流されず

感情に浸り過ぎず

そのままに認め、感情のエネルギーを出し切ったからです。


感情とは、あるもの

感情として、知るもの

感情として、感じるもの

感情とは、揺らぐもの

感情とは、人として在る事の証明となるもの

感じて考えれば、成長への一歩となるものです。

感情を豊かに感じなさい。

それこそが 人間です。 




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シィラの行き先
私が目を閉じて瞑想の姿勢をとっているとき、いきなりシィラの顔が見えた。
何だかとても楽しそうでもあり、驚いている様子でもある。

「どうしたの?」

と聞く私に向かい、シィラは両手を振って目を見張る。

「どこに行ったの?」

私の問い掛けに答えたのはカクだった。

『姉さん、オレたちは火の山に来ているんだ。姉さんの生まれた所に近いぞ』

私は大分県の生まれ、そこに近い火の山と言えば阿蘇のことだろう。

『姉さん、オレ初めて見たよ!山が煙をはいている。』

シィラは驚きと嬉しさの混じった顔で、夢中で話しかけてくる。

「シィラの居るところには、火山はなかったの?」

『そうそう。火山って言うんだってな。
 オレのところにはなかった。オレはほとんど海の中にいたから、陸にあがっても
 砂浜や岩ばかりの所や、少し森の中に入るくらいで他は知らないんだ。
 凄いな! ここも凄い所だな! 』

「ねぇ、カク。そこにも誰かカクたちの仲間はいるの?」

『いるよ。この山を守っている仲間たちがいる。
 何年か前に、姉さんたちがここに来たことがあるだろう?
 その時に、話しかけた・・・と言っているぞ。』

あぁ、もう7年前になるかな、弟と一緒に宮崎や阿蘇に行ったことがある。
その時に車でまわりながら、とても自然が守られている阿蘇のことを、弟と話したことがある。
意識をして妖怪たちに話しかけたわけでもなく、今のようにコミュニケーションがとれていた
わけでもなかった。ただ、受け取ろう、聞こうと真剣になっていたときのことだった。

あの時、何かは分からないけれど、何かを誰かを感じていた記憶はある。

『そうだよ。
 ここの妖怪たちが姉さんに話しかけていたんだけど、姉さんはほとんど分からなくて
 無視されたと笑っていた。』

ごめんね・・・カクの言葉に私はただ謝るばかりだった。

『いいんだって!
 ここの皆も分かっているって!
 皆がシィラに姉さんのことを話していた。
 姉さんが受け取れなかったことも笑い話のひとつで、皆が楽しんでいるぞ。』

アララ・・・恥ずかしいのは私だ・・・。

『もう少し、ここで遊んでいく。』

シィラはそう言うと、笑って姿を消した。




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解かれた封印
ある年の春の終わりに、少々厳しい顔立ちをした女性が訪ねてきた。
何か思い詰めているような感じで、話す事をはっきりと決めて来ているようだ。

「私は今の自分に疑問を感じています。何をやっても
 『これは本当の私ではない、これは私のやりたい事、やるべき事ではない』
 という感情が付きまといます。悩み迷った末に、エネルギーワークに辿り着きました。
 そして『これだ!これこそ私のやりたい事だ!』と思いました。
 エネルギーを使えるということで、教わった通りにやってみました。
 ある程度までは行きます。しかし、それ以上はどうしても進めなくなります。
 でも、私は進みたいのです。なぜ、できないのでしょうか?」

話を聞いているうちに、Cさんの前世が視えてきた。

それは、アトランティスの最後の時代だった。
頭を丸め、白いローブのような服を着た若い男性が、神殿の前に立っている。
その周りには、同じ様な姿をした十数人の男性たちがいる。
それを率いるような格好で、老年にさしかかった男性が前に立っている。

若い男性は前世のCさんの姿であり、率いている男性はその「師」のようだ。
その「師」は超能力者であり、かなりの力を持っている。
そして今までにも大勢の弟子達を育ててきている。
Cさんも弟子の一人として加わっており、将来を有望視されている。

修行を重ねるにつれ、Cさんの能力がだんだんはっきりと顕れてくるようになってきた。
師は超能力者であったのだが、Cさんは霊能力者だった。
Cさんは、次第に師に視えないモノが視え、感じられないモノを感じ取り、
聞こえない声を聞くようになっていった。

