あかね雲 〜生きる意味〜
不思議な世界行ったり来たり???
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

お母さんを探して!
ある地方へ行ったときのことだ。

温泉にゆっくり浸かっていた。

夜遅くだったからか、誰もほかにいなかった。
露天の温泉はとても気持が良い。
星空を見ながら、のんびりとしていた。

ひとりなのに、湯の表面がとてもざわつく。

「アレー、何なの?」

いくつものビジョンが飛び込んできた。
そこに居るのは何人もの妖怪たち!
私が仕事の間は遠慮していたようだが、温泉に浸かりゆっくりしているのを知り遊びに来たようだ。
妖怪たちは温泉を面白がり、視ると私と一緒に浸かっていたり、出たり入ったりを繰り返して遊ぶ。
妖怪たちの動きを受けてお湯の表面がざわつき、湯気のなかでなお、ゆらゆらとかげろうのように
空気が揺らいでいる。

私もすっかり楽しくなり、お湯をかき混ぜては彼らと遊んでいた。

やがて部屋に帰ると、妖怪たちは私の睡眠のことを案じて帰っていった。

『姉と遊べて楽しかったぞ~♪』
「うん、私も楽しかったよ、また遊びに来てね!」

やがて布団の中に入り眠ろうとした私は、部屋の隅に誰かが居るのを知った。

「誰なの? 何かご用ですか?」

黙っているが少し近付いた気がする。
遠慮がちな気配を感じる。

「大丈夫よ、何かご用があるのなら言ってください。」

少し迷っていたようだが、やっと聞き取れるくらいの声がした。

『お母さんを探して・・・』
「お母さんをさがすの?
 お母さんがいなくなったの?」

『お母さんを探して・・・。
 誰に聞いても知らないって言うんだ。どこにも居ないんだ。分からないんだ。
 だから、姉さん、お母さんを探して・・・』
「あなたのお母さん、どんな方なの?」

『分からないんだ。気付いたらオレひとりだった。
 皆はとても優しいし親切にしてくれるけれど、お母さんじゃない。
 だから、お母さんを探して・・・。』

私は途方にくれた。
そばに座ったのは一つ目小僧くん。

「分かった、私がいろんな人に聞いてみるね。
 きみのお母さんを探してみる。
 一つ目小僧くんのお母さんを探してみる。
 時間がかかるかもしれないけれど、何か分かったら知らせるからね。」

私は彼の真剣さに、こう応えるしかなかった。

一つ目小僧は、しっかりと頷くと帰って行った。

「ねぇ、誰かあの子のお母さんを知らないの?」
『誰も知らない。
 人間界に用事があると言って出て行って、それっきり帰ってこない。
 ワシらが面倒を見ているが、母親のことはどうしようもない。
 姉さんの方で何か分かれば、教えてほしい。』

人間界に出て行ってそれっきりだとは・・・何か事故にでもあったのだろうか?

「一つ目小僧くんのお母さんのこと、私も覚えておくね。
 何か分かったら、知らせるから・・・。」
『頼む・・・』

部屋には誰も居なくなり、ひとりになった私はしばらく一つ目小僧くんのお母さんのことを考えた。
しかし、誰からも何も応えはなかった。

未だに、一つ目小僧くんのお母さんの行方は分からない。
早く探してあげたい、見つけてあげたい・・・私は今もそう思っている。




  応援のクリックをお願いします


スポンサーサイト
守護霊さんからのメッセージ。
守護霊さんからのメッセージは、その人の閃きや直感や感情の湧き上がりとして出てくる。
閃きや直感をそのまま受け取れれば良いのだが、

「まさかねぇ・・・」「そんなことがあるはずない・・・」「えぇ~でも~・・・?」

と思うところから思考が始まる。
直感を肯定するところから思考になれば良いのだが、直感や閃きを否定するところから
思考になると、本当の答えからずれてしまう。

そして、物事が進んだり結果が出たりしたところで

「そう言えばあの時・・・」「やっぱり、実はそう思ったのに・・・」「ヤダ、分かってたじゃない!」

ということになってしまう。
私も散々に、そのようなことを繰り返してきた。

凹んだ私は、タルちゃんに嘆いたことがある。


「せっかくの守護霊さんからのメッセージなんだから、もっとはっきり分かるように教えてほしい。
 メッセージだということを、ちゃんと教えてくれても良いんじゃないの?
 受け取れないメッセージだと、仕方がないんじゃないの?」

タルちゃんは苦笑しながら言う。

『姉さん、それは違うよ。
 守護霊さんからのメッセージでさえ、受け取る・受け取らないは、その人の選択なんだ。
 自分の人生を生きるうえでの、自由意思に任されているんだよ。』

「受け取るも受け取らないも、私の自由意思ねぇ。
 でも、もっと分かるように教えてくれたらなぁ・・・。
 たとえば、違う声で教えてくれるとか・・・。」
『違う声で聞こえたら、姉さんはどうする?』

「もちろん、ちゃんと声の言うことを聞くわよ。
 そして、その通りにしようと頑張ったり努力をしようと思うよ。」
『ほらね。
 声の言う通りに動こうとするでしょう。
 そこには選択がないよ、自分の意思がないよ。
 頑張ることや努力をすることの意味が、違ってくるんだよ。』

「あぁ、そうだ! その通りよ!
 そして、次に何を言われるか、言われることを待つようになると思う。」
『聞こえる声に、依存してしまうようになるんだ。
 それでは自分の人生を生きる意味がないでしょう。』



本当にそうだと思う。
迷ったり悩んだりしたら、すぐに「教えて!」となってしまうだろうし、声が聞こえなければ
不安になったり不満に思ったりもするだろう。
声のままに動いたら、それは守護霊さんに支配されてしまうことになる。
そうなれば、人生の意味が、生まれた意味がまったく違ってくる。

守護霊さんは、私の人生においてのアドバイザー、なにより信頼できるアドバイザー。
だから、直感や閃きや感情の湧き上がりを、私は大切に受け取っていきたい!



  応援のクリックをお願いします

守護霊さんの伝言。
あなたの魂があなたの身体に入るとき・・・。
それはあなたが、お母さんの産道を通って生まれ出ようとしている時だ。
その時から、守護霊さんはあなたと共に、あなたの一生を過ごすことになる。

あなたが危険な目に合わずに済むように注意をしたり、より良い選択をするように
アドバイスを繰り返したり、あなたの人生プログラムにおいて、一番成長ができる
ようにアドバイスを続ける。

「守護霊さん同士で、お喋りをしたり親しく過ごすことはあるの?」
『守護霊さん同士で情報交換をすることはあるけれど、人間のようにお喋りをする
 ことはないよ。無駄話やうわさ話しをすることは、ほとんどないね。』

「情報交換って、どんなことをするの?」
『たとえばプログラムの中で、誰かと会う予定になっていたりするでしょう。
 誰かと会う時期になっていたり、会う人が近くまで来ている場合などに、守護霊さん
 どうしで伝え合うことがあるんだ。』

「お互いに会えるように、ちゃんと導いてくれるのね。」
『そうだよ。
 プログラムの中に、姉さんと会うように約束をしている人がいるでしょう。
 守護霊さんは姉さんのことを知っているから、会わせようとする。
 でも、ただ会うように伝えても、人間だからやみくもには動かない。
 まずどんな形にしても、姉さんの情報をその人の目に触れるようにしたり、耳に
 入るようにしなければならない。
 ブログやホームページを見るように伝えたり、誰かの話として耳に入るようにしたり、
 会いたい!と思うようにしたりするんだ。』

「私に会った人から伝えるということなの?」
『そうだよ。
 姉さんに会った人の守護霊さんに頼んで、姉さんの話しをしてもらうんだ。』

「そうそう、その人に行動してもらいたいのに、なかなか動かないときなどね、
 その人の守護霊さんに『この人が動くようにメッセージを送ってください』と頼む
 ことがあるのよね。それもそういうことね。」
『うん、大切な伝言は守護霊さんに頼んで伝えてもらう、それも良い方法だよね。
 守護霊さんから改めてメッセージを送ってもらう。
 閃きや直感として、あるいはその人の思いとして出てくるようにね。』


その人となかなか大切な話ができないとき、まず守護霊さんに心の中で話しかけてみる。
守護霊さんはあなたの思いや祈りを、伝言としてその人に伝えてくれることがある。

守護霊さんの働き、やっぱり感謝だね!



  応援のクリックをお願いします


守護霊さんはひとり。
「あかね雲」の電話相談を受けていると、ご自分の前世と共に守護霊さんのことを
聞かれることが多い。
そのことについて、タルちゃんと話したことがある。

「ねぇタルちゃん。人間にはアドバイザーとして、守護霊さんが付いているでしょう。
 守護霊さんって、ご先祖様なのよね。」
『そうだよ。人間で言うDNAの受け継がれている人のことだよ。』

「どうしてご先祖様が守護霊になるの?」
『姉さん、考えてみてよ。
 人間って、なかなか言うことを聞かないこともあるし、自分勝手な思い込みもあるし、
 ワガママ勝手なところもあるでしょう。
 せっかくアドバイスをするために、魂の時に本人から頼まれて守護霊になって
 いるのに、言うことを聞かないことが続いたらどうする?』

「うーん、そんなことが続いたらきっとイヤになって、投げ出したくなるかもしれないね。」
『そうでしょう。人間は勝手なことも多いんだから・・・。
 アドバイスをしていても聞かないことが続いたら離れたくなるよね。』

「でも、離れられたら困るわよ。」
『そうだよ、誰も導かなくなったら、成長のプログラムが達成できなくなるよ。』

「その為には・・・」
『そう、何があっても決してイヤにならず、諦めることもしないアドバイザーが必要だよ。』

そっか~、だからご先祖様なんだ・・・と私は納得をした。
守護霊さんにとっては自分の大切な子孫、血筋を守る大切な子孫、だからこそイヤになる
こともなく、諦めることもなく、人生の最期までアドバイスを続けてくれるのだ。

「タルちゃん、守護霊さんって、ひとりなのでしょう。
 これは生涯において変わることはないの?」
『守護霊さんはひとりで充分だよ。
 何人も守護霊さんがいて、目標は一つだけど生き方や考え方が違って、それぞれのアドバイスを
 したら、どうなると思う?』

「うーん、幾つも答えが出てくると迷いに迷ってしまうと思う。
 それだったら、逆に答えは分からなくなるわね。」
『そうでしょう、だから守護霊さんはひとりで充分なんだよ。』

確かにねー・・・違う直感や閃きが自分の中に幾つも出てきたら、きっと私は本当の答えや、
自分が進もうとする所が分からなくなってしまいそうだ。
自分の人生プログラムを全て承知してアドバイスをしてくれるのは、ひとりで充分なんだ。


「もうひとつ教えて・・・。
 守護霊さんって、私の人生の途中で替わることがあるの?」
『替わることはないよ。
 他に何かの力がある人間がいても、人間が守護霊さんを替えることはできないよ。
 だって、人智の及ばない霊界での約束だよ。
 霊界での守護霊さんとしての約束は、決して勝手に破ることはないし、
 他から手出しはできないよ。』

『それだけ約束の意味は、重いものなんだよ。
 人間はその重さを知らないから、ずいぶん自分勝手なことを言う人が居る。
 守護霊さんとその人との約束、それは人間としての生涯を共に歩くことなんだ。』


うんうん・・・と私は聞いていた。
私が生まれた時から死ぬ時まで、お世話になります、守護霊さん!





