あかね雲 〜生きる意味〜
不思議な世界行ったり来たり???
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海のシィラ
『オレ、シィラだ。』

いきなり私の目の前に現れて、魚を差し出した。
妖怪の出現にはかなり慣れている私だが、姿を現すと同時にヌッと魚が出た
時には、さすがに驚いた。

「えっと・・・いらっしゃい。どこから来たの?」

『南だ、一緒に来た。』

どうやらフィリピンに行っていた弟にくっついて、一緒に来たらしい。

『そう、シィラと言うのね。
 シィラは何をしているの?』

「オレは海の中に居ることが多いんだ。
 陸の上にいるよりも、海の中の方が気分が良いし、楽しみもある。
 この魚はうまいぞ! 姉さんのために持ってきた。食ってみろ♪」

ありがとう・・・しかし、見えない世界の魚を、私はどうやって食べたらいいのかな?
見るとシィラは、カマイタチのカクに魚を渡している。
うん、カクが何とかしてくれるのね(^^)

「フィリピンの海って、キレイなんでしょう。
 潜って泳いで魚を獲って・・・ステキね!」

『うん、海はいいぞ!
 しかしな、姉さん。以前に比べると海に汚れがある。
 以前はもっともっとキレイで、魚もたくさんいたし、もっと気持ちよかった。
 それが、時々苦しくなることがあるんだ。』

妖怪のシィラ、海で生まれて海が大好きで海で暮らしているシィラ。
海に汚れがあり時々苦しくなることがある、シィラにとっては大きな問題になっている。

「海の汚れって、人間が海を汚していると言うことなの?」

『それもあると思う。
 以前にはなかった変なものが海の中にあったり、波に乗って漂ったりしている。
 嫌な臭いがしてくるし、何かが溶けて海を汚すこともある。』

その物体が何なのかは、シィラには分からないようだ。
ただ、それを海に投げたり捨てたり、沈めたりしているのが人間だと言う。

『オレは人間に、投げるな! 捨てるな! と言っているんだけど、
 人間にはオレの声は聞こえない、聞いてくれないよ。それが悔しい・・・』

シィラは顔を歪めている。
私には、かける言葉がなかった。



「シィラ、ごめんね・・・。」

『うん、姉さんが謝ることではないよ。』

「ううん、私にも何かできることがあるかもしれない。
 人間に、もっと伝えられることがあると思う。だからやってみるね。」

『うん!
 人間がオレの存在を知ったら、少しは気をつけてくれるかな。
 海にオレのようなものが居ると知ったら、誰かが気をつけてくれるかな。』


そうか・・・シィラは私に知らせたかった、そして他の人々に知ってほしかった。
だから来たのね!

「分かった、さっそく書くね!
 書いたら誰かが読んでくれる、読んだ人が他の人にも伝えてくれるかもしれない。
 ううん、きっと伝えてくれるし、気をつけてくれると思う。
 私がブログを書いているのも、たくさんの人たちにいろんな事を知ってほしい
 からだもの。読んだ人たちは、きっと分かってくれるよ!」

シィラは安心したように笑ってくれた。
そして、カクと一緒に去って行った。
カクは、シィラをどこに連れて行ったのかな?

シィラ、日本を楽しんでね♪





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あなたを見ています。
私たちは あなたを見ています。

私たちは いつでもあなたを見ています。



下を向いているあなたを

闇の方を向いているあなたを

寂寥に耐え切れず くずおれそうなあなたを

私たちは見ています。



私たちは あなたに気付いてほしい
気付く勇気は あなたの中にあるから

私たちは あなたに立ち上がってほしい
立ち上がる力は あなたの中にあるから

私たちは あなたに一歩を踏み出してほしい
踏み出す強さは あなたの中にあるから



私たちが届けている愛を あなたに受け取ってほしい
懸命に生きているあなたは いつでも愛を受け取ることができるのだから


私たちは 薬師となり 観音となり 菩薩となって あなたを見ています。
 





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能力や才能
私がヒーリングを始めて1年ほどたった頃のことだ。

いつものようにソファに座って瞑想をしていると、ふいに冷たい風が吹いてきた。
あぁ、大杉のおじいちゃんだ・・・私は自分に感じる風で、そうと分かる。

『姉よ、努力をしてきたな。』

そう言われて、私は首をかしげた。
私が努力をした? 私はどんな努力をしたのだろう、まだまだ足りないのに・・・。
私は何の努力をしたのだろう? まるで実感はないのに・・・。

『姉は一生懸命にヒーリングをしてきただろう。』

それは、私が好きでやっていること、ヒーリングをする時の心地良さなどを思うと、
努力はどこにも見出せなかった。

『姉は、ヒーリングをする時に、どうすれば心地良くなるのか、どうすれば自分に
 とって、また人にとって良いヒーリングができるのかなどを考え、試行錯誤を
 しながら進めてきたであろう。
 人に伝えるための言葉を考え、真剣に伝えようとしているだろう。
 人間にとって、それが努力と言うものだ。』

努力って・・・もっと苦しいものと思っていた。
自分が好きでやっており、好きだからこそ向上することを求めていた。
それは私の自然な心の動きだった。

『姉がヒーリングを始めて1年たった。
 努力がなければ、1年前と同じヒーリングのエネルギーだったであろう。
 しかし、この1年の努力が姉のエネルギーを高めている。
 努力をすることによって、自分が生まれながらに持っている能力を向上させたのだ。
 ヒーリングの力を磨いたと言っても良いであろう。』

ヒーリングのエネルギーは、私がヒーリングを広める役目を決めてきたから、
自分の身の内にそのためのエネルギーを持って生まれている。

生まれるときに決めてきた、自分の身の内に持ってきた能力や才能と言うものがある。
能力や才能は、自分で決めてきた目標や役目を成し遂げるためのものであったり、
大切な経験や体験をするためのものでもある。

能力や才能は持って生まれたものではあるが、それを磨いたり活かしたりするのは、
あくまでも人生を生きている自分自身の選択になる。

『姉は岐路にたったとき、自分でヒーリングをやることを決めた。
 決めた以上は、持っているヒーリングの能力を高めたいと思っただろう。』

そうそう・・・確かに私はヒーリングの能力を高めたいと思った。
どうすれば能力を高められるかが分からず、ひたすら探し求めていたような気がする。

試行錯誤しながら、私がやりたいヒーリングのやり方や姿勢を求めていた。
求めて実行することが努力になり、私のヒーリングの能力を磨き、向上させたのか。
私はやっと納得をすることができた。

そうと知ったら、喜んで高めていこう、磨いていこうと思った。




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アポロ 2
統治者は宮殿の中に残っている「神の間」に行き、跪いて己の罪を問い、
惨事の訳を問いかけました。
真剣な祈りが、どのくらい続いたでしょうか。
薄暗くなった神の間の中程に、ひとつの光が現れました。

光の中に居るのは、白い翼を持つ馬に乗り、逞しい体に凛々しい顔立ちの若者です。
光る髪をそよがせ、白い編み上げのサンダルを履き、腰には短剣を帯びています。
かすかな笑みを浮かべながら、祈り続ける統治者を見下ろしています。

頬に暖かさを覚え、統治者は目を開けました。
自分の居る場所から、少し離れた空中に浮かぶ、白い馬と凛々しい若者の姿を目にして、
自分の祈りが通じた喜びに、統治者は身を震わせました。

「こ、これは・・・アポロ! 太陽の神、アポロでございますね!」

『そうだ、お前たちは我のことを『アポロ』と呼んでいる。
 されば、それに応えよう。
 お前の知りたいことを教えよう、言ってみるが良い。』

光の中にいるアポロに促されて、統治者は訴え始めました。

「私と大勢の民の住むこの都。
 大切なこの都がなぜ、このような大惨事に襲われなければならなかったのでしょうか。
 私に悪いところがあれば、私が直します。
 どうか、大勢の民とその家族を、お救い下さい!」

統治者は自分のことはさておき、都に住む多くの人々のことを案じ、
何事かならないかと問いかけます。答えようとして、凛々しいアポロの顔が曇ります。

『人間にとっては『気の毒な・・・』と言うことになろうか。
 お前の統治者としての英知、凛然たる勇気、民を思いやる温かな心。
 それらは大きな光として、この都を守っておった。
 しかし、民の中にはそれを当然のこととして、慣れてしまった者たちが多く出てしまった。
 人間とは、まことに勝手な者たちだ。
 努力をする者を統治者としておきながら、自らは努力をせず、
 不満を言い募る者たちが出てきた。
 光たるこの都を、闇は虎視眈々と狙っていた。
 闇は人のマイナスの思いや感情を、自分のエネルギーとする。
 人間の不満が増えてきたことを知り、惨事を起こすことにより、
 一気に人間の不満や不安を募り、失望や絶望を起こさせ、
 マイナスのエネルギーを増やそうとしたのだ。』

「なんと!
 この都に住む者たちの身勝手な思いが、闇に力を与え、私や民たちからこの
 都を奪おうとしているのですか。
 とんでもないことだ!
 破壊されたこの都に、民の失望を感じさせるよりも、再建に向けての希望を湧き立たせます。
 闇にこの都を支配されるような真似は、決していたしません。
 ここから、もう一度、民と力を合わせてやり直します!」

統治者の力強い言葉に、アポロの顔はほころび、さらに明るく輝きました。

『我にできる手伝いをしよう。
 民の胸に希望があるなら、そこに力を与えよう。
 闇に負けず勇気を出すなら、そこに力を与えよう。
 全ては、おまえと民の思い次第だ。
 心を合わせ、力を合わせて、都を再建するが良い。
 さらなる明るい都となろう。皆で努力をするが良い!』