Cさんは自分の成長が嬉しくて、残さず師に報告し教えを請うていた。

師は外に向けては寛大な姿を見せていたが、心の中では自分にはない能力を持ち、
ますます磨きを掛けていくCさんの姿に、恐れと妬ましさ疎ましさを感じていた。
これは他の弟子達にとっても、同じ思いでもあった。
弟子達の羨望や妬み 不満が募るのを察し、師はそれとなくその気持ちを煽る
ような言葉を口にするようになっていた。

その結果としてCさんは弟子たちに散々乱暴され、それが元で死んでいた。
その死の間際に「こんな能力さえなかったら・・・」と強く思い、次の転生の時には
自らその能力を封印してしまっている。

その後の何度かの転生の時には、ごく普通の人間として生きていた。
しかし、今世は「もう一度あの能力を使って、人々の心身の癒しの手伝いをしたい」
との思いで生まれている。

その事を伝えると、
「今の私なら大丈夫です。時代も世界も違います。私はその能力を望んでいます。
 封印を解くことはできますか?」
と言ってきた。

Cさんの希望と決意を聞いて、私は封印を解くことにした。

ソファーに座り、大きく息をついたCさんの顔からは、先程までの厳しさが拭った
ように消え、目元はスッキリとなり、柔らかい微笑みが浮かんでいる。
「今日が第一歩なんですね。」と嬉しそうなCさん。
新たにエネルギーを伝授し、Cさんのサポートとなるエネルギーの使い方などを
教えると、その瞬間から会得し、1人のヒーラーの誕生になった。

今は徐々に透視能力も出てきて、自分の望む方向へ進んでいる。



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生まれて 死ぬ
生まれてきたこと ありがたいなぁ

産んでくれたこと ありがたいなぁ


元気でも 

病でも 

悩んでいても 

こうして生きている ありがたいなぁ


生きているのがありがたいから やがて来る死を迎えられる

毎日 毎日 死に向かって歩き続ける

ゴールがあるから 毎日を歩き続けられる


毎日歩き続けるのは 毎日 何かをしていることだ

食べて

寝て

遊んで

働いて

考えて

生きているからできること ありがたいなぁ


人間は必ず 死ぬ

だからこそ 生きる

今日 ここに生きている 

どのようにあっても 生きている

死は やがて訪れる

それまでは 生きて 生きて 生き抜いていく

生かされている どのようにあっても 生かされている

あなたが生きているから 生かされている ありがたいなぁ

生まれてきて 成長して やがて死ぬ

その年月が ありがたいなぁ




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血筋
人間にはな 血筋と言うものがある

先祖となり 子孫となる者がいる

血のつながりと言うものは 軽く見るものではないぞ

人と人とを繋ぐうえで とても大切なものだ

先祖は子孫の幸せと 繁栄を願う

子孫は自分がこの血筋に生まれた 感謝を言う

お互いがお互いのためにあることを 今一度考えるが良い

先祖は子孫に向けて 血筋の中に大切なものを伝えている

子孫はそれを受けて 自分の役目や使命を達成するものとする

己から 新たな子孫に繋がるものもある

己の代で 血筋を終える者もある

どちらも 先祖の知るところであり 意味のあるところでもある

生きている今このときを 真に大切に生きてほしい




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お盆 3
お盆になってご先祖さまたちが、霊界から現世を訪れる。
どのくらいの日数を現世で過ごすのだろう・・・。

『人間界と霊界では時間のズレがある。
 霊界においてはっきりしているのは、人間が生まれる時と死ぬ時だ。
 それ以外の訪問に関しては、およその時間はあるが厳密な取り決めはない。
 魂が人間界を訪れるのは、決まっている時間のうちなら自由だ。』

「では、決められた時間の内なら、目一杯の日数でも良し、短い時間でも良し
 と言うことなのかな。」

どうやら、人間の時間で言うと10日間にあたる時間らしい。
お盆を含めて、10日ほどの日数があり、その中で望む日時で訪れるらしい。

だから、お盆より早くに家族の元に訪れることもあるし、お盆が過ぎてからも
亡くなった家族の気配を感じる人もあるのだろう。

故人の好物を用意して、話したかったことを心の中で話すと良い。
魂は自分に向けられる気持を、その人の波動で知ることができる。
波動を追って、その人の元を訪れることができる。

親戚が集まって思い出話しをするお盆やお彼岸や命日などでは、故人もその場で
一緒になって話を聞いていることもある。
たとえ悪口などの話が出たとしても、魂は怒ることはない。
自分の人生設計を振り返っているから、そのことに通じるだけだ。