  応援のクリックをお願いします





麻賀多神社に行こうと考えていた、ある日のことだ。
スーさんから声をかけられた。

『姉よ、これから神社に行くのであろう?』
「はい、行きますよ。何かご用ですか?」

『うん、ひとつ頼まれてくれ』
「喜んで!
 何をすれば良いのですか?」

『昨日ひとりの男が神社に来た。
 そして酒を供えて帰った。
 その酒のな、蓋を開けてくれ』
「蓋を開けるのですか?」

『そうじゃ、酒の蓋を開けてくれればワシが飲めるからな』
「蓋を開けなくても飲めるのでは?」

『確かに蓋を開けなくても飲めるのは飲める。
 しかし、そのままではまずいでな。』
「蓋をしたまま飲むのは不味くなるのですか?」


スーさんは苦笑したようだ。


『昔はな、供えるものを皿に盛ってくれた。
 酒は椀に入れたり、徳利に入れたりして供えてくれた。
 昔の人間は、供えることの意味を知っていた。
 供えることは、感謝の意味だということを知っていた。
 だから本当に食べてほしい、飲んでほしいとの心で供えてくれていた。
 だからワシらもちゃんと食べて、飲んだものだ。』
「お供えしたものは、下げていただいていました。
 子供だから分からなかったけれど、きっと味が変わっていたのでしょうね。」

『まぁな、ワシらが食べたり飲んだりした後だから、味は変わっていただろうな。』
「それでも、神様からのお下がりだから・・・と、何だか喜んで食べていましたよ。」

スーさんは、面白そうに笑っている。


『人間は供えたものは、自分たちで食べるようにしている。
 だから、今は自分たちが食べられるような供え方をする者がいる。
 酒はビンに入れて蓋をしたまま、菓子などはビニールの袋に入れたまま、果物も
 ラップに包んだままで供えている。』
「あぁ、そうですね。
 神社に行ってもお寺でも、仏壇でも見受けることがありますね。」

『そうじゃ、それが今の供え方のようじゃな。』
「あぁ、分かりました!」


スーさんは苦笑しながら頷いている。

紙や木で作られたものなら、そこにあるのは自然のもののエネルギー。
しかし、ビンやビニールやラップは人間が作り出したものだからエネルギーとしては
神々の好むところのものではない。

どのように旨い酒、美味しいものでも、神々が食べるのはそこにあるエネルギーだ。
実際の味を賞味するわけではない。

旨い酒もビンに入り、金属やビニールの蓋をしてあれば、お酒のエネルギーに蓋をして
あるもののエネルギーを含んだものを飲むようになる。
美味しい料理やお菓子も、ビニールに包まれたりラップをかけてあったりすれば、
料理やお菓子のエネルギーを食べようとする時には、どうしてもビニールやラップの
エネルギーも含まれてしまう。

だから
『不味くなる』
ことになってしまう。

お酒の大好きなスーさんは、旨い酒は旨いままに飲みたいからと、私に蓋を外すように
言ってきたのだ。

私は大いに反省をした。

私がお客様に飲み物や食べ物を出すときは、ちゃんとコップや湯飲みに入れたり、
お皿やお茶碗によそってお客様の前に置く。
それなのに、神社やお寺ではどうだろう?
仏壇や神棚ではどうだろう?

うっかり蓋をしたままに、箱のままに包んだままに置いてないだろうか。
私はスーさんに謝って、これからはちゃんと飲んでもらえるように、食べてもらえるように
しておくことを約束した。



  応援のクリックをお願いします






サルタヒコ Ⅲ
     もうひとつの神話

        「サルタヒコ」


数日間歩き続けた二人は、険しい山道を越えた所にある、ひとつの洞窟に辿り着きました。
目の前には崖があります。

「ここです。
 この洞窟の奥に、私の役目とすることがあります。」

アメノウズメはサルタヒコを振り返ると、はっきりと自分の目的の地に
着いたことを知らせました。

『ワシはここで待つか?』
「外で待っていただくのは、申し訳ございません。
 中まで来て下さいますか?
 私の役目とするところを、見ていただきとうございます。」

『そうか、ではアメノウズメの役目を見せてもらおう。』

サルタヒコは松明を作ると灯をともし、先にたって暗い洞窟の中に入って行きます。
洞窟の中は乾いており、どこかに穴があるのか、空気の流れもあります。
二人は奥へ奥へと入って行きました。

やがて行き止まりとなっている場所で、アメノウズメはサルタヒコに向かって軽くうなずくと、
無言で荷物をほどきます。
中から新しい着物を取り出すとそれに着替え、右手に宝玉を持ち、左手には薄く小さい木の板
でできたものを、2枚持ちました。
サルタヒコは松明を持ったまま離れて座り、アメノウズメのすることをじっと見ています。

やがて身支度を終えたアメノウズメは、洞窟の奥の壁に向かい、低く祈りの声をあげます。
祈りの声は低いところから始まり、だんだんと高い声となりいつしか洞窟に
響き渡るほどになります。

一心に祈っていたアメノウズメから、光がほとばしり出ます。
アメノウズメの姿は光に包まれたようになり、洞窟はその光で満たされます。
つと立ち上がると、光に包まれたまま静かに踊り始めました。

右手に持った宝玉をかざし、左手の薄い板を打ち合わせます。
早くなり遅くなり、打ち合わせる板のリズムに合わせて、足を踏みならします。
やがて祈りの声は低くなり足が止まると、アメノウズメを包んでいた光が消え、松明に照らされた
洞窟の奥に、アメノウズメは跪いています。

すると洞窟の奥の壁が、ポーッと輝き始めました。
光がひとつに集まると、そこには厳めしい顔つきをした、ひとりの男性の姿がありました。

『我に用か?』

お辞儀をしたままのアメノウズメに向かい、男性は声をかけます。

「はい。コトシロヌシ様にお願いしたいことがあり、お出向き願いました。」

アメノウズメは姿を現したコトシロヌシに向かい、熱心に何事かを話します。
頷いたり首を横に振ったりしながら、コトシロヌシは話を聞いています。

『おまえたちの頼みは分かった。
 我にできることはしよう。帰って皆にそのように伝えよ。』
「ありがとうございます!
 皆が喜びます。さっそくに帰って、皆に伝えます。」

嬉しそうに声を響かせるアメノウズメを見て、コトシロヌシは離れて座るサルタヒコに目をやりました。

目が合ったのが分かると、サルタヒコは慌てて頭を下げました。
コトシロヌシはサルタヒコに近づくと、1本の細い紐を取り出しました。
紐は白く光っています。

『これをそなたにやろう。
 良くここまで導いたな。
 これは褒美でもある。これが必要であろう?』

温かな笑みを浮かべると、恐縮しているサルタヒコに紐を渡しました。

『意味は分かるな?』
『はい!』

『では、おまえはそのように願うのだな?』
『はい、はい!願いが叶いますれば!』

『願いは叶うであろう。お互いの想いでもあることだ。』

それを聞いて、シワの多いサルタヒコの顔が輝きました。
白く光る紐を押し頂いて、サルタヒコは深く頭を下げました。
姿勢を戻すと、松明の明かりの中にアメノウズメの微笑みがあります。
無事に役目を終えて、心から安堵した表情をしています。

『アメノウズメよ、ワシはコトシロヌシ様からこの紐を授かった。
 ワシの願いは叶うと言う。この紐の意味は知っているか?
 ワシの願いは本当に叶うのだろうか?』

アメノウズメはサルタヒコの顔と、右手にある紐を見ていましたが、ニッコリ微笑むと
白い紐を自分の右手に絡ませました。

『そうか、そうか!』

嬉しそうに言うと、サルタヒコは白い紐の片方を、自分の左手に絡ませます。
じっと見つめ合った二人は手をつなぐと、今は何もない洞窟の奥に向かい、
感謝の礼を繰り返しました。

洞窟を出た二人は夫婦として、来た道を戻りながら幸せな足跡を残して行きました。



  応援のクリックをお願いします

サルタヒコ Ⅱ
       もうひとつの神話

        「サルタヒコ」


少女はサルタヒコに迎えの言葉をかけると、家の中へと誘います。
老人も軽く背中を押すようにして、家の中へと勧めます。
頷いたサルタヒコは、身を屈めると家の中へ足を踏み入れました。

家の中には数人の男女が集まっており、両手をついてサルタヒコを迎えます。
勧められた場所へ座ったサルタヒコに、酒がふるまわれました。
酒の匂いをかいで、サルタヒコは思わず顔をほころばせました。

『やや・・・酒か?
 何やら、ずいぶんと久しぶりに酒を口にする。』

旨そうに飲み干すサルタヒコの顔を、皆が笑顔で見守っています。
続けざまに飲んですっかり気分の良くなったサルタヒコは、老人の言う頼み事を聞くことにしました。

『ワシにできることなら、やってみよう。
 まずは、話すが良い。』

その言葉に老人は居ずまいを正して、話し始めました。

「ここに居る娘の名を、アメノウズメと申します。
 この娘を、ある場所まで送り届けていただきたいのです。」
『この娘を送り届けるのか?』

じっと見つめるサルタヒコの若々しい目を、アメノウズメはしっかりと受け止め、強くうなずきました。

「はい。
 私をご一緒させていただきたいのです。
 私は自分の役目により、ある所へ行かなければなりません。
 場所は分かっておりますが、そこへ行く道が分かりません。
 それで皆に相談したところ、サルタヒコ様なら連れて行っていただけようということになりました。
 お願いします。私をお連れ下さい!」