「はい! 必ずや、民と力を合わせて、この都を再建します!」

統治者は希望に瞳を輝かせ、アポロと力強く約束をしました。

まもなく都は見事に再建され、統治者から聞き知った民たちは、
己の心を省みながら統治者と共に、長く都を守り抜きました。
 


 
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アポロ 1
昔、もっとその昔、 遙かな大地のその向こう、大きな光に包まれた、
とても素晴らしい都がありました。

人々が賑やかに行き交い、楽しげな歌声が聞こえ、
明るいさざめきが伝わってきます。
山々は緑に覆われ、広がる海は強い陽光に煌めいています。
何もかもが明るく、幸せに輝いています。

二人の若い男女が、何やら楽しそうに話しながら笑っています。
肩を並べた二人は、とても幸せそうな様子に見えます。
明るい日の光の中、何もかもが二人を祝福しているようです。

ふと上を見上げた女性の目が、驚きに見開きました。
突然立ち止まった女性の姿を、若者はいぶかしげに見つめ、
何を見ているのかと上を向きました。
上を向いた若者も、硬直したようにそこに立ちすくみました。

二人が見上げた空には黒雲が広がり、たくさんの火の塊が降り注ごうとしています。

呆然としていた若者が我に返り、慌てて女性の手を引くと、
無我夢中で走り始めました。
女性も手を引かれてやっと気が付いたのか、若者と一緒に走り始めました。

その頃には異変に気付いた人々が、叫び声をあげながら、我先にと争って、
家々に走り込むようになりました。

明るく輝いていた都は、たちまちのうちに、飛んでくる火に包まれ、あちこちで
黒い煙があがるようになりました。

若者と女性はやっと家の中に走り込むことができ、肩を寄せ合い抱き合いながら、
何事かと不安げに顔を曇らせています。
いきなり襲ってきた惨事に、戸惑うばかりです。

轟音を伴い、大きな岩が地面に落ちてきます。
逃げまどっていた人々は、火や岩に襲われ、無惨な姿をさらしています。
都はたちまち、阿鼻叫喚のるつぼとなってしまいました。

数日間続いた火と岩の惨事は、やっと終わりを迎えたようです。
家の中から出ることもままならなかった人々は、音が収まったことを知り、
おそるおそる戸口から外を覗きました。
人々の目に映ったのは、岩に押しつぶされ、火に焼けた都と多くの犠牲者の惨状でした。

見回りに出ていた都の統治者も、やっとの思いで宮殿に辿り着き、為す術もなく
壊されていく都を、窓から見るばかりでした。
高いところから破壊された都を見ていた統治者は、
暗い底に沈み込むような自分の気持ちを、何とか立て直しました。

統治者が沈み込んでいては、都は破壊されたままになってしまいます。
勇気を奮い起こした統治者は、残っている人々に呼びかけ、都の再建を誓い合いました。

「なぜ、こんなことになったのか?
 何が悪かったのか?
 あんなに美しく平和で幸せだった都が、なぜこのような姿になったのか?」

統治者は繰り返し自らに問いかけてみましたが、何も返事は返ってきません。

「これは人智の及ばぬところ、神のご意志に違いない。
 そうでなければ、もっと私に何か警告があろうものを・・・。」

常日頃から神に問いかけ、自分を正してきた統治者は、
都を襲った惨事の訳を、知りたいと願いました。
事の起こりがあるのなら、それを正していかなくてはなりません。
「人々の平和や幸せを守るのは、統治者である己の役目だ」と、
いつも信じて励んできました。




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その時期。
『姉よ、人間の人生には急激な変化の時と、じっくり習熟する時がある。
 大きな流れや速い流れになるときや、ゆったり流れてじっくり周囲や自分を
 見回すときがある。どちらも人生のうえでは大切なことだ。』

「あぁ、私にも覚えがあります。
 この仕事を始めた時には、本当に急流や激流と自分でも思うくらい、周囲や
 自分自身に大きな変化があり、様々な出来事や出会いが重なったり続いたり
 の日々でした。
 ゆっくり考える暇もないくらい、毎日毎日が目まぐるしい思いでした。」

『その時を過ぎると、少しゆっくりしてくる。
 自分が始めたことに対して、習熟の時期でもあるのだ。
 いろいろと考えを深めたり、これまでのことを省みてこれからのことを考えたり、
 実行するための目的や目標が明確になってくる時期でもある。』

あぁ、納得する。
思いっきり走り続けると、いつしか目標や目的に辿り着く。
目的や目標に辿り着くとそこで少し時間を過ごし、また次が出てくるのだ。

それは数日のこともあるし、数週間のこともある。
時には数ヶ月を要してしまうこともある。
そんな時には、目的や目標が定まっていないから、思うような動きがとれなかったり、
出会いもタイミングが合わなかったり、すれ違ったりしてしまう。

「今は動く時期ではないかも・・・」

ふとそう思うことがある。
仕事ならそこで頑張る時期だったり、疲れが溜まっていたら一休みする時期だったり、
動きたくない自分、動けない自分の意味を考えてみよう。

次のことをやるための、エネルギーチャージの時期かもしれない。
次のことのための、情報収集の時期かもしれない。
これからのための、準備を進めている時期かもしれない。
今やっていることを、じっくり身につける時期かもしれない。

今の自分を省みてみよう、考えてみよう。
きっと何かが分かるから・・・。


7月26日から29日まで、留守にします。
コメントへのレスは、帰宅してからになります。
メールや電話は、30日以降でお願いします。

どうぞ、ご了承ください。
良い日々でありますように・・・。



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それって 闇?
「近頃ね、守護天使の存在という話がよく出るの。」

『守護天使? 何のこと?』

「天使のことよ、天使が人間に付いていて、その人の願いを叶えてくれるんだって。」

ある日のタルちゃんと私の会話である。
天使について、少し聞いてみたくなった。

『天使が人間の願いを叶えるって?』

「そうなんだって。
 人間にはいろいろな希望や願いがあるでしょう。
 それを真剣に考えたり祈ったり思ったりすると、その人に代わって天使が
 実現させてくれるんだって。人間の代わりに、願いを叶えてくれるんだって。」

『ふーん、それっておかしいよね。』

「そうでしょう、でも、そういうことが流行っているそうよ。」

『人間は楽をする方を選びがちだからね。
 もしも、何かが人間に代わって希望を叶えるとなると、それは闇のやることだよ。』

「闇のやること?」

『そうだよ。
 闇の動きは人間の成長を妨げるんだ。
 闇は人間の成長を妨げるためには、何でもやるよ。』

人間が持っている希望を叶える力、それはやる気や頑張りや努力という成長へ繋がるもの。
成長は喜びとなって、人間を更に輝かせる。
見えない世界の光の存在は人間の成長を見守り、お手配として本当に必要なところにだけ力を貸す。

見えない世界の闇の存在は、人間のマイナスエネルギーを取り入れたがる。
人間のマイナスエネルギーとは、怠惰な気持、長引く怨念や恨みなどの感情から発せられるもの。
怠惰な感情は、人間の成長をもっとも妨げるものとなる。

「怠惰な感情ね、私にも怠け心はあるから・・・。」

『人間にはみんなにあるよ。
 怠けることを自覚していれば、怠け続けようとは思わないよね。
 今は怠けているけれど、動こうとすれば動くのも人間なんだ。
 ところが、怠けているとさえ気付かないこともあるよ。
 それが、成長を妨げるものなんだ。』

「怠けていることに気付かないこと、うーーーん。」

『そうだよ、ほら、さっきの言葉。
 天使が代わって願いを叶えてくれる、思えば叶えてくれるなんて、人間を怠けさせるだけだよ。
 でも、天使がやってくれる・・・との言葉で、それが怠けるということに繋がらなくなる。
 天使は光のものだから大丈夫だと、勝手に自分に都合の良いように思ってしまう。』

「そうか・・・努力を伴わずに願いが叶うんだもの。
 人間が成長するためには、有得ないよね。」

『その通り! 
 天使は神界に属するものだよ。人間の成長を見守る役目なんだ。
 勝手に人間に干渉したり、余分な手助けはしないよ。
 天使も本当の愛を知っているから、愛の厳しさも知っているよ。』

そうか、そうだうよね、天使は光の存在だもの。
私たち人間の成長を見守る役目なんだもの、私の代わりに私の願いを叶えるなんてしてくれない。
やっぱりそうだった・・・。
何かがどこかが引っかかるとき、私はやはり確認することだと思った。 



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悪魔よりも強く。
『人間は悪魔にも愛があると思っているの?』

「そう思っている人もいるんじゃないかな。
 悪魔にも愛はあるの?」

『悪魔は愛があることを知っているよ。
 人間にとって、愛がどのような働きをするのかを知っているよ。
 知ってはいるけれど、悪魔の中には愛そのものはないんだ。
 悪魔は愛と対極にいるモノなんだ。だから悪魔の中には愛はないんだよ。
 そもそも、そのように創られているんだ。』

悪魔は、愛が人間にとってどのようなものかは知っている。
愛が人間を成長させ、お互いを大切にしたり思いやりを持ったりすることも知っている。

長い間、悪魔は人間を観察してきた。
観察することによって、人間に対する知識を得ている。
だから、人間には愛が備わっていることを知っている。

愛が悪魔とは対極にあると言うことは、悪魔にとっては人間の愛が何よりも苦手
と言うことになる。愛は光とも言える。
悪魔の中には愛はないから、もっとも嫌うものとなる。