霊界に帰れば全て分かることであり、人間界にいたほどの感情もない。
だから冷静に聞いているし、自分の反省材料にもなる。

時には
『それは言えてる。それはお前自身にも言えるだろう。』
などと返すこともあるかもしれない。

仏壇やお墓は、残された家族や友人たちが故人を偲ぶ所でもある。
そこに魂としているわけではないが、心を込めて手を合わせるのは
通じるものがある。

お墓参りをしない、仏壇に手を合わせない、供養をしないと言って
怒るご先祖さまはいない。
感謝を込めて思いを込めて、心を込めて手を合わせ供養をする、
子孫のその気持を喜ぶ。


お盆は先祖のあることを改めて考えたり、先祖のDNAの中にあるものを話し合ったり、
自分を省みる良き時間でもある。ご先祖に感謝しながら、お盆を過ごしたい。





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お盆 2
「人間界ではお盆でしょう。
 亡くなったご先祖さまたちが帰ってくる、それを迎える行事だって。
 昔から言われているんだけど、これはどのようなことなの?」

『霊界に戻った魂は、本来ならわざわざ人間界に来る必要は無い。
 しかし、それだけでは先祖や子孫のあり方や考え方に、違いが出てしまう。
 一番大きな違いは、先祖や子孫の概念がなくなったら、今この世に生まれている
 人間の血筋や、それを生み出してきた人間の存在ということに関わって来る。』

私が先祖として考えられる一番近い存在、それは祖父母や曾祖父母になるだろう。
それ以上前のご先祖となると、おぼろげに聞いた記憶があるだけだ。

「私の血筋のご先祖さんだって、たくさん居るわけでしょう。
 どのあたりのご先祖さんまでが、お盆のこの時期に帰ってくると思えば良いの?」

『亡くなったその人のことを覚えている人がいる限りは、お盆やお彼岸や命日に
 帰ってくる。覚えている人がこの世に居なくなったら、もう人間界に来る必要は
 ない。故人の思い出話しもないし、お互いに伝えることもないだろう。』

「亡くなったご先祖さんが、子孫に何か伝えると言うようなことはないの?」

『生きている間に伝えなかったものならば、わざわざ霊になってまで伝えることはない。
 なぜなら、魂となり霊界に戻ってしまえば全て分かること。
 どうしても伝えなければならないことは、生きている間に伝えるものだよ。
 亡くなった人から何かを聞きたい、何かを話してほしいと願うのは、残っている
 人間の思いに過ぎない。
 しかし、この思いがあるからこそ亡くなった人のことを思い出したり、伝えようと
 努力もするだろう。そして何よりも感謝に繋がる。それが大切なことなのだよ。』

ご先祖から脈々と伝わる血筋、これを受け取ったからこそ私はこの時代に生まれている。
お盆には亡くなった曾祖父母や祖父母、また夫の両親も帰って来ているのだろう。
両親や兄弟、夫と懐かしい人たちの思いだ話をしてみよう。
私の知らない話が聞けるかもしれない。
私の知りたい何かが聞けるかもしれない。




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思いがけないことに・・・。
ブログがご縁で
「ヒーラーになりたい!」
と我が家を訪れたSさん。

息子さんのH君も一緒に来てくれた。

二人の前世を視たり、日常生活のことを話したりと、時間はどんどん過ぎていく。
もうすぐ8歳になると言うH君は、感覚が敏感であり良い感性を持っている。

「お母さんがかざす手から、感じるものを言ってね。
 どんな感じがするのか、覚えておいてね!」

H君は頷きながら両手のひらを上に向けて、少し離して両手をかざすSさんのエネルギーを
受け取っている。とても素直なH君の表情が嬉しい。

「お母さんとボクの手の間が、硬いよ。」
「エッ? お母さんの手から硬いものを感じるの?」
「何だか分からないけれど、この間が硬いよ。」

H君は自分の手とお母さんの手の間の空間をさして、少し首をかしげながら言う。

「ふーん。硬いんだ。」Sさん。
「その感覚を覚えておいてね、あとでもう一度やってみようね。」と私。


伝授をして、Sさんはタマラヒーラーになってくれた。

「じゃぁ、もう一度手をかざしてみて、今度はどんな感じかな?」

私の言葉に、H君は両手のひらを上に向け、Sさんはその上で両手をかざす。

「違うよ、今度は柔らかいよ!」とH君。
「エェ~、そんなに違うの? 柔らかいって・・・」

うんうん、違うよ、柔らかいよ・・・とH君は笑顔で繰り返している。
伝授をする前と後との違いを、H君は的確に表現をしている。
硬い・・・柔らかい・・・これは、エネルギーの持つ波動の違いを表現していることになる。