アメノウズメはサルタヒコに向かって言うと、両手をつき頭を下げました。
じっと話を聞いていたサルタヒコの脳裏には、鮮やかにひとつの山が視えていました。
すでに知っている山です。自分が道を造りながら通ってきた場所です。

『なるほど、ワシならそこを知っている。
 連れて行くこともできる。ちょっと難儀をするかもしれぬが、大丈夫か?』
「はい! 私ならどのような険しい所でも大丈夫です。
 決してご迷惑はおかけいたしません。しっかりと付いてまいります。」

紅潮した娘の顔を見やり、サルタヒコは連れて行くことを約束しました。

行くなら早い方が良かろうと言うことになり、翌日の朝日の昇ると同時に出立することにしました。
 
皆に見送られて連れ立った二人は、ずんずん先を急ぎます。
サルタヒコはいつもの自分の速度より、少し緩めて歩を進めます。
アメノウズメはそれと知り、サルタヒコの思いやりに感謝しながら、しっかりと付いて歩きます。

サルタヒコは歩きながら、これまで通ってきた場所の様々な景色や、人間や動物たちとの触れ合い
の楽しさなどを語ります。
アメノウズメは目を見開き、珍しい面白い話を夢中で聞いています。
いつもは一人で歩くことに、何の寂しさも感じていなかったサルタヒコですが、アメノウズメが
隣を歩いていることに、喜びを感じています。

幾つもの山を越え、幾つもの川を渡り、難所の度にサルタヒコはアメノウズメに手を貸します。
二人の明るい笑い声が、遠くこだまして行きました。




  応援のクリックをお願いします

サルタヒコ
 もうひとつの神話

        「サルタヒコ」


シワの多い顔に、目は若々しい輝きを放ち、ちょっと前屈みになったひとりの男性の姿があります。
白い服に包まれた体は、細いけれども俊敏な動きができるように、鍛えられて見えます。
山の中を飛ぶように走ったかと思うと、野原を楽しむようにゆったりと歩きます。
吹いてくる風を楽しみながら、風の方向を読んでいます。

小さい動物や鳥に話しかけ、ときおりお共のように連れ歩きます。
片時も休もうとはせず、歩き続け走り続けます。

良く見ていると、男が歩いたり走ったあとには、かすかではありますが草が倒れ、
石がよけられてわずかな道ができています。
付いて歩く動物たちは、男の作った道をなお踏み固めるように後に続きます。
ただ草木がなびいていただけの草原に、かすかな道ができました。
石ころだらけの荒れ地には、そこだけ石がよけられた道が続いています。

いつしか山にも道ができ、村と村を結ぶ道ができました。
道はそこに住む動物たちによって広げられ、人間たちも当たり前のように
道を使って、離れた村と交流するようになりました。

ある晴れた気持ちの良い日です。
いつものように楽しそうに歩いていた男は、離れた所に立つ老人の姿を
認めました。男が近づくと老人は頭を深く下げます。

「サルタヒコ様、お待ち申し上げておりました。」
『サルタヒコ? それは我を呼ぶことか?』

「はい。私らの間ではそのように呼ばせていただいております。」
『そうか、ならば良い。
 ワシに何か用があるのか?』

問いかけるサルタヒコに、老人は案内をするように前に立って歩き出します。

「各地を歩き、知らない場所はないというサルタヒコ様に、お願いしたいこと
 があり、このようにお待ちしておりました。」
『「いや、そう言うな。
 ワシにもまだ知らない場所はあるぞ。
 それゆえに、このようにして日夜歩き通している。
 場所を知り、道を作り、互いの行き来を促すのがワシの役目でな。』

「さようでございましたな。
 日夜歩き通して、あまり休まれることがないと伺いました。
 しかし、今夜はぜひ私の所に足を止めていただきとうございます。」
『おまえの所で足を止めよと言うか?
 何か訳があるのであろう?
 ワシが足を止めるのは、たまさかのことだ。よほどのことがある時だ。』

「はい、十分に承知しております。
 しかし、このことは他の者には頼めませぬ。
 ぜひサルタヒコ様にお願いしたいと、皆の意見が一致いたしました。」
『そうか、そう言うなら、足を止めよう。』

老人は安堵したように頷くと足を速め、風の流れに乗るように進んでいきます。
サルタヒコも同じく、地を滑るように進んで行きました。

老人はやがて1軒の家の前に立ち止まると、中へ向かって声をかけました。
声に応じて戸口から身をかがめるようにして、一人の少女が姿を現します。
少女はサルタヒコの姿に目を止めると、はにかみながらも柔らかい笑みを浮かべ、
深く頭を下げました。



  応援のクリックをお願いします




尾の島の滝
昨年の夏、長野県木曽郡の開田村にある、ひゅって・くらいすに行ったときのことだ。

今回はひゅって・くらいすから歩いて20分ほどの所にあるという、
「尾の島の滝」に行ってきた。
行く前に、くらいすのオーナーさんから

「あの滝にはね、きっと何か居ると感じているのよ!」

と聞いていたので、楽しみにしていた。

ずーっと下り坂、皆さん元気に歩き続ける。

「これって下り坂でしょ。
 行きは良いけれど、帰りは上りなんだよね~。」

歩きながら、帰りの道のりを考え、どことなく心配そうな顔も見える。

爽やかな空気に心地よい緑、滝は水量を伴って素晴らしい姿を見せてくれる。
皆は靴を脱いだり、裾をまくったりして、岩場を歩き水の中を歩く。
大量のしぶきに濡れて、服が湿っぽくなるが、これも楽しい!
あちこちで写真をとったり、ふざけあったり、賑やかな声が響き渡る。

滝つぼに飛び込み、ポケットにあった携帯を水没させた人もいる。
これも笑いと、ちょっぴり悔しさを伴った思い出?

滝にいたのは、妖怪たち。
一緒に遊んだり、遠巻きにして見たりしている。

さて、帰り道。
ずっと続く上り道、私は妖怪たちに手伝ってもらうこととなった。

両足を運ぶのにひとりずつ。
お尻を押すのにひとり。
『上半身がきついな』と思ったら、両手を引いてくれる。
『うーん、頭が・・・』と思えば、ひとり上から引っ張る。

おかげで思わぬスピードで、ぐんぐん登っていく。
心臓はバクバクするんだけど、足はスイスイ動く。
次々と追い越していく。

後ろから「早いよ~!」と声がかかる。
真剣に足を動かしている私は、苦笑するばかり。

上の道に着くと、妖怪たちは「バイバイ!」と手を振って帰って行った。

そこからは、龍の出番。
私の霊体を掴んで引っ張る。
霊体が先に行くから、つられて肉体も動く。
これも、グングン進んで行く。
あまりの引っ張られように、苦笑するしかない私。

でも、おかげで早くに上りつき、筋肉痛もなかった。
やはり、ラッキーかな???

夜中、満点の星空に天の川も見えて、皆の歓声を聞きながら
次の開田村を考えていた。



  応援のクリックをお願いします

惑星ミューの壊滅 Ⅱ
闇が勢力を広げる中でも、少数ではあったが、光を求め真剣に光を説く人々もいた。
自然を取り戻し、海や水を清め、人々の心に温かさを取り戻そうと、彼らは必死になっていた。
しかし、真剣に説く彼らを嘲笑うように、闇は勢力を広げ続けている。

やがてミューを覆い尽くした闇は、次のターゲットを地球へと定めた。

それまで何とか光に向かうべく導き、人類を見守ってきた大いなる意志は、ある決断をせざるを得なくなっていた。
ミューにおける闇の広がりをそのままにしておけば、やがて宇宙のバランスが崩れてしまう。
まして次は地球をも、闇に包み込もうとしている。
地球も魂の修行の場として存在し、そこにも多くの人類が住んでいる。
地球を守る為に、それは断固として阻止しなければならない。

惑星ミューの意志や太陽系を守る意志、他の宇宙的な大いなる意志との間で、幾つもの思考が飛び交い、話し合いが繰り返された。
その結果、惑星ミューを壊滅させることが決断された。
闇の広がりを止め、宇宙のバランスを取り戻すために、新たな行動が起こされた。

膨大な力を秘めたひとつの物体が空から現れ、惑星ミューの地中深く入り込みミューの核まで達した。そこで物体は、中に込められていた膨大な力を放出した。
惑星ミューは、まるで人が握り拳をギュッ!と握り締めるように縮み、次にその反動のように、惑星の中から外に向けて崩壊していった。

多くの人類と文明と闇が、一気に壊滅してしまったのだ。

このようにして惑星ミューは存在しなくなり、今はその名残をわずかに宇宙に留めているだけとなった。



しかし壊滅の寸前に、光を求めていた少数の人間達が宇宙へ飛び立ち、目的地である地球へと進路をとり、彼らは無事にその地へ降り立つことができた。


今のこの時代、闇が徐々に広がりつつある。

人々の心の中にも闇が入り込み、様々な事件や事故が絶え間なく起こったり、人々の心の荒廃も見られ、それを心配したり嘆く声も多く聴かれている。
この地球を惑星ミューのようにしたくない・・・その思いで、この時代を選び生まれているたくさんの魂がある。
人間として転生している魂は、その言葉や行動や思考で、愛や信頼、感謝や努力により、我が身の内から光を発している。そして光を広げ様々な気付きや成長を得ようとしている。

手を伸ばして来る闇に負けない!
光を広げ、愛を知り与え、お互いの存在を喜び合う、自然を大切にして海や水を浄化する、そんな人々の意志が今の地球を守っている。
そして、地球もそれに応えようとしている。

地球を人類を文明を守る、それもあなたの人生の目標のひとつかもしれません。



  応援のクリックをお願いします


惑星ミューの壊滅 Ⅰ
遥か・・・遥か遠い昔・・・忘れ去られてしまった星のこと。

太陽系にもうひとつ、惑星があった。
太陽を中心として、この地球と真っ正面に位置する所に、地球と同じ質量を持ち、同じ軌道を
同じ早さで回っていた惑星だ。
太陽に隠されている為に、地球からこの惑星を見ることはできなかった。

地球より随分早い時期に、この惑星ミューに生命の誕生があり、進化や発達を繰り返してきた。
様々な動物が居て、植物が育ち、陸地も海もあった。
そこには人間の姿もある。今の地球の人類と、同じ形態をしている。
やはり同じように魂を持ち、心を持ち、感情を持っている。