人間が生まれるとき、その身の内には愛を持って生まれている。
それは紛れも無い事実だ。
成長する過程で愛を感じにくくなったり、様々な事情や体験により愛から遠ざかったり、
愛がわからなくなったりすることもある。

それでも、ただ愛は隠されているだけで、その身の内には愛がしっかりとある。

人間としての長い歴史の中で、闇の力を持つ悪魔に滅ぼされることなく人間が
生きているのは、悪魔よりも人間の方が強く創られているからだ。
人間は愛を身の内に持つことにより、強い存在となっている。

闇の悪魔よりも、光の愛を持つ人間の方が強いことを知らせておく。



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抱きしめて
あなたを ハグして いいですか。

毎日毎日を頑張って生きているあなたを、ハグしてもいいですか。

生きるということが、どれだけ大きな意味を持っているのか、
どれだけ大切なことなのか、あなたは知ろうとしているのです。

晴れやかに笑える日が少ないと、なぜこんなに苦しむのかと言いたい、
そんなあなたの頑張りが、必死に生きようとしているのが伝わってきます。

心ない大人の言動に傷つき、泣き叫ぶ子供の心を抱えたまま、どうして良いか
わからず、どう乗り越えて良いか分からず、それでも死を選ぶよりも生きたいと
願うあなたが、実はどんなに大切な人なのか、それをあなたに伝えたいのです。

愛を知りたいと言うあなたに

愛が届かないと言うあなたに

愛がわからないと言うあなたに

自分自身を抱きしめて

自分の心を抱きしめて

自分の中にある温もりを知ってほしいのです。

私はあなたが抱きしめる、あなたの中にいます。
あなたが自分を抱きしめるとき、私はあなたをハグしています。
大切に 大切に ハグしています。



心が冷たいよ

手が冷たいよ

身体が冷たいよ

そう言うあなたに手を差し伸べ、温める人がきっといます。
なぜなら、あなたに出会う人はあなたが決めているから。

だから、探してください。
気付いてください。

あなたがその人に出会うことが、生きていることに繋がるから、
生きている意味を知ることになるから、探してください。

それまで あなたをそっと ハグ していいですか。




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出会い。
「人と人との出会いって、すごいよね!
 その人と出会ったことで人生が変わったり、物事が変わったりする。
 いつも思うの、よくこの人と出会ったな~ってね。
 今ではその人との関わりのない人生なんて、考えられない気がする。」

『うん、本当にそうだよね。
 人との出会いによって、良くも悪くも変わることがある。
 でもね、良い出会いも悪い出会いも、本当はどちらも成長のための出会いなんだよ。』

「良い出会いも悪い出会いも、どちらも自分で決めてきているということ?」

『どちらもありなんだよ。
 良い出会いは将来への発展的な出会いだし、悪いと感じる出会いは大いに
 自分を省みるきっかけになるし、自分が変わるチャンスでもある。
 ただね、それを活かすかどうかだけなんだ。分かるよね。』

うん・・・。

あの人に会えて良かった! あの時にあの人に会ったから、今の自分が居る!
これはとても嬉しい出会いであり、お付き合いは長く続く可能性がある。
或いは疎遠になったとしても、いつまでも出会いが心の中に残っている。

あの時に、あの人に会わなければ良かった。
会わなければ、こんなに酷い経験をしなくても良かったのにと心底思うこともある。。

その人に会ったことで、自分が裏切りにあったり騙されたり苦境に立たされたり、
自分にとってはマイナスとしか言いようの経験をすることもある。
マイナスの経験には、苦いけれども学びがあり、辛さを乗り越えることによる
成長が準備されていたりする。


「そう言うことなら、全ての出会いに感謝したくなる!」

私の言葉に頷きながら、タルちゃんは一言応えてくれた。

『それで良いと思うよ。実はそれが一番大切なことなんだよ。
 良くも悪くも、全ては自身自身のことなんだもの。
 姉さん、ボクたちも出会いだよ、もっとも明確に出会うことを決めていたんだよ。』


出会ってくれた皆さん、本当にありがとうございます!!!


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天狗の着物。
天狗は、実はとてもおシャレだ。

自分たちの内面をとても大切にするのと同じように、見かけにも気を使う。

闘いや稽古で服装が乱れるのは一向にかまわないが、日常の生活では服装の乱れは
自分の精神の乱れにも通じると思っているようで、着こなしがキチンとできているか
どうかに気を使っている。

幼い頃から言われているので、自然に着方にも工夫が施されており、キッチリと着る
習慣が付いている。これは自分が着た着物を畳むのにも表れており、折り目正しく
畳んで乱れ箱に入れたり、衣文掛けにかけたりしている。

色使いには好みもあるようで、私から見るととてもセンスが良い。

・・・とここまで書いたら、何やら嬉しそうな表情を見せる。
天狗さんも誉められると嬉しいようだ(^^)


着物はTPOによって、細かく分かれている。

一番上等な着物で、一番見事な着こなしを要するのは正装である。

次は準正装、そして礼服、重要な式服、粋な外出着、質素な平服、丈夫な稽古着と
それぞれ用途に合わせて、見事に決めて着こなしている。
着物は袖や襟や袴も、それぞれに合わせて形が異なる。
詳細にお知らせできないのが、ちょっと残念でもあるが・・・。

着物の着こなしが見事なように、天狗は身のこなしや所作や平素の挙動にも気を使う。
まぁ、お酒が入ると人間と同じように言動が少々乱れることもあるが、着物はキッチリと
着ていることが多いようだ。

天狗が来ると凛とした空気を感じるが、納得できるものである。

自分の心身を鍛錬し、磨くことを常に心がけている天狗。
私は彼らの存在が、とても嬉しい!!!



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自分への甘さ。
自分に甘いと言うことはね、自分の辛いところや苦手なところなどを
見ようとしないことだよ、知ろうとしないことだよ。

辛いところや苦手なところを見ると、痛かったり苦しかったりすると思うんだ。
だから、自然に避けようとするんだよ。

でもね、本当はとっても必要なことだし、ちゃんと出来ることなんだよ。


やらないで損をするのは自分自身だよ。
他の誰でもない、自分自身なんだよ。

人間が望んでいるのは、自分で成長することなんだ。

成長するためには、自分に甘くしてなんかいられないよね。
だって、甘くすること、そのままで良いと言うことは成長しないことになるんだよ。


自分に甘くすることは、自分と似た人にも甘くするということなんだ。

自分と同じものを持っているから、それと気付かずに許してしまう。
自分が楽なんだよ。
実はちっとも良くない 楽 なんだけど、それに気付かない。


自分に厳しくすると言うことは、見るべきところや知るべきところを、しっかり見ること
しっかり知ることなんだ。そうすると、気付いていくんだよ。

気付くから、どうしようか、どうしたら変われるのかを考える。
考えて実行するから、成長していくんだ。

本当に成長する喜びを知るんだよ。

成長は特別なことじゃないんだ。
毎日の生活の中にある事なんだよ。

毎日の生活の中にあることだから、見逃さないことだね。




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手配はしているよ。
ハヤヒが久しぶりに姿を視せてくれた。

アメリカで仕事をしているハヤヒ。
端正な顔でニッコリと笑ってくれる。
細身の身体に白い服で、スラリと私の横に立っている。

『お姉さん、アメリカでの手配は済みました。
 あとはお姉さんが訪ねるだけです。』

はい、ありがとう!
分かっています、分かっています・・・けれど・・・。

ハヤヒが教えてくれるのは、手配ができたということだけ。
どこに手配があり、どのような経過を辿り、誰の所に行き着くのか、それは私がやることだ。

アメリカに居る人に会いに行く、その人はどこに住んでるのだろう?
その人は女性なの? 男性なの?
若い人? 年を重ねた人? 体格は?
名前は何と言うのだろう?

私の中には???ばかりが続く。

ハヤヒが教えてくれる情報は、「アメリカ」それだけだ。

とんでもなく広いアメリカ、そこにある人口などを考えると思わずため息が出る。
嘆きの言葉が口をついて出る。
しかし、嘆いていても始まらない。
こんな時には、嘆き小僧も力を貸してくれない。

嘆く時間があるのなら動くことだよ・・・誰かの声が聞こえる。

mixiかな、コミュニティかな?
誰か情報をくださーい!

どこかに、何かに手を付けよう、きっと探し出せるから!