二人でエネルギーを確かめ合っているうちに

「身体が熱くなってきた!」
「お母さんもよ、手がとても熱いもの!」

二人の間で、また感覚の違いを話すようになっている。

ふと誰かが声をかけてきたので、私はH君のそれを伝えた。

「ねぇ、テンと言う動物を知っている?」

知らない・・・と言うH君だが、我が家に遊びに来ていたテンに、H君はすっかり
気に入られたようだ。一緒に居たいと、テンが言い出した。

もちろん本物ではなく、妖怪のテンになる。
H君の両手に乗せると
「ここに足があるみたい!動いている! 何だか顔のここに当たっているよ!」
楽しそうなH君の声が弾んでいる。

お母さんのSさんの許可を得て、テンはH君と一緒にいることになった。
きっとH君の感性や感覚が、テンの気に入るところになったのだろう。
一人っ子というH君、テンは良い相手になるかもしれない。

SさんとH君、とても嬉しい出会いであり、ご縁となった。




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お盆
お盆には、亡くなった近しいご先祖さまたちが現世を訪れる。

霊界に戻れば自分勝手に出てくることはできないが、お盆やお彼岸や命日などには
霊界の門が開かれて、懐かしい家族の元を訪れる。

霊界へと入った魂は光だけの存在になるから、マイナスの影響を人に与えることはない。

しかし、お盆などには魂としてのエネルギー体がたくさん動くために、幽界にいる
霊たちもそれにつれて動いてしまう。各地で先祖を迎える供養が行われるために、
幽界に彷徨っている霊たちも成仏したいと動き回る。

敏感な体質を持っている人や、霊媒体質のひとたちは、幽界に彷徨っている霊の影響を
知らず受けてしまい、体調を崩したり気分を害したり不調を訴えたりする。

人込みが苦手と言う人も、実は敏感な体質でマイナスの影響を受けやすいこともある。
このような時には、自分とは関わりの無い(因縁のない)浮遊霊の影響や、マイナス
エネルギーの影響を受けてのことが多いので、焼き塩をお勧めする。
焼き塩は簡単で、それなりの効果も期待できる。

いつになく変に肩が凝ったり、首が重く感じたり、背中や肩甲骨の辺りが痛くなったり
やけに張ったり、気分が悪くなったり、訳も無く吐き気や頭痛がしたり、意味も無く
イライラしたり怒りっぽくなったりした時などは、まず焼き塩をやってみると良い。

これですっきりするならば、浮遊霊やマイナスエネルギーの影響を受けていたと分かる。

焼き塩について、もう一度説明をするので、活かしてください。





      「 焼き塩 」


部屋や体に邪気が溜まっている時、それを浄化できるのが 焼き塩 です。
簡単で、手早くできます。試して下さい。

* 精製塩ではなく、なるべく自然塩に近い「赤穂の塩」「伯方の塩」などを使います。

* 外に向けての窓やドアは閉めておきます。
  家の中のドアは、開けておいてください。
  これは浄化をする家の中を、確定しておくためです。
  窓やドアを閉めておいても、浮遊霊などは通り抜けるので外へ逃げます。
  邪気などのマイナスエネルギーは、焼き塩をする間に浄化されます。

* フライパンを熱し、塩をひとつかみ入れます。(油は不用です)

* 強火で3分ほど 塩をかき混ぜながら空炒りをします。

* 邪気が何もなければ、3分ほどでサラサラの薄い茶色になります。(明るいオークルの色)
  香ばしい匂いになります。

* 5分以上炒っても色が付かない、黒いものが混じる、塩が跳ねる、嫌な臭いがする、
  固まりができる、灰色や汚い茶色になる、溶けてしまうetc・・・。
  このような時には一度焼き塩を捨て、もう一度やり直して下さい。

* あら熱をとった焼き塩を白いお皿か、白い紙を敷いたお皿に載せ、部屋のどこか気になる
  所に置きます。翌日に、ゴミとして捨てて下さい。

* 霊的な影響を受けそうな場所に行くときなど、白い封筒や袋に入れて、
  持ち歩いてもかまいません。影響を受けにくくなります。

* 他にホワイトセージをたいても良いでしょう。



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観音さま
「観音さまって、随分たくさんの呼び名があるのね。」