ミューは今の地球と同じように、魂が成長する為の修行の場として存在し、各々の人生の
経験や体験が、生と死が繰り返されていた。

様々な人類が存在し、いろいろな種類の言葉もあるが、ミュー全体に共通する言葉も存在し、
どこの地へ赴いても言葉が通じあえる場でもあった。
人間はどこの土地へ行こうとも、言葉の隔たりというものがない故に、お互いの文化や文明の
交流も発達も容易であり、素晴らしいものがあった。

初めのうちは自然との交流が素直に行われ、明るく生き生きとした人類の発達だったが、
年月が流れるごとに、人類はより高度な文明や発達を目指すようになっていった。

ミューの海や土地や自然は、人類の発達や文明の発展の為にという名目で荒らされ、
自然の木々や草花はだんだんと失われた。
失われた自然の代わりは人工的に作られたもので補われ、酸素でさえ人工的に作られ、
大気に放出されるようになっていた。
心や温かさを伴わない文明に、なっていったのだ。

それを当たり前として過ごすようになった人類は、自然の中にいて触れて感じた安らぎや、
たくさんの学びや気付きを捨ててしまうこととなる。
人々の身の周りや世界が、人工的なもので覆われてしまったことから、やがて人類は心の中に
ある愛や、思いやりや温かな感情、豊かな感情を表現したり、伝えたりすることから、
だんだんと遠ざかって行くようになってしまう。

それはいつしか、人々の中にある光を奪うことになり、光の代わりに闇が人々の心に入り込む
ようになっていた。
文明はより高度になり発達しているけれど、そこに住む人々の心は荒廃し、外に太陽の明るさ
はあるけれど、人々が発する光は乏しいものになっている。
いつしか心の中に入り込まれた闇の存在を、人々が気付くことはない。。
闇はより闇を広げ、人々の心の闇も深くしていた。

つづく


  応援のクリックをお願いします


神々のお手配 Ⅱ
私が自分で決めてきた、幾つもの目標。
これまでに、幾つの目標がかなったのだろう。

どうしてもなりたかった幼稚園の先生。
ふと目にした求人票に書かれていたのは、家の近くにある保育園と幼稚園が併設されている園。
さっそく問い合わせをして、ワクワク ドキドキしながら面接に行ったのを覚えている。

小学1年生のときの担任の先生が大好きで、
「学校の先生になるんだ!」
と小学生の時から決めていた私。


「タルちゃん、私は小学校の先生になりたいと思っていたんだけど、結局は幼稚園の先生になった。
 幼稚園もとても楽しかったし、なりたくてなった幼稚園の先生だから悔いはないの。
 そうすると、私の目標は、本当は幼稚園の先生だったの?」
『そうだよ。幼稚園の先生になると決めていた。
 だから目標が自然に小学校の先生から、幼稚園の先生になったでしょう。
 ぼくたちがお手配をしたのは、やはり幼稚園への就職だったんだよ。』

「先生になりたい、先生になりたい・・・と思っていたものね。
 幾つかの会社の面接を受けたけど、合格しなかった。
 だから、私って駄目なんじゃないかと思った日もあるんだけど、それも関係があるの?」
『あるよ。
 だって幼稚園の先生になると決めているのに、他の会社に合格したら先生になれないよ。
 だから、いくつ会社の面接や試験を受けても、きっと落ち続けていただろうね。』

「ワァ・・・それは辛いかもしれない。
 どうしても落ちるの?」
『姉さんの場合は、落ちるようになっていたけどね。』

「違う場合もあるの?」
『あるよ。
 そんな時は、たとえ会社員になったとしても、どこか違う・・・と思って転職をするだろうね。
 自分の目標に辿り着くまで、繰り返すかもしれないね。それも経験だから・・・。』

「そうなんだ。
 では、どうしてもお手配に辿り着くようになっているということなの?」
『そうはいかないこともあるんだよね。
 自分のやりたいことを見つける努力を怠ったり、途中で諦めたりすると、お手配まで
 届かないで終わったりすることもあるよ。』

「え~、そんな時は、せっかくのお手配はどうなるの?」
『いつのまにか消えてしまうよ。
 だって、本人が諦めたり辞めたりするんだから、目標そのものがなくなってしまう。
 だから、お手配も必要がなくなるんだ。だから・・・消える。』

「何だか、勿体ないね。」
『本当に勿体ないよ。ぼくたちの働きが無駄になるんだもの。』



ウッ・・・見えない世界による人間のためのお手配、せっかくのお働きが消えてしまう。
それもその人の選択だから、タルちゃんたちは何も言わない。
何も言われないからこそ、私は自分の目標を達成するために頑張りたいと思う。



  応援のクリックをお願いします

神々のお手配。
私たちは様々な希望や目標を持って、日々の生活をしたり、人生を送ったりしている。
小さな願い事から、人生の大きな目的まで、実にたくさんの事を思いながら過ごしている。

希望を叶える為に、人生の目的を達成する為に、繰り返し思ったり、ビジョンとして
明確なものにしたり、自分自身に誓ったり、神々に祈ったりもする。

そのどれに対しても、神々は同じ行動をとっている。

それは、目標や希望を達成するための「お手配」をすることであり、それを成し得る為
の道筋を、照らしつづけることだ。

人間が自分自身の希望や目標を達成するように努力を続けたとき、まるでそうと分かって
いたように、思いがけなくうまく事が運ぶ、必要な人との出会いがある、運が良いように思う、
用意されていたように整っていく・・・お手配とは、まさにそういうことだ。

ただし、そのお手配に達するまでには、そこまでのプロセスがある。

神々によるお手配はあっても、そこにたどり着くようになるには、その都度の人間の選択があり、
努力を続けることがとても大切だ。
お手配されたところまで歩くのは、その人自身の歩みによるということだ。

強く思い続けること、決意をすること、覚悟をすること、希望を持って進むこと、そこに至る
までを真剣に考え実行すること、それは全てその人の努力による。

進む道の選択をして、努力をして、それが実を結んだ時、願いが叶った時、初めてそこに
お手配のあったことを知ることができる。
それをお手配と分からずとも、喜びや感謝や達成感や幸せと感じることができれば良い。

いくら祈っても、思い続けても、何もせずにそこに居るだけでは、その人の行動や努力がなければ、
お手配をされている所には辿り着けない。
辿り着くように歩き続けるのは、その人自身なのだ。

たくさんの人々の祈り、心からの祈りや思いを聞き届け、神々はその人その人にあったお手配を
する為に、忙しく動いている。
ご用意して下さったお手配を、決して無駄にすることのないように、そこに辿り着くように、
いつも明るく努力を続けて行きたいと思う。



  応援のクリックをお願いします

動物の死
「ペットのネコが死んじゃったんです~(;;)」

涙声で電話がかかってきた。

「死んじゃったあのネコは、どこに行ったのですか?」

15年の年月を家族として共に過ごし、最期まで看取ったという話に、私は頷いた。

私も11年前に、8年間を共に過ごしたアメリカンショートヘアのロッキーを亡くした。

ロッキーの毎朝の日課だった散歩に出てすぐに、車にはねられた。
新聞配達の人が見ていて、彼はロッキーが我が家のネコだということを知っており、
慌てて私に知らせてくれた。

急いで出てロッキーの側に行ったが、即死だったらしくもう息はなかった。
まだ温かいロッキーを抱いて家に連れて帰り、家族と共に見送った。

その日は涙が出るばかりで、何も感じなかった。

しかし、翌日から私は常にロッキーを身近に感じており、時には視ることもあった。
ロッキーに触ることはできなかったが、私の呼びかけに応じてくれていた。

そして4日目でロッキーはいなくなり、その後私はロッキーを視ることも感じることもない。


今こうなって、私は知り得たことがある。

ロッキーは彼の魂の故郷である、動物たちのための霊界へと帰った行ったのだと・・・。

動物は死に関してはとても従順だ。
死をそのままに受け入れる。死を怖れることもなく、ただありのままに受け入れる。
動物たちにも、霊界への案内をするものが迎えに来る。
そのものに導かれて、静かに霊界へと向かう。

人間が霊界へと向かう49日の期間と同じように、動物にもお別れを言う期間がある。
それは3日から1週間の間だ。その間に、動物たちは霊界へと向かう。
動物たちの魂が、自らこの世に残ることはない。
動物の霊がほとんど存在をしないのは、人間と違いこの世への未練がないからだ。

ただ・・・たまに動物の霊を視ることがある。
それは彼らの意思で残ったのではなく、飼い主であった人間の嘆きが深く、霊界へ
向かおうとするペットを、足止めしてしまうことになった結果だ。

家族と同様のペットを亡くした嘆き、私も何度も経験をしている。
大切なペットを亡くした悲しみは深い。
でも、覚えておいてほしい。
家族同様のペットだからこそ、悲しみと共に愛を持って見送ることが大切だということを!