私は自分自身を励ましながら、頭に浮かんだところから取り掛かる。





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嘆き小僧 ナタ
友人のSさんと電話で話していた時のことだった。
4日前の私との電話であることを話してから、ずっと嘆いてばかりだと言う。
電話の向こうのSさんを視るともなく視ると、Sさんの背中の後ろに笑う顔がある。
名前を聞いてみると嘆き小僧だと言う。
Sさんにそれを話すと苦笑いしている。

「だから私はずっと嘆き続けているのですか?いやだ~。」

そう言うSさんの肩に手を置きながら彼は
『嘆きなら聞くぞ』
と言っている。その後しばらくSさんと話して電話を切った。

Sさんの後ろで姿を視せたのは、嘆き小僧のナタ。

ナタは自分が嘆きを聞いた人間のことを話してくれた。
その相手とは明治時代のある政治家のことだった。

人の嘆きのエネルギーに敏感なナタは、移動中にふと気になる嘆きのエネルギーを
感じてある家に辿り着いた。そっと部屋に入ってみると、一人の男性が座卓に着いた
両腕で頭を抱えている。
口から出るのは自分が理想とする所に向かいながらも、遅々として進まない政界の
様子や政治家たちの言動だった。

言うに言えない思いが胸に重く溜まっているようだ。

この男性の人間性を視て納得をしたナタは、それとなく手伝うことに決めた。
男性の背中にそっと手を当てると

『嘆け、嘆いてみな。自分の中にある嘆きをすっかり吐き出してしまえ。
そうすれば自分の本当の思いが沸き上がる。だから嘆け』

するとまるで促されるように、男性の口から嘆きの言葉が次々と出てくる。
すっかり思いを吐き出してしまった男性は

「あぁ、何だか気持ちが軽くなった。
よし、明日の為に対策を考えておこう!」

と明日の議会の為に真剣に考え始めた。
数週間たって男性の部屋を訪れたナタは、また男性が悶々としているのを知り
背中にそっと手を当てる。

すると男性は自分の中に溜まっていた、嘆きの言葉を口にし始めた。
他の人間に向けた嘆きもあり、負けたり悔しい思いを重ねる自分への嘆きの言葉もある。
やがて思いを吐き出してしまった男性は

「よし、次の手を考えよう」

と真剣に考え始めた。
この男性がすっかり気になる存在となったナタは、時折男性の元を訪れては嘆きを吐き
出させることを続けていた。男性はそれとは知らないままにナタの手を借りながら、
政治家として頭角を現し躍進を重ねていった。
家に帰っては嘆きの言葉を口にして、その後は真剣に考えることが身についていく。
家ではどんなに嘆いても考えることにより、いつも希望を見出だすことを知った彼は
政界においてもだんだんと一目を置かれるようになり、重要な地位に着くようになった。

「君はいつも前向きだねぇ。不満や批判を聞くことがない。
君の中には、そのようなものはないのかね?」
「いいえ、私も人間ですから不満も批判も様々にありますよ。
ただそれを人に言っても仕方のないことなので、言わないだけです。」

「ほぅ言わないだけか。」
「はい。それよりも何ができるかを、考えるようにしています。」

「そうか。私はずっと君を見てきた。これからは応援することにしよう!」
「ありがとうございます!」

ナタによると、彼は明治時代の政治家として活躍をしたそうだ。
ナタの存在は彼の知る所ではなかったが、ナタは自分が世の中の役に
たつことに繋がったと喜んでいる。

「ナタが私に話してくれなかったら、人間は誰も知らないままだったと思うよ。
ナタは私に大切なことを教えてくれたの。ありがとう!」

『オレが何か姉さんに教えたか?』
「うん。ナタ、私の中に嘆きが溜まってきたら吐き出すからね。
溜めるだけでなく、自分一人の時に吐き出すからね。
そして、その後に私が出来ることを考えるから!」

『そうか。オレも姉さんの役にたつことができるか!』

ナタは嬉しそうに笑ってくれた。




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北海道とカムイコタン
「明日から札幌に行くの。
 ワークショップだから、サポートをお願いね。」

私の問い掛けに、タルちゃんが応えてくれる。

『分かったよ、札幌に行くからね。』

『私も行くわ。北海道でしょ。私の実家だもの!』

ニポの声が明るく響く。
私は嬉しくて笑った。

そうだよね、ニポはカムイコタンの一族。
そもそもが北海道にいる方だもの。
それが私を手伝うためもあって、こちらに来てくれている。

『先に北海道に行ってるからね!』

ニポは笑顔を視せると、すぐに北海道に行った。

ニポは北海道をとても大切にする。
ニポは北海道が大好きなのだ。

今のカムイコタンは、少しの間だけ私と一緒にいたチビコタが父の跡を継いで名乗っている。
カムイコタンの一族がどれだけ北海道を愛し、守り抜こうとしているのか・・・。
案外人間は知らない、気付いていない。

札幌の夜、ホテルを訪れたカムイコタンは

『姉さん、人間はまだ足の引っ張り合いをしているよ。
 最初のカムイコタンが正した人間の姿、生き方が、またいつの間にか忘れられている。
 いつになったら、人間は足の引っ張り合いを止めるのか。自分たちのことなのに・・・。』

北海道は少し難しい土地でもある。
だからこそ、カムイコタンの一族が守るようにもなった。

北海道には、同じ土地でも次元の異なるところに魔界が存在する。
これはどうしようもない所であり、カムイコタンは人間たちが魔界に近寄らないように、
注意を重ねてきた。人間たちはカムイコタンからのメッセージと、闇のエネルギーを感じて
近寄らないように努めて来た。

ところが北海道に住む人間が増えるに連れて、魔界のある所にも住宅ができるようになった。
カムイコタンたちは人間に『その場所に住まない様に・・・』とメッセージを送り続けたが、
受け取れない人間たちは少しずつ魔界の近くに住むようになっている。

だからこそ、カムイコタンの一族は人間たちを守ろうともしているのだが、
守られている人間たちが自ら諍いを起こしたり、足の引っ張り合いを繰り返していては、
せっかくのカムイコタンの導きや守りが崩される。

『まったくもぉ・・・人間たちが早く気付いて、自分たちで守って欲しいものだわ!』

ニポの嘆き、カムイコタンの嘆きが聞かれなくなるのはいつだろうか。

人間たちの言動を嘆きながらも、カムイコタンもニポも北海道の為に働いている。




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カムイコタン 3
北海道に住む人間たちはカムイコタンの話を聞き、話の中から自分に足りないものに気付いたり、
出来ていないところを知ったり、日々の自分の怠け心を反省したり、自分を省みることを始めた。

『そうか、お前はそこに気付いたか、良かったな。
 ではお前が気付いたことから、今できることや今やりたいことは何なのだ?
 今お前がやりたいことや出来ることを考えてみろ。』

カムイコタンの励ましと心のこもった言葉に、
人々は気付いたことから本気で考えることを始めた。

「カムイコタン、おれはもっと魚を取りたい!
 今までは簡単に取れるだけで良いと思っていたけれど、若いおれが魚を取ってくれば、
 思うように魚の取れないじいさんやにばあさんに、魚を分けてやることができる。
 それで良いか?」

『おぉ、お前はこれまでは随分と身勝手な人間だったな。
 自分が満足していればそれで良かった。
 周りの人間に心を配ることをしていなかった。
 そんなお前が良くそこに気付いたな。えらいぞ!』

カムイコタンの笑顔と励ましの言葉、誉められた若者は照れくさそうに嬉しそうに、
顔を紅潮させて走り去る。
若者の後ろ姿を見ながら、カムイコタンはホッと温かい息を吐いた。

若者は魚を捕りたいと熱心に川の中に入っていくが、なかなか思うように魚が捕れない。

「何だよ~、せっかくオレがじいさんやばあさんの為に魚を捕ってやろうとしているのに、
 どうして魚が捕れないんだよ~、エエィ、勝手にしろ!」

思わず投げやりになりそうになった若者を、カムイコタンはじっと見守っている。
さて・・・若者はどうするのか・・・それを見ている他の人間はどうするのか・・・。

離れた所で見ていた老人が、ゆっくりと若者に近付いていく。

「何だよじいさん、文句でもあるのか?
 魚が捕れないオレを、笑おうっていうのか?」

若者は近付いてくる老人に向かって悪態をついている。

「いいや、そんなことはないぞ。
 オレたちの為に魚を捕ってやろうと言うお前の気持を、何でオレが笑うものか。
 ありがたいと思っているぞ。」

柔らかく話しかけた老人の言葉に、若者は驚いた顔をして立ち尽くしている。

「オレの気持をありがたいと言うのか?」
「そうだ。ありがたいと思っている。
 これまでのお前では考えられないことだった。
 オレたち老人のことを馬鹿にしたり邪険にしていたお前からは、考えられないことだった。
 しかし、お前は本当に川に入って、オレたちの為に魚を捕ってくれようとしている。
 こんなありがたいことはないではないか。」

老人の言葉に、若者は照れくさそうに笑っている。

「カムイコタンがオレのことを誉めてくれた。
 こんなオレでも良く気付いたと誉めてくれた!」
「うんうん、お前の気持はオレたちにとっても、本当に嬉しいことだ。」

「そうか! そう言ってくれるのか!
 なんだか・・・オレ頑張るかな!」
「オォ、頑張ってくれ!
 実はな、オレは若い頃には魚を捕るのが上手かったんだぞ。
 どうだ、お前に魚の捕り方を教えてやろう。」

「エッ、そうか? 教えてくれるのか?」
「いいとも、お前が魚をたくさん捕ってくれれば、オレたちも嬉しいからな。」
「よし、教えてくれ! たくさん魚を捕って食わせてやるぞ!」

若者の顔は喜びに輝いている。
自分を受け入れてくれた喜び、人の役に立つ喜び、若者は嬉々として老人の教える
魚の捕り方の話に聞き入り、言われるままに手を動かしている。

また老人も若者が自分の言うことを素直に聞き、気持を自分に向けていることを知って、
心から喜んでいる。二人の間に心通うものが出来上がってくる。

カムイコタンはそんな二人を見ながら、微笑んでいる。
周りを見回すと、いつしかお互いに助け合う姿があちこちに見える。
助けられると感謝の言葉を口にする。

感謝を言える自分が嬉しくて、また感謝を言われる自分が嬉しくて、人間たちは
お互いの心に温かさを感じている。

カムイコタンは自ら動き出した人間たちを祝福し、北海道を住みやすい土地にしようと、
はるかに広がる大地に向かって歩き出した。


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カムイコタン 2
カムイコタンは懐の中から、幾つかの光の玉を取り出した。

ひとつひとつの光の玉に、それぞれに何か祈りの言葉を込めては、空に向けて送り出す。
光の玉はカムイコタンの手を離れると、
ゆっくりと上昇してそのまま広い大地のどこかへ飛び去った。