そんな話から始まった、観音さんとの会話。

『観音は一番人間に近いところにいて、人間を救う役目を持っている。』

「人間にとって、一番身近なところにいるのが、観音さまだということなの?」


『そうだ。人間がそう望んだ。』

「人間が望んだから、一番身近なところに居ることになったということ?」


『観音の優しさや慈悲が最初だったな。』

「薬師さんも優しいし慈悲でしょう?」


『薬師の慈悲は、人の病を治す慈悲であり、人間の苦悩を救うものとは違うな。』

「あぁそういうことね。
 観音さまって人間の生活に密着しているようにも思うのは、人間の苦悩を救うために
 存在しているからなのかな。」

人間は人生において様々な苦悩を経験し、試練にもあう。
どのような苦悩も試練も、自ら乗り越えられるようにプログラムはしているが、
どうしても心が弱くなったり、押しつぶされそうになることもある。

誰の助けも得られず、孤独を感じることもあるかもしれない。
暗闇の中にいて、光がまるでないように思うこともあるかもしれない。
見捨てられたように、感じることがあるかもしれない。


『人間がどのような思いでいようとも、我らは何も変わらない。
 いつでも共に在り、手を差し伸べている。
 人間に必要なのは、差し伸べられている手を探すこと、手を握ることだ。
 我らの手は、希望という呼び方でも言われよう。
 どのような僅かなことでも良い、希望を探すことだ。
 希望を見出すことだ。希望を持つことだ。』

日本各地の方々に、名前を変えては様々な観音さまと呼ばれる存在。

日本人が親しみを覚え、身近な存在としているのは、人間が苦悩や試練を
乗り越えるための希望を、そこに見るからなのだろう。

人間が観音さまに見るのは、慈悲とも慈愛とも言えるものだろう。




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その時。
何だかなぁ・・・やる気が続かない・・・考えることがたくさんありそう・・・。
やろうとしても、思い切って前に進めないときがある、何だろう?
ふと、そう思う日がある。

「私は怠けてばかりいるようなんだけど・・・これでは駄目よね。」

『姉よ、人間はいつもいつも走り続けることはできない。
 単に怠けているだけなのか、それとも今は心身を休めてゆっくりするときなのか、
 じっくりと考えて答えを得るときなのか・・・。
 今の自分はどういう時なのか、それを知るのも大切なことだよ。』

人間の人生には様々な試練や経験や体験として、プログラムに山や谷を用意している。
そして同じように、走るとき、普通に歩くとき、ゆっくり歩くときなども用意している。

「どうしたら、それが分かるのですか?
 怠けているのか、ゆっくりする時なのか・・・。」

『たとえば、何をやってもうまくいかない、思うようにやる気がおきない。
 そのような時には、まず焦らないことが大切だ。
 タイミングが合わない・・・と言う表現もできるだろう。』

そうか・・・タイミングね。

確かに、物事がうまく運ぶときと言うのは、自然にいろいろなタイミングが合ってくる。
人との出会いや情報も、この時!とばかりに実現するし、手に入ったりする。
シンクロが続いたり、発展したりもする。

タイミングが合わないと、何かしよう、始めようとすると、思わぬ邪魔が入ってしまう
ことがある。手に入れようとするものが遠ざかったり、出会おうとしてもすれ違ってしまう。

『自分で自分に教えていることでもある。
 直感が鈍ったり、閃きが少なかったりする。
 そのような時には、じっくりと構えることが必要だ。』

そうね、立ち止まるとき、足踏みばかりしているとき、しゃがみこむとき、ネガティブに
ばかり考えが進んでしまうとき、そんなことが続くとついついマイナスに考えてしまう。

『自分で、その時を捉えることが必要だ。』

タイミング・・・その時・・・必要な時間。

『知っておくことだ。』

はい・・・。




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魂の成長
魂の成長とは・・・人間として成長すること。

魂を磨くとは・・・人間性を磨くこと。


魂は人間の肉体があってこそ、成長できる。

魂は人が赤ちゃんとして生まれる寸前、産道にいる間に身体に入る。

魂はその人の心臓が止まり「死」を迎えたときに、身体から離れる。


魂が人間の身体の中にある間は、魂としての成長はできない。

魂が人間の身体の中にある間は、魂を磨くことはできない。



人間として在る間は、肉体と心で様々な経験や体験をしたり、感情や思考を重ねる
ことによって人間として成長をする。

死を迎えて霊界に帰ったとき、人間として成長をしたことが魂の成長として反映される。

魂として成長するということは、魂としてあるエネルギーの密度が濃くなることだ。

そして、少しずつ魂も大きさを増していく。


人間としての転生を繰り返すことは、魂の成長を重ねることになる。

一度の人生で大きな成長を遂げるのか、小さく成長をするのかは、人間として在る間に
様々な選択を重ねることにより結果が表れる。


大きな成長を遂げるため、決めてきた成長を成し遂げるために、より良い選択を重ねていきたい。





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自分のために
なぜ 自分に向けて否定の言葉を使うのだろう