  応援のクリックをお願いします








貢物?
ある日の夜、私がのんびりとテレビを見ていた時のこと。
左の目の端に、何か白いものを感じる。

「ン? なに?」

視ると、私の左側に白い箱が浮かんでいる。

「何だろうなぁ・・・」

と思いつつもテレビの方が気になる。


テレビを見ていると、だんだん白い箱が近づいてくる。
近付くにつれて、それが大きな箱だということが分かった。
とうとう、ソファまで来てしまい、私の左側に デン と置かれた。

私「何ですか~、この箱は?」
?『貢ぎものです。』

私「見えない世界から私へ貢ぎ物?それはないでしょう。」
?『えーと、では人間の言葉で、何と言ったら良いのでしょうか?』

私「中身によると思うのですが、中身は何ですか?」
?『中には人間に伝えるものが、たくさん入っています。
  いづれあなたが書くようになるものです。』

正直、ずっこけました(><)


私「それは貢ぎ物とは言いません。
  私に『この中のものを書け、仕事をせよ』と言うことではないですか。」
?『あー、まさにその通りです。あなたのお仕事です。
  では、渡しましたよ。』

私「エェ~、この箱の中身・・・全部ですか?」
?『はい、そうです。
  中にいっぱい詰まっていますから・・・』

私「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」(;;)

ィエ~ィ! 皆さんお楽しみに!!!(泣)



  応援のクリックをお願いします

幽界と浮遊霊。
人間の魂が創られたとき、魂の帰る場所として霊界が創られた。

人間が生まれてからの人生、一生涯を生き抜いたあと死を迎える。
死ねば魂は肉体から離れて、死神のお迎えを受け霊界へと帰っていく。
初めのうち、それは当然のこととして行われていた。

死はすなわち、そのまま霊界への旅立ちになっていた。

ところが人間の歴史が進むにつれて、死んでも様々なマイナスの感情を抱えたまま、
死神の説得を受け入れずに霊界へと帰ることを拒み、この世に残る魂が出てきた。
この世に魂が残っても肉体がないのだから、存在する場所がない。

人間界でもなく霊界でもなく、残った魂たちが彷徨う幽界ができてしまった。

幽界はやむを得ず創られた所だから、光がない。
霊界に戻らなかった魂の悲しみや、心配や、恨みや、怒りや、怨念が凝り固まっている。
彷徨う魂、俗に言う浮遊霊となった魂の居る、暗くて冷たい所になっている。

幽界には時間の流れがない。
数百年、数千年でも浮遊霊はただ彷徨い続ける。

幽界は霊界とは違うから、次への転生ができない。
亡くなった時代のままに、何も変わることなくあり続ける。
過ぎた自分の人生への反省をすることもできず、時が止まったままにあり続けるのが
幽界と呼ばれる世界だ。

浮遊霊の中には成仏を求める霊もいる、供養を求める霊もいる。
幽界に居る意味を知り、そこから抜け出したいと願い、視える人や感じる人に訴えたり
話しかけたり、脅したりもすることがある。
誰か縁のない人に憑いて、その人からエネルギーを取るようにもなる。
浮遊霊は憑いたり離れたりする、分かってくれる『誰か』成仏させてくれる『誰か』を探し求めるのだ。

人間は必ず死を迎える。
その時には幽界に残らないように、私は心残りのないような人生を生きたい。




  応援のクリックをお願いします

来ましたね♪
朝の食事の後片付けをしていると、何も理由がないのにいきなりウキウキしてきた。
なんだろうな~このウキウキは・・・?
考えたが何も思い浮かばない、でもウキウキしている。

家事を済ませ、歯医者に行き治療を済ませて、買い物をして帰る事にした。
昨日のうちに食材は買い込んでいるので、ネコ缶を少し買うくらいで大丈夫。
そう思いながら店内を歩き回っていた。

台所用品売り場で、やたら真剣に探し物をしている自分に気付いた。

「エッ? 私ってばここで何を買うの? 買うものがあったっけ?」

うーん、別にいますぐ必要な物はないなぁ・・・場所を変えよう・・・。

その頃から私はウロウロと、やたらに店内を歩き始めた。
えーと、何か買う物があったっけ?
ないはずなんだけど・・・、帰っても良いよね・・・。

頭では帰ろうと考えているのに、なぜか帰る気持にならず歩き回る。
そして、また台所用品のところで真剣に何かを探す私がいる。

台所用品? またウキウキしてきた。
鈍い私、やっと気付いた! 荒神さんが来ている♪

そうか、荒神さんが何かを探していたんだ、じゃぁ、私も探しましょう!
体が動くに任せていると、包丁を取り上げる。
切れ味の良さそうな、少々高めの値段が書いてある包丁だ。

私が使っている包丁は切れ味が悪い、新しいのが欲しかったようで買い物籠に入れる。

次に洗い桶の所で足が止まる。
ステンレス製で、底にゴムが付いているのに目が止まり手に取る。
私の顔がニンマリしてくる・・・エッ?嬉しそうに笑う私?
今の洗い桶は傷が付いていて、汚れも落ちにくくなっている、そういうことなのね。

スポンジは決まっていたようで、サッサと籠に入れる。

荒神さんの気が済んだのか、スーッと台所用品売り場から離れて次へ向かう。
足が止まったのは、台所用のマットの前だ。

うーん、確かに・・・。
マットの汚れは洗っても落ちなくなっている。
新しいのを購入ですね(^^)

レジで支払いを済ませたら、エレベーターですぐに上がっていく。

案の定、夕飯のおかずは豪華に品数が並んだ。

「いつまでいるの?」
『買い物は済ませたから、もう帰る』

でも、買った品物はまだ袋の中にある。
明日はしっかりと台所の掃除をして、新しいものを置くことにする。
そう思ったら、ニッコリと笑ってくれた。

荒神さん、台所のことをどこで視ていたのかな(^^;




  応援のクリックをお願いします






去った方。
ある日、私が瞑想をしていた時のことだ。
いきなり右肩を叩く強い力があった。
目を開けて見ると、そこには大きな方が座っている。

私にはその方が誰だか分かっていた。

『姉よ、ワシは去る。
 それを伝えに来た。』
「去ってしまわれるのですか?
 もうお力は貸せないと・・・。」

『そうだ。
 様々に伝えてきたが、あの男にはもうワシの声は聞こえぬ。
 聞こうともせぬ。
 ゆえにもう力は貸せぬ。だから去る。』
「あなたが去ったことが、あの人にわかりますか?」

『分からぬだろうな。
 分かるようならまだ見込みもあるが・・・。』
「では、この先あの人はどのようにして役目をしていくのでしょう?」

『もう役目はできぬ。
 ワシが去れば、あの力はもうないに等しい。』
「伝えるべきでしょうか。」

『おそらく聞かぬだろう。
 己の道を違えたことに気付かぬ者だ。
 姉よりも自分の方が上だと思うている。
 下だと決めている姉の言うことは聞かぬよ。』
「ではどうすれば・・・。」

『放っておくがよい。
 いずれ分かる日がくるだろう。』
「分かりました。」

『姉が心を煩わせることはない。
 あの男が自分で選んだ道だ。』
「はい・・・」


大きな方は私の肩を軽く叩くと、去って行った。

ある男の人は、今世において大きな役目を持っていた。
そして大きな方は、その役目のために力を貸していた。
男の人がどのように道を違えたのか、大きな方は私には教えなかった。
おそらく私の知るところではなかったのだろう。

人間は自分の人生において、必ず役目を持って生まれている。
せっかく決めてきた大切な役目。
やる!と決めたならやり遂げたい。
それが何よりも自分の為だということに、人の役に立ち社会の役にも立つこと
だと、気付きたい。



  応援のクリックをお願いします


妖怪のタヌキ
秋も深まったある日、Kさんがひどい腰痛で、腰を屈めながら訪ねてきた。
様子を視ると、どうもただ腰を痛めているだけではなさそうだ。

話を聞いてみると、幼稚園の頃から背中や腰に痛みや重さがあり、毎晩父親に
背中と腰をさすってもらいながら眠っていたとのこと。
医者に行ってもはっきりとした原因が分からず、遊びすぎだ成長痛だと言われながら
きたが、未だに痛みも重さも治らないそうだ。

霊視してみると・・・、そこに視えた モノ に思わず笑ってしまった。
イヤイヤ 申し訳ない。

なんとそこには 恥ずかしそうな申し訳なさそうな顔をした、太った妖怪のタヌキ
がいた。話を聞いてみると

20年ほど前(Kさんがちょうど幼稚園のころ)妖怪タヌキが林をうろついていると、
そこで走り回っていたKさんと鉢合わせになり、霊体がスッポリはまり込んだ状態に
なってしまった。
幾度となく抜けようと試みたが叶わず、現在に至っていると言うことだ。
妖怪のタヌキは、今の人間の目には見えず、タヌキも知らせる術がなく、重なったままに
なっているとのこと。

そこでKさんに生活について聞いてみた。

「実は卵焼きが大好物で、それも夜中に6個ほど卵を使い、甘い卵焼きを作って食べ
るのが何よりの楽しみなのです。それに酒も大好きで、すぐに一升瓶が並んでしまいま
す。飲んでもあまり酔わない、強いんですよ。
ただ、月に1~2度夜中に2時間ほど、家の中を散々歩き回るんだそうです。 オレ
にはまったく覚えがないし、両親や家内は夢遊病ではないかと心配しているんですが。」

このままではKさんにもタヌキにも良くない。
タヌキをKさんから取り出すと、タヌキは何度も何度も、お礼とお詫びを繰り返していた。
幸い帰る住処は分かるというので、もう近付かないように言って帰した。

Kさんは「腰の痛みと重さがすっかりなくなりました。こんなにスッキリしたのは
初めてです。」と喜んで帰っていった。

後日 Kさんから大笑いしながら電話が掛かってきた。

「イヤァ、先日はありがとうございました。腰はもうすっかり大丈夫です。
 何ともありません。20年悩んだのが嘘のようです。
 実は、あの日から1度も卵焼きを食べていないんです。あんなに大好物だったのに。
 それに酒も付き合いでは飲むけど、家ではほとんど飲まなくなりました。
 飲むと、酔ってしまうようになったんです。
 そして今月は1度も夜中に歩き回っていないそうです。
 家内は、卵が減らない、酒代がかからなくなった、夜 安心して眠れると大喜びして
 いるんです。もしかして、あれは全部タヌキの仕業だったということですか?」

そういうことだったのだと、 一緒になって大笑いした。


  応援のクリックをお願いします

日本酒
数年前のある日、私はKさんと会うことになっていた。
しかしその日は急用ができ、どうしても早めに切り上げなければならなくなった。
でも、会うことを楽しみにしているKさんに、どう切り出して良いものか、
結論が出ないまま、約束のお店へと向かうことになった。

まず日本酒で乾杯。
お酒には弱く、ほとんどアルコール類は飲まない私だが、一口飲んで驚いた!
世界のどこを探したらこんな味があるのかしら? というくらい、まさに『甘露』!