カムイコタンの祈りを込められた光の玉は、各々に定められた場所へ着くと、
静かに大地へ沈んでいく。
大地へ沈んだ玉は、そこで光を解き放っていった。
光はそこに住む人間たちに、温かさをもたらしていく。
光は人間たちの中に眠っていた希望に、エネルギーを与えたのだ。

カムイコタンは大きな熊を連れて、各地を回り始めた。

見たこともない大きな黒い熊と、怖れ気もなく熊を連れ歩く髭面の大きな男に、
出会った人々は最初は恐怖の色を浮かべて遠巻きにしようとする。
しかし、カムイコタンの名前を聞くと、人々は不思議な懐かしさを覚える。
先にカムイコタンが空に放った光の玉、そこから人々に届いたエネルギーが、
名前を聞くことによって、人々の中に安心感と懐かしさを覚えさせたのだ。

「あなた様のことは、何だか知っているような気がします。」
「あぁ、本当にその通りだ!おれたちの為に来て下さった方だ!」

表情の乏しかった人々の顔に、だんだん喜びが浮かんでくる。

「おれたちを救いに来て下さった方だ! そうですよね!」

『ワシがお前たちを救いに来ただと?
 いやいや、お前たちを救うのは、お前たち自身だ。
 わしは、きっかけを与えに来たに過ぎぬ。救われたければ自分たちで救いあえ。
 その為に仲間同士でいるのだろう? お互いの為に居るのだろう?』

カムイコタンの言葉に、人間たちは怪訝そうな顔をお互いに見合わせている。

「私たちは何もできません。一緒にいても、何も変わりません。
 どうしてお互いを救うことが、できるのですか?」

若い娘が不思議なことでも聞くように、カムイコタンに問い返す。

『何も出来ないと言うのか? 一緒に居ても何も変わらないと?』

人間たちは、当たり前にように頷くばかりだ。

『お前たちは、自分たちでお互いに足を引っ張り合っておる。
 誰かが何かをしようとしても『そんなことできない、そんなにしなくても良い』
 という言葉で済ませ、そこから誰も抜けようとしない。
 言われれば『そうかもしれない、これまでもそうだった』と言うだけで、誰も
 そこから動こうとしない。違うか?』

カムイコタンの言葉に、人々は考え込んでしまった。

「暖かければそこに魚があり、木の実があるから、私たちはそれを採って食べます。
 でも、寒くなれば何もなくなります。だからじっとしています。
 こんなに寒くなければ、私たちも動けます。何かできます。」

『魚が捕れ、木の実がある、それを喜びとしないのか?』

「魚が捕れたり木の実があるのは、当たり前のことですよ。」

『魚や木の実がそこにあり、食べさせてもらっていることに感謝はないのか?』

カムイコタンから発せられた『感謝』の一言は、怠惰に慣れた人々の胸に不思議な感覚を覚えた。

「感謝と聞いたら、何だか胸の奥から湧き上がってきたものがあるぞ!」

「私もです!『感謝』と言ったら、胸に何かが広がりました!」

「何だか昔はあったような感覚です。ずっと忘れていたような・・・。」

「カムイコタン、あなたが来て下さったことに感謝します!  
 あぁ、何と言うことだ!今の自分の言葉で、おれの中に力が漲ってきたぞ!」

「カムイコタン、あなたの教えに感謝します!
 あぁ、本当に!私の体も熱くなりました!」

『それはワシの言葉を、お前たちが真剣に聞く努力を始めたからだ。
 努力を始めたから、感謝が分かった。自分を取り戻した、良かったな!』

「カムイコタン、この雪の中でおれたちにも、きっと出来ることがありますね。
 教えて下さい。もっともっと話して下さい!もっと話を聴きたい!」

『良かろう、その為にわしはここに来た。話をしよう・・・。』

人々は目を輝かせながら、カムイコタンの周りに集まってきた。
外の寒さよりも、人々は自分の胸に広がる温かさに喜びを感じていた。




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カムイコタン 1
真っ黒い大きな熊を連れ、熊の毛皮を身にまとった大きな男が、
真っ白い雪に覆われた広い広い大地へ、静かに降り立った。
若々しいなかにも思慮深さを瞳にたたえた男は、
顔の下半分ほどに黒い豊かな髭をたくわえている。

大きな男を歓迎するように雪は止み、白い大地とは対照的にどこまでも青い空が広がっている。
丹頂鶴が翼を大きく広げながら、男の前に降りてくる。

鶴はゆっくり男に近づくと、空に向かって一声大きく鳴き声を上げた。

『我を知っておるのか?』

「はい。果てしないこの大地、空から案内せよとの仰せにございます。
 あなたさまをしてこの広い大地を守る神、カムイコタンとしてお迎えします。」

『我はカムイコタンか!』

「はい、そのように承っております。
 では、私に付いてきて下さい。空からこの大地をご案内いたします。」

言うと鶴は大空へ向けて飛び立っていく。
それを見て頷いたカムイコタンは、両手を上に伸ばし大地を一蹴りすると、
前を飛ぶ鶴に追いついた。

鶴は飛んだり降りたりしながら、様々な場所へとカムイコタンを案内していく。
何本もの川、そびえる山、突き出す岬、猛々しい姿を見せる海、凛と冴え渡った空気の中を、
鶴とカムイコタンはお互いが満足するまで、飛び続けた。

カムイコタンは川の側の一カ所に、とても清浄な土地を見つけた。


『とても清らかな土地がある。
 わしはここに住むことにしよう。』

「はい、カムイコタンの為に用意された土地です。
 カムイコタンがここに住むことにより、この雪に覆われた広大な大地は、
 とても豊かな土地となります。
 あなたの知恵を、この土地と人間たちに教え伝えて下さい。
 皆、喜んで受け取るでしょう。」

雪の中に暮らす人たちは、素朴だけれど希望に乏しい人たちだった。
深い雪と少ない食料が人々の意欲を奪い、長い月日を諦めてじっと過ごしている。
動かず話さず、ただ寄り集まって暖めあうだけの人々。
そんな人々を見て、カムイコタンは深いため息をついた。


『なんと己を見ようとしない者たちだ。
 ただそこに居るだけではないか。生きている意味を考えようともしないのか。
 自分たちの住む所に、希望の光さえ見ようとしないのか。』

「雪のない時には、様々な獣も魚も捕れます。山には木の実もなります。
 しかし、それは彼らにとって当たり前のことに過ぎません。
 『冬になればどうせ・・・』という言葉で、自らを縛っています。
 感謝もなければ、喜びもありません。」

『そこにあるのが当たり前とは・・・。
 動く努力をしなければ物事は実らぬ。実らなければ、感謝も喜びもない。
 なんと生きる力のない者たちだ。』

「それでもカムイコタンが・・・。」

『そうだ。この土地を見せられ、わしが自分からここへ来ることを希望した。
 白い広いこの大地で、人間たちと共に暮らしてみたいと思っている。
 わしのできることをしよう、為すべきことをしよう!』

丹頂鶴に向かって、カムイコタンは黒い髭の中から、大きく笑って見せる。
思慮深い瞳に人懐っこさが現れたのを見て、鶴は大きく翼を広げ頭を下げた。



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半年たちました。
1月8日から動き出したブログとホームぺージ「あかね雲」、半年が過ぎた。

第一話「今日の訪問者」から始まり、12日「龍神」まで209話となった。

ブログの訪問者が、延べ182641人になっている。

ホームページを訪れてくれた人が、11499人になっている。

この数字が多いのか少ないのか・・・私には分からない。

私は、訪れてくれている人全てに感謝を伝えたい。
読んでくれる人たちがいる、訪れてくれる人たちがいる。
だから、私は伝えられる。
伝えることができたとき、私は本当に嬉しくなる。

そして受け取ってくれる人がいること、何かを感じてくれる人がいること、
何かを掴んでくれる人がいること、そして、その気持や思いを私に伝えてくれる人。

本当に本当に嬉しく、ただ感謝あるのみの毎日になっている。


ブログを毎日書くこと、留守の間の分は書き溜めておいて、 毎日の発行に持っていく。
自分にかけたプレッシャー、本来怠け者の私に必要なことだから。

コメントにレスをする為の答えや在り方をについて、私自身が新たに知ることも多い。
コメントを書いてくれる人に、本当に感謝している。
コメントのレスを書くことは、きっと私を育てる糧になっている思う。

霊視相談も私の可能性を広げてくれる。

『何て答えるんだろう? 答えなんてあるのだろうか?』

話を聞きながら、そう思うこともある。
耳で真剣に聞きながら心を広げる・・・ふっと言葉が出てくる。
そうか・・・そうなんだ・・・。

何も出てこない時、そのままに伝える勇気も必要になる。
何も出てこないときは、真摯にそのままを伝える。
それは、私とタルちゃんとの約束でもある。

その人の魂は全てを知っている、本当のことならば納得をする。
何も証明はできないけれど、納得をすることで前に進む。
だから話を作らない、作る必要が無い。
納得をするかどうかは、その人自身のことだから・・・。


電話の向こうの人は「聞けば何でも答えてくれる」そう思っているんだろうな。
でも、分からないものは分からない、視えないものは視えない。
それは答えを言ってはいけないとき、まだ答えを知るには早いとき。

私はその人の人生設計から様々な情報を読み取ったり、必要なら守護霊さん
からの情報をその人に伝えることになる。
身近な人のことなら読めることもある。
しかし、全くの他人や印象の薄い人の情報は少ない。

だから・・・伝えることができないこともある、ごめんなさい。


鬱、引きこもり、不登校・・・現代を象徴するような相談が相次ぐ。
どこかにヒントやきっかけはあるものだ。
私はそれを伝えるだけ。

電話の最後に私は付け加える。

「私は伝えるだけです。
 私にできることは伝えることだけです。
 私があなたの代わりに実行することはできません。
 頑張って実行するのは、あなたです。
 やってくださいね! 」


相談者は、私に勇気と励ましをくれる。
私が自分の役目を果たしていけるように、勇気と励ましをくれる。

あかね雲に巡り会ってくださった皆さん、出会ってくださった皆さん。
本当に本当にありがとうございます。

心からの感謝を込めて・・・。



13日から17日まで留守にします。
あかね雲の発行は続けますが、コメントへのレスや相談は18日以降になります。
どうぞ、よろしくお願いします。

あかね雲を楽しんでいただけますように・・・。




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龍神とのひととき
雨を楽しんでいた日、強いエネルギーと共に顔を視せた方がいる。
厳しい顔は見覚えのある龍神さん。

「いらっしゃい、雨と一緒にお出掛けですか?」

私の問い掛けに、笑っているような波動が送られてくる。

『ウム、ちょっと話を聞いたでな。それで来てみた。』
「話しですか? 何の話しでしょう?」

私は首をかしげていた。
龍神がわざわざ我が家へ来るような話って・・・何があったかな?