なぜ 自分の思いを話さないのだろう


言うことで 誰を傷つけるか知っているのだろうか

言わないことで 何を守ろうとするのだろうか


あのね 本当に大切なのは 自分自身だよ



自分自身のために 使ってはいけない言葉もあるんだよ

自分自身のために 話したほうが良いこともあるんだよ


もう一度考えて 自分のために

本当に大切なのは 自分自身だよ

自分を大切にするから 他の人たちを本当に大切にできるんだ

あなたの思いが そこにあるんだよ




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ババの思い出 2
ワラシと話していて、私の中に一気に広がった「ツヤ」の響き。
それは私にババと出会った前世の記憶を、掘り起こしたものだった。

それは大和時代のこと。

私は結婚をして、子供も3人いた頃のことだった。
季節は春先で、私は遊んでいる子供たちに留守を頼み、山に山菜を取りに入っていた。
山は日々に慣れ親しんでいる場所でもあり、住んでいる動物のことも、
山菜やきのこの在り処なども、私は熟知している。

私はいつもの通り、何を思うわけでもなく山を登っていった。

山菜をとり蔓で編んだ籠に入れて立ち上がり、振り向こうとした瞬間に、
私はいきなり強い衝撃を受けて、そのまま斜面を転がり落ちた。

どのくらいたったのか、誰かの声と手を感じて私は目を開けた。
私はどこか知らない所に、寝かされている。

『あぁ、気が付いた? 良かったよ~。
 どこも痛いところはないか? 気分はどうだ?』

そこには私と同じ年くらいの若い女性がいて、心配そうに私を覗き込んでいる。

痛い? 気分? 何だっけ? 私はどうしたんだっけ?

おそるおそる私は身体を起こしてみる。

「何ともない。どこも痛くないし、気分も悪くない・・・。」

『ほんとうに良かったよ~。ごめんなぁ、まったく悪いことをしたもんだ。』


あぁ、これはババの若い頃なんだ。
何だっけ? 何と呼ばれていたんだっけ?
そうだ! おかぁ・・・と呼ばれていた! 幼い息子がいたような気がする。

その子が山を駆け回っていたときに、私と衝突をした。
あの強い衝撃は、男の子が思いっきり私にぶつかった時だった。

そして、おかぁと私の付き合いが始まった。
おかぁが人間ではないことを私は感じており、おかぁも私に隠すことはなかった。

おかぁの幼い息子が魔の波動を受けて風になったとき、おかぁと私は数日泣き暮らした。
おかぁは私の労わりを受け止めてくれて、長は黙って見守ってくれた。

おかぁと私は住む世界は違っていたけれど、お互いの心が通い合っていたのを思い出した。
私の転生の度に、おかぁは少しずつ年を重ねた姿で、いつも私と縁を作ってくれていた。
その時々の私は知るよしもなかったが、いつも懐かしい思いを重ねては、
楽しく親しい付き合いを重ねていたようだ。

でも、今世ババとなったおかぁと私は、会うことがなかった。
なぜ会わなかったのだろう、会えなくてもせめて近くに行きたかった・・・。

そんな私に、ワラシが声をかけた。

『ババは知っていたよ。自分が風になることを知っていたよ。
 ババが言ったの。これまでずっとツヤを見送ってきた。私はそれで満足だった。
 ただひとつの願いはツヤが元気でいること、ツヤに見送られたくない。
 ババは、そう言い続けていた。
 だから長も姉さんのところに来る皆も、ババのことは姉さんには黙っていた。』

ワラシはババの孫だと言う。

『姉さんのことを、ババは本当に思っていた。
 だから、どうしても知らせたくて来たの。』

ワラシはそう言って、私に頬を寄せてきた。
私はこみあげてくるものを、そのままにしておいた。

人間には転生がある、望めばいつかどこかの人生で再会できる。
しかし、ただ風になる妖怪たちに転生は無い。
私がババに会うことは二度とない・・・。




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ババの思い出 1
ババの死を知らせに来たワラシは、私の家事が済むまでじっと待っていた。