「エッ? お酒ってこんなに美味しいの? 素晴らしい!」

3杯、私は最上級の味を、酔いもせず、まさに味わい楽しんでいた。
そして4杯目を口にした私は「なんだ、これお酒じゃない。」と言った。
普通にお酒の味として感じ、そのままテーブルに置いた。
しかし、他の人達は「さっきから同じ酒を飲んでいるんだよ。」と言う。
私は一人、首を捻っていた。

2時間楽しい会話が続いた。
「あぁ、もうそろそろ時間になるかな・・・。」
隣に座っている友人に、声をかけようと振り向いた。
その途端に クラッ と目眩のような感覚を覚え、手を着いた。
「大丈夫ですか?」と腕を支えてくれた友人に「大丈夫よ。」と応えた私に、
周囲から大爆笑が起こった。

「お姉さんが酔っぱらった!」

「大丈夫よ。」と私は言っていたが、そこに居た皆には「らいりょうふよ!」
「らいりょうふらったら・・・」と聞こえていたのだと言う。
その後いきなり眠り込もうとした私を見て、「これ以上お引き留めしても・・・」と
Kさんは快く帰してくれた。

車に乗り込んで10分後、私の酔いはすっかり醒めていた。
おかげで急用の方には、間に合った。

「3杯飲んだ」と自覚している私に、皆は声を揃えて
「4杯飲んだ。5杯目を置いたんだよ」
と言うばかり。1杯分の記憶は消されていた。

見えない世界の方はお酒のアルコール分を抜いて、私に 甘露 を味わわせてくれた。
見えない世界の方は、お酒のエキスを味わい楽しんだようだ。しかも、4杯分。
そして、約束の時間に間に合うように、いきなり私の身体にアルコールを送り込み、
瞬間に酔わせてしまった。

相談をしていた事を、見えない世界の方は聞いていた。
どうしたら良いかと案を練り、その結果、私の身体を使うことにしたのだという。
その日の事は、双方に笑い話として残っている。
勝手に身体を使われた私は文句も言えず、未だにただ苦笑するばかりだ。



  応援のクリックをお願いします

デジャヴュって なに?
あかね雲を書きながら質問をいただいたこともあるし、友人や仲間の人たちと話し
ながら疑問として、出てきたこともある。

「ねぇ、この場面を知っている気がするんだけど・・・。」
「前にもこれと同じことをしたような気がする・・・。」
「私、ここに来たのは初めてなのに、前にここに来た気がするんだけど・・」
「この場所を知っているみたい。この横に階段があるでしょう?
 そうそう、やぱりここよ! でも、初めてよね・・・」

皆さんの間でも、このような会話が交わされたことはないだろうか。
一般にデジャヴュと言われている現象について、話したことはないだろうか。

タルちゃんが教えてくれた。

『人間にデジャヴュってあるでしょう。
 面白いことが分かったよ!』
「エッ? なに?なに?教えてよ。
 デジャヴュって、私も分かっているようで、実は漠然としたものでしかなかった。
 デジャビュって何なのか知りたい、教えて!」

『人間はね、生まれる前に霊界で自分の人生プログラムを作るよね。
 どのような場面で人と会う・・・とか、どのような場所に行くとか・・・
 大切な場面などは、細かく書くこともあるんだよ。』
「自分でプログラムを書くから、設定も自分で作るということね。」

『そうだよ。
 敏感な人や、自分のアンテナを磨いている人は、自分で自分の人生プログラムの
 一場面を、ふと視ることがあるんだよ。それがデジャヴュなんだ。』
「ヘェ~、自分で自分の人生プログラムを視るの?」

『そうなんだよ。その瞬間に、自分で書いた人生プログラムを視る。』
「すごい! それって、確実に自分の人生プログラムの通りになっているということ
 だよね! 自分の歩いてきた道が、ちゃんと真っ直ぐだと言うことだよね!」

『その通り!
 デジャヴュを何度も視たり、感じたりしている人は、自分で決めてきた道を
 しっかり歩いていることを、自分で自分に教えていることにもなるね。』
「そうなんだ~!
 デジャヴュって、自分の人生プログラムを、改めて今の自分で視ているのね。」

『そうだよ、人間って面白いね!
 夢でも自分に教えることもあるし、どこかで必ず教えているね。 
 敏感な人でこれまで何度もデジャヴュを視ていた人が、近頃はほとんど視ること
 がない・・・なんて言い出したら、もしかしたら、少し道がずれてきているのか
 もしれないと、自分を真剣に省みた方が良いかもしれないね。
 必ずしも・・・と言うわけではないけれど、自分を省みたり、戒めたりする材料
 にはなると思うよ。』

そうなんだ・・・デジャヴュも自分の為にあることなんだ。
デジャヴュとは、垣間見る魂の記憶。
自分で書いた人生プログラムの中にあることを、今の自分が経験していることだった。


  応援のクリックをお願いします




前世
私がこれまで視た人の前世、それは全て人間としての前世だった。
人間以外の前世として、視たことがない。
人間は、やはり人間としての転生を繰り返すことになるのだろうか?
それとも、何か人間以外の転生の時もあるのだろうか?

タルちゃん、教えて!

『人間は人間だよ。
 人間の魂は、人間として生まれるように創られているんだ。』
「人間として創られているということは、他の動物にはならないと言うこと?」

『そうだよ、人間は人間であって、他の動物にはならないよ。』
「どうして?」

『そもそも、初めから魂として創られているエネルギーが違うんだ。
エネルギーの質もレベルも違うんだ。
 だから、人間は人間としての転生を繰り返して、成長していくんだよ。』


そうなんだ、だから私が視る人間の前世は、全てが人間なんだ・・・。



「人間の魂と他の生物の魂では、目的が違うの?」

『姉さ、良いところに気付いたね。
 人間の魂は、成長するために創られているんだ。
 他の動物では、なかなか成長ができない。
 他の動物には、生物としての役目がある。
 食物連鎖や地球に必要な生物として、様々な形や種類に創られている。
 だからそれはそれで存在価値があるんだよ。』



「地球に必要な生物? どんなことに必要なの?」
『地球を創り上げている様々なもの、自然を創り上げている様々なもの。
 お互いに共生しあうものもあるね。
 人間が生きていく上でも必要なもの。
 どんなことに役立つのか、それは人間が見つけていくことだよ。』

そうなんだ、だからいろいろな研究者が動物や魚の生態を研究しているのね。





  応援のクリックをお願いします


ニポの心配り。
ニポはカムイコタンの一族、カムイコタンの望むところを汲みながら、
ニポ自身で動き回ってもいる。
ニポは北海道を守り、まとめることにも力を尽くしている。

北海道はもともと魔界との接点が多く存在する場所でもあり、人々は知らずに
影響を受けていることもあり、せっかく出会い共に成長をすることができるのに、
お互いに足を引っ張り合ったり、反発したりする結果になってしまう。

魔界の闇の影響を受けないようにするには、人間が自分の気持や考え方や生き方を
しっかりと保つしかない。

ニポはいろいろなメッセージを送りながら、人間に気付かせようとする。

メッセージは言葉ではない。
その人の閃きや気付きとして、自らの中に出てくるものだ。

『まったくねぇ、気付いてほしいわ!
 私が送るのは、その人が気付くように!ということなのよ。
 言葉で命令するようなものではないわ。
 その人が自分の中から、湧き上がるような気持になることが必要なのよ。
 だからこそ、私たちは頑張っているんだから!
 北海道に住んでいるのは人間なのよ。
 その人間が北海道を守らなくてどうするの!
 自分の住む土地よ、本当に大切に住んでほしいわ。
 私たちがいくら頑張っても、人間がお互いにいがみ合っていたり反発していたら
 守るはしから、人間が壊していくようなものなのよ。
 そこに気付いてほしいのに、なんでこんなに気付かないのかしらね。
 人間がお互いに理解しあい、助け合い支えあってこそ守れるのに・・・
 人間同士、自分たちでちゃんと向き合って、真剣に話し合ってほしいわね。』


ニポの言葉を聞きながら、私は北海道だけの問題ではないと思った。

日本に住む八百万の神々や妖怪たちは、本当に真剣に日本を守り、私たち人間を見守っている。

それに報いるには、私たち人間同士がお互いの居る意味を知り、考え、向きあい話し合って
いくことが大切なのだと、ニポの言葉から私は改めて思った。




  応援のクリックをお願いします



地震や土砂崩れ
現在の様々な事件や事故、人々の在り方などを見て、未来を憂える人間が増えている。
何かを感じ、何かに気付き、何かをしなくては・・・何かをしたいと焦燥感にかられたり、
世の中を変えたいと望んでいる人間も、多数いる。


今この時代は、ムーやアトランティスの最後と、同じ様相を呈している。
人々の心が荒廃したり、今の世に増えている闇のモノに影響されたりして、時には
目を覆いたくなるような、様々な事件や事故が起こっている。

自然破壊が進み、地球が汚染されている。
自然は時に災害として、人類に注意を与え、警告を発している。


頻繁に地震が起きることについて、聞いてみた。

『溜まったエネルギーを、小出しにして出しておる。
 一気に出すのを押さえ、被害を少なくとどめておる。』

できるだけ被害を大きくしないよう、押さえているとのこと。
人間にとっては暮らしが中断されるようなことも、見えない世界ではできるだけの
ことをしていることが、土地神さんより知らされた。


以前に土砂崩れの起きた所の土地神さんにも、聞いてみた。

『あの土地には闇が溜まっており、闇を潰すには土砂を持ってする他になかった。
 あの時に亡くなった者達は、人間には分からぬであろうが、全て寿命の来ていた
 者達であった。自分の寿命を終える為に、あそこに居たのだ。』

土地神さんは、悲痛な声で私に伝えてきた。

私たちの目には、それらの出来事がただ災害として写り、家を無くし、怪我をし、
命を亡くしたことを、悲しむ気持ちの方が大きくなる。
それは人間としての、当然の感情であり行動でもある。

しかし、自然は決してむやみに人の命を奪うことはしない。
そこには厳然とした、命の約束があるからだ。

人間の目には見えないところで闇が横行し、人々の心身はそれらの影響を受け、
神界はそれらを憂えながら、闇との戦いを続けている。

私たちの身の回りに起こる、それらの出来事に目を向け、耳を傾け、そこから
自分の為すべきことに、気付かなければならない時が来ている。

闇の大きくなったこの時代を、今 人間一人一人が本気で変えなければならない。

それには、人々が自分の人生を真剣に考え、自分の為すべきこと、今できること、
やりたいこと、人生の目標などを知り、しっかりと実行することだ。

お互いへの愛や思いやり、心からの感謝、努力を続けたことによる成長。
自分の成すべきことを本気で実行し、自ら成長して人類の本来あるべき姿へと
歩き続けることが大切だということに、気付いて欲しい。


  応援のクリックをお願いします

メダカは5匹?
友人のMさんが
「メダカを飼いたい!」
と言うようになって、自宅でメダカを増やしているOさんが譲ることになった。

Oさんはメダカを入れる大きな鉢を用意して、メダカを5匹持ってきた。

Mさんは喜んで、ベランダに鉢を置き水草を居れ、メダカの居場所とした。

2歳のAちゃんも珍しそうに鉢を覗き込んでは、メダカが居ることを確かめていた。

MさんもAちゃんも私たちも、何度も何度も覗きこんでは、メダカが5匹いることを
確かめては喜んでいた。

いきなりAちゃんが鉢に手を入れて、バシャバシャと水をかき混ぜた。

慌てたMさんが
「ダメ!」
と大きな声を出して鉢を覗き込んだ。

見ていると、何度も鉢を覗き込み、とうとう水草を出してしまった。


「どうしたの?」

Oさんと私が近づくと、Mさんは怪訝な顔をしている。

「何かあったのですか?」

Oさんが改めて聞くと、怪訝な顔のままでMさんが頷いている。

「メダカ・・・さっきまで5匹いましたよね?」
「いたよ!」
「いましたよ!」

Oさんと私は顔を見合わせると鉢を覗き込み、メダカの数を数えた。

1・・2・・3・・・・・・・・3匹? 3匹しかいない! 何度数えても3匹!