『姉よ、何やら旨い酒が手に入ったと言うではないか。』

旨い日本酒? そう言えばヒーラー仲間のIさんが

「珍しいお酒です。元の所に頼んでおいて、毎年送ってもらいます。
 日本酒のお好きな方が居ると聞いて、良かったら召し上がっていただきたいと
 思って、持って来ました。どうぞ・・・。」

なるほど・・・この日本酒のことですね。

『姉よ、分かっているではないか。
 珍しいと言う日本酒を、ワシも飲んでみたいものだ。』

見えない世界の日本酒好きな方の間で話題になっているのか、或いは噂になって
いるのか分からないが、龍神の知るところとなったのは確かだ。

「Iさんからの頂き物です。
 美味しいらしいので、用意しますね。」

私は日本酒を小さめのコップに注ぎながら、可笑しくなった。
日本酒をテーブルの所に持っていくと、龍神はひとりの凛々しい男性の姿となって
視せている。

あぁ、この方が飲みやすいでしょうね。

「どうぞ。」
『ありがたい、このように飲めるとはな・・・』

龍神はゆっくりと堪能するように飲んでいった。

『本当に旨い酒だったぞ。
 その者に礼を言ってほしい。おかげで旨い酒が飲めた。』
「伝えておきます。
 きっとIさんも喜ぶと思います。皆さんに飲んでいただきたいと言っていましたから。」

男性はニコリと笑うと龍神の顔を視せて去っていった。

ただ龍神がお酒を飲みにきただけだが、私には嬉しいひとときだった。




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できるんだよ!
できるんだよ!

みんな できるんだよ!

だから ここに 生まれているんだ

人間って 本当に素晴らしい力を持っているんだよ

だって ほら 成長するんだよ!

成長するって どんなに素晴らしいことなのか 知ってる?

宇宙も成長しているんだよ

宇宙と同じように成長する人間って 素晴らしいと思わないのかな

自分がどんなに素晴らしい存在なのか 知らないのかな 気付かないのかな

知っていれば 気付いていれば もっと自分を大切に生きるよね

知ってよ!

気付いてよ!

みんな できるんだよ!

みんなができるから  今 ここに生まれているんだよ!!!



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妖怪は好きですか?
『姉さん、オレたちは怖がられているのか?』

ワラシが心配そうな顔で聞いてきた。

「誤解をしている人もいると思うけれど、どうしたの?」

ワラシは顔を歪めて泣きそうになっている。

『どうして誤解をされたんだろう。
 オレたちの何が悪かったのかな?』

「皆は悪くないわ。人間の都合や言い訳や混同したことが招いたんだと思う。」

『姉さん、だったら、それを皆に伝えてくれ。』

うん、分かった・・・そうするね。
私はワラシと約束をした。

この時代には妖怪を好きな人たちも多く、それは妖怪たちの喜ぶところとなっている。
あかね雲を読んでカズラやヨメナの行動を楽しんだり、カッパの話に涙してくれる
人たちがいることを知り、妖怪たちは自分たちのことを好きだと言ってくれる人間
がたくさんいることを喜んでいる。

しかし、妖怪が悪いもの、怖いものとされている場合があることも知っている。
妖怪たちにとっては悔しい思いもあり、辛い思いもあるようだ。

妖怪には、少々人間とは異なる能力を持っているものたちがいる。
自分たちにはない能力を持っていることを嫌った昔の人間たちが、犯罪や悪いこと
を隠すために妖怪のせいにすることがあった。

また子供を叱る時の言い訳に使う親もいた。

妖怪たちの中には、見かけが人間とはかなり違うものがいる。
それも人間たちの嫌うところともなった。

姿かたちは違っても、妖怪たちは温かい心を持っており優しく思いやりもある。
妖怪たちに助けられたり守られたりした人間たちは、素直に喜んだり感謝もする。
妖怪たちにとっても、人間の心は嬉しいものだ。

妖怪と間違われるモノに、魔物がある。
魔物も人間とは異なる姿をしている。
魔物はマイナスの存在で人を惑わしたり、怖がらせたり傷つけたりすることが多い。

感覚の鋭い人間は、妖怪と魔物から発せられるものを感覚で受け取り、判断をする。
しかし、感覚が鈍かったり妖怪を嫌う人間は、妖怪と魔物の区別をつけようとしない。
それがいつしか、妖怪と魔物とを混同してしまい、妖怪も悪いものだと思い込んむ
人間がいることにもなったのだろう。


「妖怪・・・と言う呼び方が悪いのかもね。
 だって、怪しいもの妖しいというものの意味だもの・・ねぇ。」

『アハ・・・確かにそうだよなぁ。
 もとが 妖しいもの 怪しいもの かぁ・・・。』


ワラシたちは苦笑している。
妖しいもの怪しいものと書くけれど、どうか良いもの可愛いものあったかいもので
あることを信じてほしい。それがワラシたちの願いであり、私の願いでもあります。






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霊視
霊感者と言われる中に霊視能力者がいる。
第三の目が普通の人より開いており、通常は見えない世界が視える。


ぼんやりと影のようなものが視える。

何となく黒いものが視える。

何となく人の形のように視える。(男性や女性、若い老人か、何となくわかる)

区別がつくほどに人として分かる。

はっきりした人の形として視えて、話もできる。(霊と交流ができる)


霊感者の視る能力(第三の目の開き具合)により、視え方もさまざまである。

人間は自分が視えたものを、そのままに信じる。
自分が視たモノを、そのままに受け取りまた他の人に伝えることもある。
サニワをする人がいないゆえに、仕方の無いことかもしれない。

「サニワ」という言葉を知っているだろうか。
霊感者が視たモノが本当にそのモノなのか、或いは惑わしているのかを見極める
ことができる能力者のことだ。

昔の陰陽師や行者や、修験者や僧侶などの中には存在していた。
なぜ「サニワ」と呼ばれる人が必要なのか・・・。

それは見えない世界のモノたちがエネルギー体であることが原因となる。
エネルギー体であるということは、実態が存在しない。
実態がなければ、視る人に視せたいように形を変えることができるからだ。

幽界にとどまっている霊、つまり幽霊と呼ばれるマイナスエネルギーの存在になると、
どんなに成仏を望んでも霊が自分で霊界の門を見つけたり、霊界に辿り着くことができない。
しかし、自分が霊として存在することを視える人に知らせ、何とか成仏させてほしいと願っている。

霊は人の強い思いを読むこともできる。
身近で亡くなった人がいて悲しみが続いていると、その人の思い描く亡くなった人に
似せて視せることがある。供養をしてほしい、成仏をしたい霊が似せて視せるのだ。
亡くなって気になる人の霊がいるとなれば、聞いた人は供養をすることもあるからだ。

能力の高い人は、霊がどのような形に視せていても見破ることができる。
霊そのものを視ることができる。

しかし、ぼんやりと視えたり思い込みで視えたりしていると、霊の望む形で視せられ
そのままの姿を受け取ってしまう。

霊能者(実は霊感者)と呼ばれる人たちが陥る落とし穴でもある。

しかし、その人にはその形で視えているので、ウソをついていると言う訳ではない。
そのままに伝えるしかないだろう。

ではどうするのか・・・。

聞いた人が判断できることでもある。

聞いた本人が最初に違和感を覚えたり、どこか違うと感じたときは自分の直感を信じると
良い。人間の意識では知らなくても、守護霊は元々が見えない世界に居るのだから、事の
真偽を見分けることが出来る。
人が間違ったことを聞けば、そこに違和感や疑問や違いを覚えたり感じたりすることで、
真偽を自分に教えようとする。

真偽を見極めるためにも、自分の直感や閃きを大切にすることだ。




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霊能者と霊感者
この時代、ネットで「霊能者」と名乗る者を検索すると、実にたくさんの
能力者と名乗る者がいることに驚かされる。

人間界においては霊感があるだけの人も、本当の霊的な能力のある人も、
ひとまとめにして霊能者と呼んでいるが、見えない世界においては、
霊能者と霊感者とでは、厳然とした異なる位置付けがなされている。

それは生まれ持った能力の違いからなる。
霊能者はDNAの中に、霊的な能力を発揮するものを持っている。
能力の違いは役目や使命の違いとなって、霊界において自分で決めている。