家事が済んでソファに座ると、私に向かい合ってワラシは話し始めた。


『今の姉さんは、ババのことで何か覚えていることはあるの?』

「ごめんね、今の私は覚えていない。」

『でも、さっき泣いていたでしょう?』

「うん、今の私は何も分からないし、知らないけれど涙が出たよ。」

ワラシは軽く頷いて言った。

『うん、それでいいよ。
 ババはそれでいいと言うよ。』

「ババは私がここに生まれていることを、知っていたのでしょう。」

『知っていたよ。
 姉さんは知らないだろうけれど、姉さんが赤ちゃんで生まれた時に、
 妖怪の世界にもおふれが回ったよ。
 日本中の妖怪たちは、姉さんの生まれた場所と名前を知らされたよ。
 そして、やがて姉さんと会う日の為に、準備が進められていたの。』

私は胸が詰まった、私の知らないところで何かが確実に動いていたことを知った。
カマイタチのカクとヤが私の所に来たのも、そういう経過があってのことだった。

『ババはそれを聞いて、とても喜んでいた。姉さんに会いたいと言っていた。
 ババが話す時は、姉さんではなくて、ババと会ったときの名前で呼んでいたよ。』

私の名前? 前世での私の名前・・・何だったのだろう。
私の思いを読んだのか、ワラシは少し迷っていたようだが、教えてくれた。

『ツヤ・・・と呼んでいた。』

ツヤ・・・その名前は、私の中に思いがけない力を持って広がってきた。
一気に押し寄せるものがあった。

私には年長の従姉妹がいる。
母方の従姉妹で、とても私を可愛がってくれており、私も慕っている従姉妹。
その名前が「艶子」私は「ツヤねぇ」と呼んでいる。

漢字で艶子なのだが、私にとっては「ツヤコ」なのだ。

子供の頃の私は、ただ名前が呼びたくて「ツヤねぇ、ツヤねぇ」と連呼しては笑われていた。
私は「ツヤ」と言う響きが好きだったのかもしれない。


『姉さんの所に行ったものたちから姉さんの話を聞くのを、ババはとても喜んでいた。
 ツヤがそう言ったのか? ツヤがそうしてくれたのか? ツヤの身体は大丈夫か?
 でも、ババは自分では ツヤ と言いながら、他のものたちには決して ツヤ とは
 呼ばせなかったよ。せいぜい長が ツヤ と呼ぶのを許していただけよ。』

思い出したのか、ワラシの顔には笑いが浮かんでいる。





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風になったババ
3日の朝「どんど晴れ」を見ていた時のことだ。

私の左手を、誰かに包まれた。
温かく柔らかく、優しい誰かの手だった。

ふとつぶやく声が聞こえた。
テレビの音と重なった。

主人公の夏美が「三郎」という男の子と、夜中に外で話している最中だった。
強い風と一緒に訪れた男の子。
夏美と話していて、強い風が山からクルミを運んできた画面のときだった。

私の左手が、なお温かく包まれた。

私はテレビが気になりながらも、左手に注意を向けた。
私の左手を、誰かが握っているのが分かる。
握られた手に、誰かの頬が寄せられている。


『姉さん、ババが死んだ。』


ババ? 
ババと言う呼び名が誰をさすのかも分からないながら、私は突然悲しみがつきあがり、
涙が溢れそうになった。私・・・ババを知っているんだ・・・。


『ババが死んだよ。ババは風になったよ。』

私の左手を握っているのは、女の子のワラシだ。


ワラシは、ババが死んだときの様子を私に視せてくれた。
白い髪にシワ深い穏やかな顔、微笑んでいるような顔、目を閉じたままの顔。
私の知らない・・・でも、どこか懐かしいババの顔。

ババの顔がふと霞んだようになった。
私の涙なのか、それとも本当に霞んだのか・・・。
霞を動かすようにふと空気が動いた、かすかな風。
風が動いたあとには、ババの顔はなかった。