さっきAちゃんが水をかき混ぜていた!
私たちは大急ぎで鉢の周囲を探し回った。
しかし、3人でどんなに探しても、残りの2匹のメダカは見付からない。

どうしたんだろう? さっきまでは確かに5匹居た、それは何度も確かめている。
しかし、今は3匹しかいない。

「どうしてなの~?」
『この家はね、メダカを3匹飼うのがちょうど良かったんだ。』

『Oさんにね、3匹だよ・・・と伝えたんだけど、分からなかったようで5匹持ってきた。
 だから飼ってはいけない2匹を戻したんだ。』

「戻したの? どこに?」

タルちゃんは笑って教えてくれなかった。
2匹のメダカはOさんの家の鉢に戻ったのだろうか?
それとも、他の世界のどこかに戻ったのだろうか?

それは未だに謎だ。




  応援のクリックをお願いします


スサノオノミコとクシナダヒメ
        もうひとつの神話


      「スサノオノミコトとクシナダヒメ」


びしょぬれになって飛び起きたスサノオノミコトは、目の前に立っている
とても美しい娘に、目を奪われていました。
両手で顔をぬぐったスサノオノミコトは、確かめるように娘に声をかけます。

『わしに水をかけたのは、そなたか?』

娘は悪びれもせず軽く頷くと
「何度声をかけ、ゆすっても、全然目を覚ましませんでした。
 それで申し訳ないと思ったのですが、どうしても起きていただきたくて
 こうして水をかけてしまいました。」
さわやかな声で言ってのけます。

あまりの潔い言い方に怒るわけにもいかず、スサノオノミコトはただ苦笑して
立ち上がりました。娘の背の高さは、ミコトの胸のあたりまでしかありません。
『このように濡れたままでは・・・』
「そうですね。
 我が家へおいで下さいませ。着物を着替えていただきましょう。」
そう言うと、娘は先に立って歩き出しました。
スサノオノミコトは歩調を合わせ、娘の横に並んで話しかけます。

『わしを起こしたのには、何か理由があるのであろう?』
「はい。各地でのスサノオ様のご活躍は皆の知るところでございます。
 私の方でも困った事が起きております。
 思案にあぐねておりましたところに、お名前を伺いました。
 それでお力を貸していただこうと、こうして参りました。」
『そうか・・・。
 わしで役に立つのなら喜んで力も貸そうが、乱暴な起こし方であったな。』

娘は、はにかんだように微笑むとスサノオノミコトに向き直り、軽く頭を下げました。
ミコトも思わず微笑むと、また一緒に歩き出しました。

並んで歩く二人の間では、いつしか話が弾んでいます。
聞き上手な娘につられて、ミコトはこれまでの武勇伝を語って聞かせます。
長い道のりも、面白く語り語られる二人には、まったく苦にならない様子でした。
やがて川のほとりに建つ家に、娘はスサノオノミコトを案内し、招き入れました。

「やっ、クシナダ、帰ったか?
 おぉ、スサノオノミコト様をお連れできたのか?」

家の中にいた老人が顔に喜色を浮かべ、娘を迎え入れました。
その様子を見てとった母親らしい老女が、お椀を捧げ持ちミコトの前に置きます。

「ようこそ、おいで下さいました。これで一安心です。」
「私はアシナヅチ、これは妻のテナヅチ、そして娘のクシナダです。」
『そうか、クシナダヒメと言うか。』

スサノオノミコトは、両親と共に頭を下げるクシナダヒメを改めて見やると、
3人から話を聞くことにしました。 

村ではスサノオノミコトを迎えて、ささやかな宴が設けられました。
集まってきた大勢が逞しいミコトの姿に安心したのか、安堵の声とにこやかな顔になり
口々に言葉を交わしています。

「スサノオノミコト様に来ていただいて、これで安心でございます。」
「ほんとうに・・・皆で散々悩んでおりました。」
人々の言葉に頷きながら、スサノオノミコトは言葉をつなぎます。

『皆が困っているという話は聞いた。
 あの山に双頭の大蛇が棲むというのだな。
 そして、その大蛇は山に住む鳥や獣のみならず、人々をも喰らうという。
 その為にこの辺りの山や森は荒らされ、人々は恐れて生活もままならぬという。
 それでワシを呼びにきたと・・・。』
「はい、その通りでございます。
 今までも力自慢の若い者や、人数を集めて大蛇に向かっていったことも、
 何度もございます。知恵を出し合って、罠を仕掛けたり囲んだりしたことも
 ございました。しかし、そのことごとくが失敗に終わり、多数の命をなくす
 ことになってしまいました。
 もう、これ以上の策は尽きたと・・・皆で思いあぐねていたところです。」

これまでの事を思い出したのでしょう。
あちこちで悲痛な声が聞こえてきます。
スサノオノミコトは人々の様子に目をやり、深くうなずきました。
『ワシで役に立つのなら、その大蛇に向かってみよう。』

その言葉に、皆の顔が明るくなります。
クシナダヒメがミコトの碗に酒をつぎ、ニッコリと微笑みました。

翌朝、スサノオノミコトはいつもと同じように剣を持ち、大蛇の棲む山へ
向かって行きました。ミコトの左手には、1本の笹が握られています。
昨夜月の中をクシナダヒメにより摘まれ、酒に浸され清められた笹です。
笹は朝日を受けてきらめいています。

山を登り始めた時、スサノオノミコトは凄まじい邪気を感じました。
敵意と殺意のこもった凄まじい邪気です。
左手の笹を顔の前にかかげ、スサノオノミコトはズンズン登って行きます。
周りの景色は強い邪気で揺らぎますが、笹に守られたミコトの目はしっかりと
前を見据えています。
山の頂上にたどり着いたとき、ミコトは下にある谷に広がる黒雲のような邪気
の固まりを目にしました。
『ここか・・・ここに棲まうか。』

一息深呼吸したスサノオノミコトは、一気に谷の邪気に向かって走り降ります。
左手の笹は細かく揺らぎながらも、しっかりとミコトの目を守ります。
『クシナダヒメよ、心を込めて祈ったな。』
走り続けるミコトの口から、思わず言葉がもれました。

剣を右手に持ち足を速めるスサノオノミコトの姿は、やがて大きな光となって、
黒雲の中に飛び込みます。黒雲の中では凄まじい声が響きわたり、光が縦横無尽
に走り回っています。光は大きくなったり小さくなったりを繰り返しながら、
黒雲を突き破る勢いで動き回ります。

やがて黒雲は薄らぎ始めたかと思うと、一気に雲散霧消してしまいました。
谷底に黒く固まっていたものは薙ぎ払われ、荒れ地となっているそこには
スサノオノミコトがひとり立っているだけです。

左手に持っていた笹は、役目を終えたように、静かに散っていきました。
スサノオノミコトは剣を納め、天に向かって何事かをつぶやきました。
するとそれに応じたごとく、いくつもの小さな光が舞い降りてきます。
小さな光は静かに地に沈みます。
するとそこの土は軟らかくなり、やがて緑の芽があちこちでふき出しました。
スサノオノミコトはニッコリとほほえむと、
『緑となり栄えん!』
と言い残すと、谷を去って行きました。

山の麓には多くの人々が集まり、スサノオノミコトの帰りを待っていました。
ミコトの姿を見かけると大きな歓声が上がり、人々は我先にとミコトの側へ
走り寄って行きます。
「ありがとうございます! ありがたいことでございます!
 これで我らは救われました!
 安心して、この地で暮らしていけます。」
口々にミコトに感謝の言葉を伝えます。
ひざまずき祈りを捧げる者もいます。

スサノオノミコトはそれらの人々に応えていましたが、やがて輪の中から離れ、
クシナダヒメの元へと歩いて行きました。

『ヒメよ、そなたの笹のおかげで大蛇を退治することができた。』
「笹がお役に立ちましたか。
 嬉しいことでございます。」

『ヒメの祈りのこもった笹であったな。
 だからこそ、我は助けられもしたのだ。』

スサノオノミコトの言葉に、クシナダヒメは嬉しそうにうなずきました。
クシナダヒメの笑顔に目をとめながら、スサノオノミコトはひとつの決意を口にします。

『クシナダヒメ、こののち我が妻として側におらぬか?』

一瞬強くスサノオノミコトを見たクシナダヒメは、両手をミコトに向けて差し伸べました。
スサノオノミコトは喜んでその手を取ると光となり、一気に上がって行きました。

高天原では二人を迎えて、盛大な祝宴が開かれました。


  応援のクリックをお願いします




スサノオノミコト
         もうひとつの神話   


         「スサノオノミコト」

高天原から、ひとつの光が飛び出しました。
光は龍を呼び、龍の頭の後ろに乗った光は、はるか下の地上を目指して、
グングン降下して行きました。
やがてふわりと空中に停止した龍から、光はひときわ大きく輝き飛び降りました。

地上に降り立った光は、ひとりの男性の姿として現れました。
精悍な顔立ちの逞しい若者です。
その瞳は輝き、ワクワクするような面白そうな表情を浮かべています。
周囲をグルリと見渡し、深呼吸をするような仕草をすると、力強く歩き始めます。
最初は地響きを立てるような歩き方で「おっとっと・・・」と苦笑いをしていま
したが、やがて歩き方に慣れたのでしょう、大地も静かになりました。