人々が混同しないように、また本人が知らずにいるのなら自覚を促す為にも知らせる。


霊的なモノを感じる・・・霊感者。

霊的なモノが視える・・・霊感者。

霊と交信ができる・・・霊感者。

霊的なモノの影響をうける(霊媒体質)・・・霊感者。

霊を除くことはできても、霊界に送ることはできない・・・霊感者


霊的なモノを見たり、霊と話しをしたり、霊の話しを聞いて交流が
できたり影響を受けたりはするが、霊的なモノに対して自分が使える
力が何もない者を、総じて霊感者と呼ぶ。


霊能者とは霊的なモノに対して浄化する力を持っていたり、霊界へと
送る能力を持っている者など、つまり霊的なモノに対しての強制力や、
影響力を持っている者を霊能者と呼んでいる。

本来霊的なモノに直接影響できる能力を持っていない者が、真似事や
思い込みで霊的なモノに対すると自分がやられてしまう。

人間の目には見えないから気付きにくいものだが、精神的な影響を受け
たり、健康を損ねたりすることになってしまう。

本物の霊能者でない者が、真似事や思い込みで浄化や浄霊をやろうと
している場合は、本人は気付かずとも霊体がボロボロになっており、
中には危うい者さえもいる。

霊的なモノは、人間の持っている能力が分かる。
本物の霊能者ではない者が、思い込みや真似事を続ける場合は、霊的な
モノは攻撃を仕掛けたり、エネルギーを奪ったりする。
その結果が、本人の霊体や肉体を損なうことになる。

自分で充分に注意をすることだ。




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二人
数年前からKさんご夫妻とご縁があり、親しくお付き合いをしている。

Kさんのご主人は地球のメッセージを受け取る役目があり、
そのためにも仏陀さんの力を借りて動いている。
仏陀さんは必要な力を貸すが、Kさんの要請によって力を貸すのではなく
あくまでも仏陀さんの判断によって、力を貸すことを決めている。

観音さんが二人を視て言った。

『またこの二人ですか(^^)
 前もその前も、ずっと前の人生でも、いつでも二人は夫婦でしたよ。』
「えー、そんなにこの二人は夫婦としての人生を繰り返しているのですか?」

『そうです。
 ずっと二人で夫婦の人生を続けています。
 人間的に言えば、飽きもせず・・・というところでしょうか。』

Kさんに伝えると
「いやぁ、飽きもせずと言われても、前世のことは覚えていないから飽きようがないと思う。」
苦笑しながら応える。

奥様は隣でニコニコ、嬉しそうに笑っている。

『二人で共に成長してきたので、お互いにやりやすいのでしょう。
 それに、お互いの愛が深い。
 二人で夫婦としての人生を過ごす度に、愛が深まっている。
 特に今度のように大きな役目を持って生まれているときは、お互いにとって、
 尚更やりやすいように理解と協力を決めて来ている。
 前世のご夫婦としての絆が役立ちますね。』

「親子や夫婦の関わりと言うものは、この人生での役目や使命にも縁があるということですね。」

『そうです。
 自分の目標を達成するための、親子や夫婦でもあります。
 特に夫婦の場合は、目標を達成するための協力者や理解者としての役目がありますよ。』

「それもお互いの成長のため?」

『そうです。
 人間としての幸せを求め、苦難や試練を共に乗り越える。
 それが役目や使命を果たすための、人間的な理解と協力を得るようになっています。』

「家族や夫婦として、うまく行かないこともありますか?」

『夫婦や家族としての転生を繰り返している魂は、お互いに大切にできるからこそ
 大きな役目や使命を成し遂げられることになります。
 経験のために、一時的に険悪になることはあっても、解決する道にしています。
 しかし、家族や夫婦で辛い経験を重ねるからこそ、役目や使命を成し遂げる道を
 決めている人たちもいます。そこには、夫婦や家族として他のグループから協力者
 としての役目をしてくれる魂があることも、知っておくと良いでしょう。』

家族や夫婦の間に違和感があったり、問題がある場合は、お互いに試練や苦悩を
乗り越えることによって、新たな絆を作っていく道を決めていることがある。
たとえどのような夫婦や家族であろうとも、人生において自らが望んだ家族であり
夫婦だと言える。




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過去
自分の過ごしてきた過去。

過去は何のためにある? 

過去の経験とは、そこから何かを学ぶ為にある。

過去からこそ学び、自分が生きる土台とすることだ。

あなたは自分の過去から何を学んでいるのか。

学んでいないと土台がなく、成長もない。

過去の経験から気付き、学び、そこから成長する。

過去の出来事を閉じ込めるのではなく

過去の経験を消すのではなく

過去の出来事を肥やしとする

過去の経験を糧とする

自分の成長のための肥やしとなり

生きる土台のための糧となる

それこそが過去を活かすことだ。

自分の生きてきた全てを活かすことだ。




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霊界での約束。
Tさんは、その悩みを知っている友人の紹介で、我が家を訪れた。
Tさんは幸せと不幸が、ないまぜになったような複雑な表情をしている。

どこから 何から話してよいのか戸惑っている様子だったが、雑談をしているうち
にだんだん気持もほぐれてきたのだろう、心に浮かぶままに話してくれた。

「結婚して20数年、息子と娘に恵まれて、夫のことも愛していて、
 生活もそれなりに満足していました。
 それなのに、仕事で知り合った男性にすっかり惹かれてしまって、
 恋愛関係になりました。
 それも19歳も年下の男性です。
 彼もなぜか私の事を愛してくれて、年の差も気にならないと・・・。
 恥ずかしいんですけど、本当に夢中になってしまって。
 不倫だし、自分がいい年をしてと、随分悩みました。
 でも どうしても彼から離れられなくて、とうとう主人に離婚を言い出して・・・。
 子供達をなんとか納得して、結局 離婚しました。
 今は彼と結婚して幸せでもあるんですけど、年の差のこともあるし、
 なぜこうなってしまったのか、知りたいんです。」

話を聞いているうちに、2人の前世の因縁が視えていた。
なぜ 今世こうなってしまったのか・・・。

2人は前世で結婚したばかりの若い夫婦だった。
とても愛し合っており、周囲からも祝福された結婚だった。
ところが結婚して半年も経たないうちに、
夫が防人として任地に赴くことになった。

遠い昔のこと、涙ながらに見送った夫は、それきり帰ってはこなかった。
来世を誓って逝った夫の言葉を伝え聞き、形見の品を手にした若妻は涙にくれながら
数年後に亡くなっている。

その後 何度か転生はあったものの、お互いに巡り会っていなかった。

今世の巡り会いを約束して転生したものの、霊界を出るのが半歩男性が遅れてしまった。
しかし霊界と現世の時間の流れが違う為に、19年という時が過ぎていた。
でも お互いの魂は相手を呼び合っている。
だから出会った途端に、人間として愛し合ってしまったのだ。

その事を伝えると、Tさんは涙をこぼしハンカチを離すことができなくなった。
そして ひとしきり泣いた後は、すっかり笑顔になっている。

「何も思い出した訳ではないけれど、心がすっかり軽く明るくなりました。
 今では出会った喜びがあります。
 何年一緒に居られるかわからないけど、今度こそ夫婦として添い遂げます。」


夫婦や恋人同士の関わりを視て行くと、前世の因縁により結婚したり、
そのようなお付き合いになっていることも多くある。

決して不倫を良い事と言ったり、勧めたりする訳ではない。
でも、今 苦しんでいる人の中には、このような人もいることはお知らせしておきます。



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子天狗 コウタ
『姉さん、オレ人間に助けられたことがあるぞ』

ある日のこと遊びに来ていた妖怪たちの中から声をかけて来たものがある。
「え~誰なのかな?」見回す私の前に一人の気かん坊な顔をした子天狗が進み出た。

『あ―コウタだな~!
 花壇の手伝いに興味のないお前が一緒に来るなんて可笑しい
と思っていたんだ。さてはお前は姉さんに話したかったんだな。』

口々に言われてちょっと照れくさそうにしていたコウタだが、何を言われても話したい
気持ちが強いようで、グッと力こぶを作って周りを見回した。

「そう、私に聞いてほしいのなら喜んで聞くよ。」


昔コウタは山の中で、猿たちと木から木へと飛び移りながら遊んでいた。
山の頂上付近から始めて村里までどちらが早く辿り着けるか競争をしていた。
村里が近付くにつれて木がまばらになってくる。
そこをいかにうまく飛び移るか見極めなければならない。

猿が少し先に行っており焦りを覚えたコウタは、目測を誤り木に飛び移るのに手が届かず
落ちてしまった。高いところから落ちたコウタは肩を強打して、あまりの痛みに息が
詰まってしまいそのまま気を失ってしまった。

どれくらい気を失っていたのか、ふと気がついたコウタは、自分が知らない所に寝かされて
いるのに気付き慌てて起き上がろうとして悲鳴をあげた。

『痛い!』

コウタの声を聞きつけて女の子がとんできた。
「起きたらダメ。怪我をしているんだから寝てなきゃダメだ!」
女の子はコウタをそっと寝かしつけた。

『オレはどうしてここに居るんだ?』

女の子はコウタの目をじっと見て様子をさぐるとホッと息をついた。

「どうやら木から落ちたようだと父ちゃんが言ってた。
 猿があんまり騒ぐので木のそばに行ってみるとあんたが倒れていたって。
 だからそのまま抱えてきた。怪我の手当てをしたのは父ちゃんだよ。」