今までババが寝ていた布団があり、ババの着ていた着物が主を失ったように、
そのままの形で残されている。


『ババが死んだよ。ババは風になったよ。』


ワラシの言葉が、また私に聞こえた。



本当だ・・・本当に懐かしいババは風になったんだ。

いきなり泣き出したくなった。

夫はテレビを見ている。
その隣で、私は懸命に涙をこらえながら画面を見た。


画面には、一緒に写ったはずの写真に三郎の姿はなく、驚く夏美の顔があった。



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

4日から6日まで、留守にします。
コメントへのレスやメールや電話は、7日からになります。
どうぞ、ご了承ください。

暑いなか、どうぞ、よき日々でありますように・・・。



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おまえな・・・
おまえな なんで そんなに自分を嫌うんじゃ

おまえな なんで そんなに自分をいじめるんじゃ



おまえは 悪い人間ではないぞ 

おまえは 冷たい人間ではないぞ

おまえは 嫌な人間ではないぞ


ただな おまえは 自分のことを知らないんじゃ

本当の自分を 知ろうとしないんじゃ


なんで そんなに自分を責めるんじゃろうなぁ

おまえの責任ではないことも多いぞ


そんなに自分を小そうせんことじゃ



ほらほら 胸を張ってみぃ

胸いっぱいに吸い込んでみぃ

気持良かろうが


おまえは 胸いっぱいに吸うことをしなかったか

胸いっぱいに吸えば 大切なことがそこから広がる

それを感じればいい


そして 嫌なもの いらんものは吐き出してしまえばいい

ほらほら 出してみぃ

もっと出したいもの 出せるものを出してみぃ



そしたらな 本当のものが残るんじゃ

おまえの中の あったかいものがな

おまえの中の 強いものがな

ほんとうの自分を 知るがええぞ




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シィラの交流
シィラとカクが一緒に帰ってきた。

帰ってきたと言うよりも、我が家に立ち寄ったと言うべきかな。

『姉さん、凄いね! 
 カクが東の長の所に連れて行ってくれたんだ。
 あんなにたくさんの仲間がいるなんて、オレは知らなかった!』

シィラは興奮状態で、私に話しかけてくる。

「良かったね!
 長の所で、そんなにたくさんの出会いがあったんだ。」

うんうん! とシィラは満面の笑顔で大きく頷いている。

『オレは、ほとんど海の中しか知らなかった。
 日本に来て、たくさんの仲間たちが迎えてくれて、オレの話を聞いてくれたよ。
 皆の知らない所だから・・・って、オレもつい夢中になって話したんだ。
 東の長も、オレの話を面白がってくれた。
 オレにとっては何でもない、いつもの海の話だったのに、それは楽しそうに
 聞いてくれたよ。凄かったよ!』

カクも頷きながら言葉を添える。

『オレたちの多くは山に住んでいる。
 海に住んでいるものも居るが、あまり交流がないからな。
 シィラの話は面白かった! オレたちの知らない、行ったことのない世界だ。
 そして、シィラもオレたちの暮らしを面白がっている。』

そして二人は顔を見合わせて、何か話しながら思い出し笑いをしている。
シィラもカクも、伸び伸びとしている。

『姉さん、長からの伝言だ。
 せっかくシィラが来たのだから、日本のあちこちに連れて行きたいが、オレを
 案内役にして良いかとのことだ。案内役でシィラに付いていれば、しばらくは
 姉さんから離れなければならない。それでも良いか?』

カクはちょっと得意そうに言う。
長から案内役をおおせつかったのが、とても誇らしく嬉しかったのだろう。
海外から来た妖怪を、日本の妖怪が国内を案内して廻る。
何だか私も嬉しく、楽しくなってきた♪

「いいよ~。私は大丈夫だから、シィラと一緒に行っておいで。
 どんなところに行きたいの? 連れて行くの?」

私の頭の中に、次々といろいろな場所の風景が現れては消える。
山だったり、湖だったり、丘だったり、畑だったり、古い家並だったり・・・。
私の知らない妖怪たちの顔も出てくる。

『カクと一緒に、西の長に挨拶をしてくるんだ!』

シィラが目を輝かせて言う。
妖怪たちにとって、やはり長は特別な地位にある方だ。
シィラにしてみれば東の長に挨拶できただけでも嬉しかったのに、なお西の長にも
挨拶ができると言う。

『オレの自慢話になるぞ~!』

『よし、姉さんの許可も出たし、行くぞ!』

『うん、姉さん、またな!』

カクに促されて、シィラは勢いよく立ち上がった。
カクもしっぽを一振りすると駆けて行った。

アッ、聞くのを忘れた。
カク~、あの魚はどうなったの?





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プロフィール

あかね雲

Author:あかね雲
私が触れた不思議な世界と、ご縁のあった出来事などを気の向くままに書いていきます。

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