彼を見つけて、獣たちが姿を現します。
しかし、近寄って来ようとはせず、じっと遠くから見ています。
彼は獣たちに呼びかけますが、その姿に何か畏れをいだいたのか、獣たちは遠巻き
にして見ているだけです。呼びかけても近寄ってはこない獣たちにガッカリした
のか、やがて知らん顔で歩きすぎるようになりました。

しばらく歩き続けると、ひとりの老人が姿を見せ、彼に向かって深く頭を下げます。
「お待ちしておりました。
 ようこそ地上へお越し下さいました。」
『我を知っておるのか?』

「はい、承っております。
 私はこの土地を守っておる者です。
 上からの知らせは、すでに届いております。
 お名前をして『スサノオノミコト』様と呼ばせていただきます。」
『スサノオノミコト・・・それが我を表すものか?』

「はい、皆のものが心して、スサノオノミコト様をお待ちしております。」
『心してか?』
「はい。」

スサノオノミコトから、思わず苦笑がもれました。
老人の言葉の意味するところを察したのでしょう。
老人に伴われて、スサノオノミコトは自分の成すべきことを思いながら、
歩を進めて行きました。

地上に降り立ったスサノオノミコトは、迎えに現れた老人に伴われ、大山の麓に
赴きました。そこには荒くれた闇のモノや、それらに影響をされた人間たちが
群れており、各々が勝手放題に各所を荒らし回っていました。

カッと目を見開いたスサノオノミコトは、逞しい腕に剣を握り、縦横無尽に彼ら
の間を走り回りました。スサノオノミコトが走り回った後には、地に倒れ伏した
人間たちが目を閉じ、何事もなかったように、安らかな呼吸を繰り返しています。
剣に触れた闇のモノは塵となり、かすかな痕跡をとどめているばかりです。
老人は満足そうな笑みを浮かべ、スサノオノミコトを眺めています。

「さすがでございます。良くぞなさいました。
 強いことを伺ってはおりましたが、ここまで迅速に退治下さるとは思いの他
 でございました。まことにありがたいことでございます。」
『強いとか? 乱暴者とでも聞いていたのであろう。』

「地上での悲惨さを、高天原に訴えました。
 その折りに『強きものつかわそう』と伝えられました。
 ただ、強さは高天原にあるよりも、人間界にあってこそ役立とうと・・・。」

スサノオノミコトはそれを聞き大声で笑い、その笑い声はなお力強くこだまし
ながら、各地へと広がって行きました。スサノオノミコト地上にありと知った
土地神や、能力のある者たちは、こぞって伝言をしてきました。
いづれも、我が土地に来てほしいとの嘆願です。
自分の持てる力を、思う存分に発揮できると知ったスサノオノミコトは、それら
の伝言を喜び、勇んで出向いて行きました。

精悍な顔に眼光鋭く、剣を持っては各地を平定するスサノオノミコトの名前は、
たちまちのうちに人々の間に知れ渡り、すっかり人気者となりました。
平定した地では人々が喜び、感謝の言葉と共に酒を振る舞い、昼夜を問わない
宴会となり、スサノオノミコトはすっかり酔っぱらってしまいました。

上機嫌のスサノオノミコトは大きな月のかかる夜空の下、香りの良い草の上に
寝ころび、大いびきで寝入ってしまいました。
夜明けの鳥がさえずり、青空に高く陽が登りましたが、まだスサノオノミコトは
目覚めません。気持ちよさそうに眠ってばかりいます。
軽い足音が近づき、スサノオノミコトの横に膝をつくと、軽く声をかけます。
いびきが止まないのを知ると、揺すって起こそうとします。
しかし、ぐっすりと眠っているからでしょう、少しも目覚めようとしません。
何度繰り返しても起きないのにあきれたのか、ため息がもれます。
一度離れていった足音が戻ってきた時には、その両手に大きな壺がありました。

スサノオノミコトの横に立ち、じっと見つめていましたが、やがて見計らった
ように、壺をスサノオノミコトの上に一気に傾けました。
ザザザーーーッ
壺の水は、勢い良くスサノオノミコトの顔にぶちまけられました。

『ワワワー、ブワワアー、な・何事だ!!!』

飛び起きたスサノオノミコトの目に写ったのは、涼しい目をしたとても美しい
娘の姿でした。




  応援のクリックをお願いします



ガルーダの息子
昨年のバリ島からの帰り、成田空港でツアーの仲間たちと荷物が届くのを待っていた。

いきなり背中がボワン!と暑くなり、サワサワと何かが首や肩や頭に触る。
ンン?この感触には覚えがある・・・。

手を後ろに持っていくとスリスリしてくる。
背中に感じていたら、ビジョンが届いた。
そこに居たのは、なんとガルーダの息子だ。

仲間たちと何となく離れがたく、お茶をしてから解散ということになった。
私はハーブティーを頼んだ。
ガルーダの息子が
『飲む!』
と言う。

「いいよ。」
少し飲んで
『まずい、フルーツがいい』
(人のものだよ、贅沢言わないの!)
Yちゃんがオレンジジュースを飲んでいるのを発見。
許可も得ずに飲んでいる(オイオイ)

うーん、この息子はずいぶんとわがままに育っている。
ガルーダやーい、甘やかし過ぎですよ~!

ガルーダから通信が届いた。

「エッ?この子を躾するの?
 言うことを聞かなさそうだよ~」
『よろしく頼む』
アリャ~、ガルーダ本人から頼まれてしまった。
(躾は親の役目でしょうが!)

ガルーダの息子は、厳しく躾けられる「御嶽山」の龍の所に預けられた。
身の程知らずにも、さっそくわがままぶりを発揮してやりあい、コテンパンに叱られた。
さすがに シュン としていたそうだ。

私は、ガルーダの息子の後始末をするはめになった。
まぁ、預かってきた身、仕方がないね(^^;

私が開田村から帰るとき、さすがにおとなしく見送りに来ていた。

ガルーダの息子よ、しっかり成長して帰っておいで!



  応援のクリックをお願いします

ムーの初め。
遥かな昔、海を圧倒するような大きさで、ムー大陸は存在していた。

広大な大地には人々が群れ集い、各地に様々な大きさの集落を形成していた。
集落は平和な空気に満たされており、人々の暮らしも気質も穏やかなものだった。
人々は太陽を信仰し、日々に敬虔な祈りを捧げている。

いくつもの村のなかのひとつに、「光の民人」と呼ばれる一族がいる。
この一族は他の人々とは少々姿が異なっていた。
瞳は一様にブラウンで、薄い褐色の肌は光沢があり、穏やかな風貌のなかに神秘的な
ものを漂わせていた。

「光の民人」と呼ばれる一族は、皆そろっての能力者でもあった。
他にはない霊的な力を持っていたり、超能力と呼ばれるような力さえ持っていた。
この能力は他の部落の人々の導きともなり、癒しともなっている。

予言者の発する言葉を人々は真剣に聞き、そこから自分たちが今しなければならない
ことや、これから立ち向かうべきことなどを知った。

傷つき病に冒された者たちは、薬草や水やストーンや癒す手を求めて、遠くからでも
訪ねてきた。「光の民人」の住む部落には、今で言えば病院ともいえる場所があり、
食事や寝床が供されて病が癒え、傷が治るまで滞在を許されている。

悩みや教えや導きを請う者たちは、広場の中央に設けられている聖なる場所へと
集まり、そこで自分の番が来るまでじっと待っている。
先を争う者はなく、それぞれが自分の立場をわきまえた言動でその時を待っている。

「光の民人」は訪れる人々の訴えるところを聞き、それに応じた答えを導き、
あるいは与えてその者たちの部落に帰していた。
争いごともなく、人々は平和な満ち足りた生活を送っていた。

まだ科学は発達しておらず、精神的な鍛錬と向上がなされている。
ムー大陸の文明は、やっと日の出を迎えたところだった。


  応援のクリックをお願いします

魂の誕生。
宇宙創世のとき、大いなる意志は、目的があって光から闇を生じさせた。
光のみでは、目的を達するために必要な、膨大なエネルギーを生産する事が
出来なかったからだ。

光と光がぶつかることによって闇を創り、光と闇のエネルギーを合わせることに
よって、壮大な宇宙空間と、多数の惑星や恒星からなる銀河系などの、幾つもの
星系を創りだした。

太陽から発せられる光とエネルギーにより、やがて惑星の上に大いなる意志の
目的のひとつであった、生命を誕生させることができた。
初めはただ蠢く小さなもの、やがてその小さなものに固有の意志を与えるべく、
新たなエネルギーを誕生させた。

新たなエネルギーは、宇宙の中心にある、創始の光と闇から送られてくる
エネルギーを使い、透明で小さな軽い球体として創られた。
これが、魂の誕生だ。

魂はいづれ、広大な宇宙を支えるエネルギーに戻ることを、最終目的としている。

大いなる意志は数え切れないほど多くの、魂としてのエネルギー体を誕生させたが、
魂が宇宙を支える為のエネルギーとなるほどに成長するには、膨大な時間を必要とする。
小さな個々のエネルギーが、それぞれに充分となるほどに、エネルギーの密度を濃くし
ていくこと、それが魂の成長に他ならない。

惑星上に光の存在として創られたエネルギー体の魂だけでは、成長する為に必要な闇も
ぶつかり合いもない。そこで魂の成長を目的として、光と闇を同時に存在させ、様々な
経験や体験を通して成長するように、形有る入れ物を創ることにした。

まず小さなものから始まり、それぞれに発展や発達を遂げるように、個々の目的とした
情報を持った遺伝子を組み込み、環境や変化を自在にした。
魂は個々の遺伝子に合ったエネルギー体として、用意された。

植物は、植物の遺伝子とエネルギーを持っている。
虫や魚や他の動物たちは、それぞれの遺伝子に見合ったエネルギー体としての魂を
持っている。

そして人間は、その肉体としての形態や発達により、一番大きな目的を持った魂として
用意された。内に光と闇を持ち、心を持ち、感情を持ち、感覚を備え、思考し、大いなる
成長を遂げる為の存在となった。



  応援のクリックをお願いします



プロフィール

あかね雲

Author:あかね雲
私が触れた不思議な世界と、ご縁のあった出来事などを気の向くままに書いていきます。

人気ブログランキングに参加しています。応援クリックよろしくお願いします。
人気blogランキングへ



最近の記事



最近のコメント



最近のトラックバック



月別アーカイブ



カテゴリー



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



ブログ内検索



RSSフィード



リンク

このブログをリンクに追加する





上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。