『そうだったのか、ありがとう!』
「痛むだろう? 肩がグシャグシャになっているって。
 腕が動かなくなったらかわいそうだな」

子天狗にとっては霊薬さえあればどうと言う怪我ではなかったが、手元にない今はおとなしく
寝ているしかなかった。

『痛いなぁ、痛いな。痛いぞ!』

いつもは霊薬ですぐに治まる痛みも薬がなければ痛みは続く。
コウタには苦しい経験となっている。
女の子はそんなコウタの様子を見ながら痛み止めの煎じ薬を飲ませたり、額の手ぬぐいを
替えたりとまめまめしく看護をしている。
夕方になり女の子の両親が帰ってきた。母親は雑炊を作ってコウタに食べさせてくれる。
ひどい痛みの中にいながらもコウタはあったかいものを感じていた。

夜になって誰かに呼びかけられたような気がして、コウタは目を開けた。
横に大天狗が座っている。
叱られる!と思ったコウタは思わず身をすくめていた。

『よかったな。親切な人間に助けられたな。痛かっただろう。
 薬を持ってきた。どれ、塗ってやろう。』

大天狗はコウタを起こすと万遍なく肩に霊薬を塗っていく。
塗るそばから痛みが引き自分の体が元に戻っていくのを感じていた。

『ありがとうございました。痛みがなくなりました。これで動けます。』
『そうか・・・。これから、どうする?』

大天狗の問いかけにしばらく考えていたコウタは、大天狗に向かって両手をついた。

『今夜はこのまま、ここに居させてください。
 明日の朝、この家族にお礼を言ってから帰ります。』
『分かった、そうしよう。
 お前の帰りを待っている。』

コウタは大天狗の目をしっかりと見て、深々とお辞儀をした。

翌朝、コウタは布団を片付け、囲炉裏の前に座っていた。
起き出した家族はそれを見て仰天している。

「おまえ、起きて大丈夫なのか? 肩は痛くはないのか?」
「無理しちゃダメダよ、あんなにひどい怪我だったんだから・・・」
「もうすぐご飯にするから、寝てなさい。」

口々に声をかける家族に向かって、コウタは両手をついてお辞儀をする。

『もう大丈夫です。
 皆さんのおかげで、もう良くなりました。
 本当に・・・本当にありがとうございました!!!』

コウタは夜中に大天狗が訪ねて来てくれたことを話し、肩や両手を動かしてみせた。
考えられない早さで治ったコウタの怪我に、3人は目を見張っている。

「そうか、おまえは天狗だったのか。」
「ねぇ、天狗でも友達になれるの?」

女の子の言葉にコウタは嬉しそうに頷いて、力強く約束をした。

それから何度もコウタはこの家族の元を訪れ、女の子と遊んだり父親の手伝いをした。

「コウタ、ずっと私と友達でいてくれてありがとう。
 私はすっかりお婆さんになったけど、コウタはコウタのままなんだなぁ・・・。
 でも、それでいい。私の友達のコウタだから・・・」

すっかりお婆さんの姿になった女の子は、コウタにニッコリ笑いかけて目を閉じた。



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お知らせ

7月8日(日)
タマラ・ヒーリング札幌ワークショップが開催されます。

私(札幌担当、仁部)はタマラ・ヒーリングを知る前、かなりのネガティブ思考でした。
色々と悩みがあり、どれも自分の力では解決できないとただ、あきらめ、
愚痴を言うだけの毎日。
暗い迷路にはいりこんだようで、毎日、1日がとても長く苦痛に感じていました。

タマラ・ヒーラーになり、ここまで来るのにはかなりの時間を要しましたが、
24時間常にタマラ・ヒーリングのエネルギーのサポートを受けること
の素晴らしさ、喜びををかみしめています。

今、私は1日がとても短く感じます。
自分が変わる!
自分が動く!
意識を変えることで、毎日がとても充実し、楽しくて、1日があっという間に
過ぎていきます。

ぜひ、7月8日(日)のワークショップで、
とても充実した時間を一緒に過ごしてください。

【日  時】
7月8日(日) 10:00~17:00

【受付時間】
9:20~9:50
※速やかに講座が始められますよう、ご協力をお願いします。

【会  場】
北海道旅客鉄道(株)社員研修センター 305号室
(JR研修センター) 
札幌市東区北5条東10丁目

HPは こちらです。
http://www.jrhokkaido.co.jp/life/company/004.html
(注:施設へのお問い合わせは ご遠慮ください。)
     
【アクセス】
JR苗穂駅より徒歩13分
車で来られる方は駐車場もありますが、
駐車場が満杯の場合がございますので、
一度、下記メールフォームにて私宛にご連絡ください。

【参加費】 
ITHA会員 4,000円 ・一般 5,000円

【申し込み】
ITHAのHP「行事予定」http://www.itha.jp/schedule.html
申し込みメールフォームからお申し込みください。

【エネルギー伝授・魂の浄化】
ワークショップ当日、エネルギー伝授と魂の浄化も
受付けています。
ご希望の方は、ワークショップ参加申し込みの際に
併せてお申し出ください。

【昼食について】
原則、各自持参となります。
施設内の食堂での昼食もできます。

【お子様同伴でご来場の方】 
事前に必ず お子様の人数をお知らせください。
また、お子様は各自で責任を持ってみて頂きます様、
ご理解のうえ ご参加ください。
        
【お問い合わせメールフォーム】
お問い合わせ、車で会場まで来られる方、
昼食の申し込みなどは
私宛下記メールフォームからお願いします。
http://my.formman.com/form/pc/gAJKyIGWgyaBeAjQ/


買い物
私が海外に出掛けるとき、ニポに買い物を頼まれることがある。
以前にロスに行ったときも、いくつか買い物を頼まれていた。

『メキシカンのお店にあるから、まずお店を探してね!』
「メキシカンのお店ね、はーい。」

安請け合いをした私だが、ロスのランチョクカモンガにはそのような店は無く、
知り合いのメキシカンの奥さんのマリソルに頼んで、案内をしてもらった。
私は英語はもちろん、スペイン語なんてまるで駄目。

英語のできる人に通訳として付いてもらったが、マリソルは英語がよく分からない。
しかし、人間何とかするものだ。
欲しいものを身振り手振りで示すと、分かった!と言うように頷き連れて行ってくれる。
それで何とか通じるし、値段の交渉までやってくれて何とか買い物もできる。

しかし、なかなかニポの言うような買い物が出来ないことがある。

「ニポ、見付からないけれど、どうするの?」

『お姉さん大丈夫よ、そのままに歩いて行って!
 そうすればきっと見付かるから・・・。分からなくなったら連絡をしてね。』

探しながら歩き回り・・・「ア~ないよ~、見付からないよ~;;」と泣きたくなる。
散々歩いて一休み。

「ニポ~、見付からないよ頼まれたもの・・・あった~!!!」

なんと私の目の前には、ニポがニコリとしながら私に頼んできた品物が用意されている。

「ニポ、これで良いのね!」
『もちろんよ、ほら、有ったでしょう。
 私の言う通りに歩けば、ちゃんと辿り着くんだから・・・』

ニポは満足そうに、楽しそうに笑う。

ニポは自分の欲しいものは自分で用意をする。
そして、私に「それ」を買ってきてと言う。

『私が手配をするんだもの、きっと見付かるのよ。
 でも、見つけるのはお姉さん自身だからね。』

はい、お手配をするのはニポ、私は自力でお手配に辿り着く。
しかし・・・これ、ニポのだけど・・・。




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仏の慈悲
あかね雲の記事を書こうと、パソコンを前にして座っている私の横に仏さんが立ち
『私の番のようですね』
と声をかけてきた。

「仏さんの番? どういうこと?」

座ったまま見上げる私の横を通り過ぎ、仏さんは私の前に立つ。

どういうこと? と思う私に微笑みを向けながら、右手を差し伸べる。
私はその手に左手を乗せてみた。
左手から、温かいものが私の中に流れ込んでくる。

「これは・・・何ですか?」
『これは・・・仏の慈悲です。』

「温かく優しく・・・どこか凛としたものを感じます。」
『そうです。
 慈悲には、凛とした厳しい愛がなければなりません。
 ただ優しい、ただ温かいだけのものではありません。』

「凛とした厳しいものですか?」
『そうです。
 凛とした厳しいものだからこそ、真に人間を救えます。』

私は思い違いをしていたようだ。
慈悲とは慈しみ情けをかけるもの、かけられた慈悲はただ受け取れば良いものと
思っていたかもしれない。

仏が人間を慈悲の心で救うのは、人間が救われたことにより生きる意味を知り、
自ら懸命に生きようとする心が本物だからということだ。
どのような苦しみや悲しみを持ちながらでも、自らの足で歩き続ける勇気が必要であり、
そこに至ろうとする人間をこそ、仏は慈悲の手を惜しみなく差し伸べる。

仏の慈悲の手は、ただ私に向けて差し伸べられる。
仏から私の手を取ろうとはしない。
差し伸べられた仏の手を、私が私の手で握り締める。
握った私の手に力を込めて、私は立ち上がる。

そうか、仏が引っ張り上げてくれるのではなかったんだ。
差し伸べられた仏の手を握った私が、自分の力で立ち上がり一歩を踏み出すことなんだ。
私が立ち上がったら、仏さんは軽く微笑んでくれた。

『慈悲の意味が分かりましたね。
 人間の生きる勇気、立ち上がる気力、歩く努力があってこそ、仏の慈悲は活かされます。』

私はしっかりと頷いていた。




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プロフィール

あかね雲

Author:あかね雲
私が触れた不思議な世界と、ご縁のあった出来事などを気の向くままに書いていきます。

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